11.サスペンション交換(2001.11.03) |
先日、同じプントELXに乗る「ゾーゾー」さんという方より、「アイバッハのスプリングが要らなくなったので、安価でお譲りしますよ!」と言う甘い誘惑が来ました。 このスプリングは半年ほど使用されたものですが、最近、車高調式のサスペンションに交換したので、ガレージに転がっているとか・・・
「棚からぼた餅」とはこのこと。速攻で本日(11月3日)ゾーゾーさんちの秘密基地に赴いて、ゾーゾーさんにお手伝いをお願いしてサスペンションを交換することにしました。
当日はあいにくの雨でしたが、ゾーゾーさんの秘密基地はクルマが余裕で入る工場なので、何不自由なく作業ができました。工具類も充実していて、コンプレッサーやインパクトレンチなんかもあります。スゴ〜イ!
更に当日は「ELXの紀坊(ノリボウ)さんご夫婦」に「HGTアバルトの谷井さん」、「スポルティングアバルトのnabeさんご家族」「スポルティングアバルトのよしさん」まで揃って、さながら「おわこまミニオフ」状態となりました。
皆さんにもお手伝い頂いて、工場の中でワイワイ・ガヤガヤやりながらの楽しい作業となりました。 |
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まずELXをジャッキアップして、アブソーバーの頂点にあるボルトを緩めておきます。
次に、アブソーバーに留めてあるブレーキホースとABSの配線を外します。
ロアブラケットのボルトを外して、アブソーバー頂点のお皿を外すと、このようにサスペンションをゴッソリと外すことができます。
ロアブラケットのボルトを抜く際には、車軸のハブの部分を足で踏んづけて、下に押し下げながら抜くのがコツでした。
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新しいスプリングを組み付ける前に、ゾーゾーさんのアドバイスに従い、アッパーブラケットの取り付け方向などを確認しておきます。
写真のサスペンションはフロントの左側です。
アッパーブラケットは、おへそが飛び出ている方が後ろ側になります。
また、スプリングシートの部分は、「切り欠き」部分が外側に来るようにセットしてあります。
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スプリングコンプレッサーを使ってスプリングを縮め、アッパーブラケットを留めてあるボルトを外しているところです。ちなみに、今作業しているのは、ゾーゾーさんです。(ありがとうございます)
アブソーバーのシャフト部分にアーレンチ(「アーレン・レンチ」の間違いでした(^_^;; しおさんご指摘ありがとうござます!)を差し込んで共回りしないようにして、19mmのメガネレンチでボルトを緩めていきます。 |
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これが外した純正のスプリングとアイバッハとの比較です。
アイバッハは、純正に比べて7〜8cmほど短い感じです。
さて、これでどの程度車高が下がるのでしょうか?
できあがってのお楽しみです・・・・!! |
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アイバッハのスプリングをショックに組み込んでいるところです。
このがっしりしたスプリングコンブレッサーは、紀坊さんが持参してくれたものを使わせてもらっています。
左右バラバラのスプリングコンプレッサーも使っみましたが、インパクトレンチを使って締めている最中に、突然ズルッと滑ってスプリングコンプレッサーが2本とも片側に寄ってしまいしまた。スプリングが弓なりに曲がってしまい、危ないところでした。
それに比べると、このスプリングコンプレッサーは4カ所同時に締め付けることがきますので、圧倒的に安定感があります。
さすがに良い工具は違います。紀坊さん。ありがとうございました。 |
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サスペンションを外した時の逆の手順で組み付けていきます。
できあがりはこのようになりました。
別件ですが、ブレーキローターが予想外にすり減っていることを発見しました。
まだ14000kmしか走行していないのに、ちょっとショックです。 |
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ここで使った工具を紹介します。
ブレーキパイプとABS配線を留めているボルトは、10mmで、ソケットレンチを使用しました。
ロアブラケットを留めているボルトとナットは、フロント側が15mmで、リア側が17mmです。
リア側の17mmをソケットレンチで外す際は、ボルトの頭が出っぱっているので、ディープソケットが必要となります。
この他に、アッパーブラケットを外すためには、19mmのメガネレンチと8mmのアーレンチが要ります。 |
フロント側の交換だけで、所用時間はちょうど2時間でした。
夜7時を過ぎて皆さん腹ペコを我慢して頂いてましたので、リアの交換は、後日自分ですることにしました。
ELXはもともと、フロントに比べて、リアのホイールハウスの隙間はそれほど広くありません。
そんな訳で、当面はリアは純正のまま乗ってみようと思います。
さて、実際に乗ってみての感想です。
なんと驚くことに、ノーマルよりも乗り心地が良くなりました。ノーマルは少しゴツゴツ感のあるサスペンションだったのですが、これが随分マイルドになりました。バネレートはアイバッハの方が高いはずなのに、不思議な現象です!
コーナリングは最初少しロールしますが、そのあとグッと踏ん張るので、アンダーステアが少なくなった感じです。
ステアリングもスイスイと軽快になり、とっても良い感じです。
ステアリングの操舵力も軽くなりましたが、これは車高が落ちたことによるアライメントの変化が原因のようです。
ゾーゾーさんのアドバイスのによると、車高を落とすと、そのままでは「トーアウト」になってしまうそうです。
確かに、フロントタイヤは目で見ても解るほどトーアウトになっています。後日、顔見知りの自動車修理工場で調整してもらったところ、11度もトーアウトになっていました。
今回の結果は、見た目、乗り心地、操作性ともに想像以上に良くなり、大満足!です。
ゾーゾーさん、紀坊さん、nabeさん、よしさん、谷井さん。
皆さん、ご協力頂きありがとうございました。 |
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さて、これが装着後の画像です。
昨夜の雨降り走行後、まだ洗車していないので汚くてゴメンナサイ。
写真ではあまり良く分かりませんが、フロントが2〜3cmダウンして、フェンダーアーチとタイヤとの隙間は、リアと同じ程度となりました。
車高を下げ過ぎると「下品」になってしまうので、ちょうど良い感じです。
これまた大満足!です。 |