56.ジュリエッタに試乗してきました (2012年02月05日)

  先週、アルファロメオ岐阜さんからジュリエッタのデビュー・フェアの案内が届きました。
このクルマの発売をとても楽しみにしていたので、さっそく試乗してきました。

(このページの写真は、全て他サイトからの転載です。悪しからず。。。。)

今のサンデー・パパ家は、僕がもっぱらプジョー407で、家内がプントという2台体制です。
しかし、僕の現在の勤務先は公共交通機関で通勤できますし、家族構成が変わってきたので、今なら一家に1台だけでも構わないのです。
でも、家内が近所のスーパーマーケットにお買い物行くのに407は大きすぎますし、高速道路を使ってバヒューンと長距離を遠出するのに、プントではちょっと疲れます。
1台体制にするなら、ゴルフなどのBセグメントが丁度良さそうに思います。

しかし、ゴルフはスタイルも室内のデザインも、面白味に欠けています。
プジョー307も、デザインは悪くないのですが、ちょっと全長が短くて背が高すぎるのが気になります。
もう少しセダンっぽいデザインの伸びやかさが欲しかったのですよね。
 
そんなBセグメントの中で、最も期待していたのが、このジュリエッタなんですよ。
4ドアなのに2ドアっぽい流れるようなスタイルや、外形寸法などは僕の好みにジャストフィット!
1.4Lという排気量も、プントと税金が同じなのが経済的で良いですよね。

ミトと同じ8C譲りのフロントスタイルは、これからのアルファの顔になることが予想されますが、盾型グリルの迫力に比べると、ライト周りがちょっと間延びしたような印象なのが、好き嫌いがありそうです。

それに比べて、このテールのデザインは素晴らしいですね!!
特にテールライトのデザインが秀逸で、ブレーキを踏んだ時、後車に「おっ!」と新鮮な驚きを与えること間違いなしです!
ミトの丸いテールライトは、見る人によっては子供っぽく感じる人もいたと思いますが、このテールライトなら大丈夫です。(笑)

ワクワクする気持ちを抑えながら、僕が運転席に、家内が助手席に乗り込みました。

乗り込んで最初の第一印象は、「ん? なんだか暗くて狭い?!」
407のルーミーで広々とした車内に比べると、明らかに暗くて狭い穴蔵に入り込んだ感じです。
これを「スパルタンでスポーティ!」と感じるか、「え〜っ?、なんか狭いわ!」と感じるか。。。。
うちの家内の印象は、残念ながら後者の方でした。(汗)
家内に言わせると、「プントと広さがあんまり変わらない感じ・・・・」とのこと。
う〜ん。確かに包まれ感は最高なんですが、ダッシュボードがそそり立っているので、狭く感じることは否めません。
特に407のフロントガラスやプントのサイドガラスはとても大きいので、めちゃくちゃ明るくて視界が良いんです。それに比べると、う〜ん。。。。。慣れの問題だとも思いますが。

ダッシュボードは、一番廉価モデルの「スプリント」の場合、このような色パネルとなります。

これっ。なかなか良いですよね。
僕は、この色パネルが気に入ってますが、このままではナビが取り付けられません。。。。


ところが、試乗車は国産のナビを取り付けるために、このパネルがカーボン調パネルに取り替えられていました。
ナビを取り付けられるように、国内販売用にこんな大きなダッシュボードをパネルごと特別仕様で作成してくれるなんて、アルファにしては快挙ですよね!

ただ、個人的には、これの色パネル仕様もあれば良いのですが。。。


ATは、デュアルクラッチのTCT6速です。
昔のアルファATは、機械式シフトがあまり上手ではなくて、ちょっと乗りにくかったのですが、このATはとても乗りやすかったです。
ちゃんとクリープもありますので、トルコンタイプのATと全く遜色ありません。
シフトチェンジのショックもほとんど無く、うちの407のトルコン式ATよりも自然な感じがしました。
ただし、踏切の坂道で一旦停止したら、発進時にスッと後退したのには、ちょっと焦りました。
後退はほんの一瞬で止まるのですが、初めて乗る人はドキッとしますね。

シフトレバーの横にあるレバーをダイナミックに切り替えると、ターボの過給圧も上がって、シフトも低めのギアで引っ張ります。なかなか爽快です。


メーター周りも、とてもスポーティな印象です。

ただし速度計は、はっきり言って見難くかったです。
メーターそのものが小径であることに加えて、目盛が細かく、おまけにとても奥まった位置にあるので、瞬時に速度を判別するのが難しかったです。
このメーターでは、ギリギリ捕まらない程度の速度で飛ばすのは、至難の業ですね。(笑)


乗り心地は、居住性抜群の407に比べると、明らかに固かったです。(爆)
一番ベーシックグレードである「スプリント」の205/55−16ですらこの乗り心地なのですから、「コンペティオーネ」の17インチや、さらに上級の「クアドリフォリオヴェルデ」の18インチなんかだと、凄いことになるのでしょうねぇ。。。

でも、プントのようにドタドタした感じではなく、とても剛性感のあるガッチリした足回りで、安心して飛ばせるものでした。
ハンドリングもドッシリしていて、道路の轍なんかにステアリングを取られることもありません。これは大したものです。これなら、思いっきりアクセルを踏み込んでも(試乗車なので、実際は遠慮しましたが・・・)左右に振られることもなく、安心して飛ばせそうです。
  加速感は、ターボのタイムラグを感じることもなく、スムーズなものでした。低速でもそこそこトルクがあるので、ゆったりアクセルを踏んでも、もたもた感はほとんどありません。
なによりも、低速のエンジン音(排気音?)が良いですね。走る気にさせてくれます。
(ただし、407のV6 3Lエンジンをアクセル全開した時の迫力には勝てませんけどね(笑))

いや〜っ、それにしてもこれで1.4L。プントと同じ自動車税で済むのですから、最近の技術は凄いですね。これで、もう少し広々感があってルーミーな室内なら、最高に良いんですけどね。。。
中古車になって安くなってきたら、食指が動きそうです。
   
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