58.マフラーを補修しました (2012年06月17日)
先週、家内がプントを駐車するところを車外で見守っていたら、いつもの心地よいエクゾーストノートに混じって、車体の中央付近から、何やら「ボソボソ」という変な異音がします。 |
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「ムムッ! この音はもしかして、マフラーが破れている・・・?!」 そこで今日、プントをジャッキアップして点検です。 車体の下に潜るため、安全のために、ガレージジャッキ2台とウマ2台を噛ませて持ち上げます。 |
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すると、エンジンをかけて原因を探すまでもなく、エクゾーストパイプが錆びて穴が開いてました。(泣) 場所は後席の足元あたり。センターサイレンサーの後で、ガソリンタンクを避けるために直角に曲がっている所です。1.5cm程の楕円の穴が開いてました。 この穴を手で塞いでみると、「ボソボソ」という異音は聞こえなくなるので、間違いないでしょう。 その他にも、写真の通り、エクゾーストパイプが3カ所ほど点々と錆びています。 |
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この程度の穴なら、Holtsの補修キットを使えば修理可能でしょう。 ということで、購入してきたのは、「GUN GUN パテ」と「GUN GUN パンテージ(包帯)」 「パテ」だけでも大丈夫なか? と思ったのですが、うまく穴を塞げなかった場合に、作業の途中で買い出しに走るのは面倒なので、念のために「バンテージ(包帯)」も購入したのです。 パテで塞いで、その上からバンテージを巻けば良いだろうと、考えました。 |
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パテを盛りつける前に、まずは錆を綺麗に落とす必要があります。 金ブラシと、電動ドリルに金ブラシを取り付けたものを用意。 広い部分は電動ドリルを使って、狭い部分は金ブラシでゴシゴシと擦って、錆を落としました。 |
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こちらがサビを落としたところです。 もっと綺麗な地金が出てくるかと思ったのですが、金属が焼けて茶色くなっているのか、何故かこれ以上綺麗になりません。 そして、穴の開いた曲がり角から10cmほどの場所で、錆が酷かった部分を磨くと、錆の下から小さな穴が現れてきました。 「あちゃ〜」こちらも放置していたら、大穴が開くのが時間の問題でしたね。 |
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これらの部分が何処なのか、場所が分かりやすいように少しカメラを引いて撮影してみました。 ガソリンタンクの手前ですね。 |
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いよいよパテを指に付けて、少しずつ盛っていきます。 穴の部分だけでなく、錆を落とした部分も、表面の塗装を兼ねてパテを塗りつけておきました。 パテは練り歯磨きより少し固い程度の粘度なので、塗るのは簡単です。しかし、直ぐに硬化しないので、一度に厚く盛ると、重力で垂れてきます。 何度かに分けて少しずつ盛ろうとすると、今度は最初に盛ったパテが指に着いてきて取れてしまい、なかなかうまくいきません。 本当は少しずつ乾かしながら塗ると良いのでしょうけど、それでは時間がかかって仕方ありません。 |
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このバテは、自然乾燥で硬化させると一昼夜かかりますが、エンジンの排気熱で暖めれば20分〜30分で硬化するとのことです。 そこで、厚く盛っておいて直ぐにエンジンを掛けて、速攻で硬化させることにしました。 ところが、エンジンを掛けた途端、またもや「ボソボソ」という異音がするではありませんか! なんと、まだ硬化していないパテが排気圧で内側から押されて、「ポロッ」と取れてしまいました。 |
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やはり、無精してはいけないようです。 そこで今度は、ヘアドライヤーで暖めながら、少しずつ硬化させて盛りつけていきました。 更に今度は、パテの上からアルミテープを巻いて、排気圧でパテが飛ばされないようにしました。 このアルミテープは、「トタン屋根の補修用」としてホームセンターで販売されているもので、以前に別の工作に使用した残りが余っていたものです。 |
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アルミテープは、「パテが硬化するまでの仮留め」のつもりだったのですが、意外にピッタリと密着して強度もありそうです。そこで急遽方針変更して、このまま補強剤として使用することにしました。 アルミテープの上から更にパテを盛って、アルミテープごとパテで固定しました。 結局、バンテージは使用しませんでしたが、これで完璧でしょう!! |
この状態でエンジンを掛けてみましたが、今度は大丈夫です。 そのまま30分ほどアイドリングしてパテを硬化させましたが、もう排気の漏れ音はどこからも聞こえません。 大成功でした。! せっかく購入した「バンテージ」は、また今度穴が開いた時に使用することにしましょう。(笑) |
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