17.発煙筒をダッシュボード下へ移動(2003.10.11)
 
以前から気になっていたのですが、プントの発煙筒は、車検を満たすために、こんな格好悪い位置に設置されています。

ドアポケットにあと付けでウレタンラバーが押し込んであり、その隙間に「コロン」と差し込んであるだけなんですが、これが国内仕様の「定位置」なんです。

これでは乗り降りする際に目に付きますし、専用のスペースではないので、運転中はカタコトと音がします。
そこで、国産車などによくある、助手席側のダッシュボードの下に装着できないか、と考えてみました。

助手席側のダッシュボード下には、このようにエアコンのフィルタやファンなどがあります。この辺りの乗り降りに邪魔にならない場所に、発煙筒を持って来たいのです。

このためには、普段は発煙筒をうまく保持して、いざと言うときは直ぐに発煙筒を取り外せるようなブラケットのようなパーツが必要です。
そこで、いつも行くホームセンターを徘徊すると、こんな部品が目にとまりました。
矢崎化工(株)の「イレクター」という、金属パイプにプラスチックコーティングした工作用のパイプがありますが、これは、そのパイプを壁や柱に止めるためのプラスチック製の「繋ぎ手」です

見つけた瞬間、「これだ!」とピンときました(^_^)v
発煙筒の直径を測って行った訳ではないのですが、何となく良さそうな感じです。価格は「50円」なので、ダメもとで速攻で購入しました。

家に帰って発煙筒を差し込んでみると、これがなんとドンピシャサイズ!!
発煙筒を傷つけることもなく、ずれることもなく、ピタッとくわえ込みます。
まるで、この為にある部品みたい・・・。
さて次は、この継ぎ手をどうやってダッシュボード下に取り付けるかです。

ダッシュボードの下に潜り込んで見上げると、ちょうど良い位置にエアコンファンとフィルターを止めるためのネジがあるではないですか!(写真の黄色で囲んだネジです)

このネジを外して、ここに「継ぎ手」を共締めすることにしました。
これが「継ぎ手」を共締めしたところです。

発煙筒はそれほど重いものではないので、ネジ1本だけでも、強度的には問題なさそうです。しかし、実際に発煙筒を取り付けて手で動かしてみると、ネジをかなりキツく締めても、「継ぎ手」がネジを中心に回ってしまいます。

よく見ると、エアコンファン側のプラスチック部分は縁取りがあり、これが突起となって、平たい「継ぎ手」と密着していません。
そこで、この縁取り部分のプラスチックをカッターナイフで削って平らにして、さらに両面テープを貼り付けて、「継ぎ手」を密着させました。
これで「継ぎ手」はガッチリとボディ側に止まりました。

発煙筒はこんな感じて装着します。
(この写真は、助手席の下に潜り込んで上を向いて撮影したものです)

継ぎ手のプラスチックはそれほど固くないので、発煙筒を真下に引っ張れば、簡単に外すことができます。横にスライドさせても外せます。
車内から見ると、こんな感じです。
この写真は、助手席の座面の高さあたりから撮影したので、実際に助手席に座った目線では、発煙筒は殆ど目に入りません。

この位置であれば、車検に必要とされる条件は満たしていると思います。
また、乗り降りで足をぶつけることもありませんので、ベストの位置だと思います。
運転席の方から見ると、こんな感じです。
この写真もかなり、かがみ込んで撮影したものなので、普通に座った目線では、殆ど見えません。

「いや〜っ、我ながら実にうまくいった」と、自画自賛しています。
何といっても材料代が、「たったの50円!」というのが自慢です。
プント愛好家の方に是非広めたいですね。

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