21.ブレーキパッド交換&アライメント調整(2004.09.26) | |
最近、プントを運転していて感じるのは、直進性の悪さと不整地での挙動の悪さです。 ノーマルに比べて、インチアップしている(14インチ→15インチ)。リム幅を変えている(5J→6.5J)オフセットを変えている (35mm→20mm)。太いタイヤを履いている(165→205)。フロントのみ車高を落としている(アイバッハのダウンサス)。と、確かに悪条件は揃っていますが、それにしてもなぁ・・・という感じです。 最も大きな原因は、ダウンサスを組み込んだ時にアライメント調整していないことだと思います。 そこで、自宅から30分程の距離にある有名な「イタ車、フランス車、イギリス車御用達ショップ」に行って、遅ればせながらアライメント調整をお願いしてきました。 とりあえず、リフトアップして下回りを点検してもらったところ、「サンデー・パパさん。プレーキパッドが完全に危険水準まで減ってますよ!」とのこと。新車からまだ1万7千キロしか走行してないのに、そんなに減るかな? と見てみると、なんと本当にもうほとんどパッドが残ってません!! しかもローターも2mm近く摩耗して、縁の部分と大きく段差がついてしまってます。 そう言えば、ベクトラを購入して以来7〜8ヶ月、プントはもっぱら家内ばかりが乗ってたので、ブレーキパッドやローターなんて全然ノーマークでした。(ちょっと反省・・・) と言うわけで、アライメント調整だけのつもりが、急遽、ブレーキパッドとローターも交換してもらうことになりました。 |
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ブレーキパッドは、「クランツ」の「GIGA’S ベーシック」というパッドにしました。 理由は、純正に比べて「大幅に減りが少なくて、ブレーキダストも少ない」という宣伝文句だからです。 「減らなくてダストが少ない」と聞くと、どうしても効きが心配になります。 ショップの人の説明では、「ノーマルより効かない、と言うお客さんは居ませんでしたよ」とのこと。その言葉を信じて、このパッドにしました。 |
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このパッドは、「2年間または2万キロの耐久性を保証します」とのことで、保証書まで付いてきました。耐久性にはよほど自信があるのでしょうね。 交換後は、ブルーのパッドがホイールの隙間からこのように見えてます。 ちょっと気恥ずかしい気もしますが、まあそのうち徐々にダストで目立たなくなるでしょうけどね。(笑) |
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遠くから見ても、パッドのブルーはこのように見えてます。 うちのプントのボディカラーからすると、本当はオレンジか赤の方が良かったんですけどね。 |
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新品時のパッドの厚みはこんな具合です。 7〜8mmといった感じでしょうか。 かなり分厚いイメージです。 |
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こちらが、すり減ったブレーキパッド。 厚みは1〜2mmしか残ってません。 両面ともこのくらい減っている訳ですから、ブレーキのピストンは10mm近くも出っぱってたことになります。こうなると、ブレーキンク時のピストンにかかる斜め方向への負荷もバカになりません。 もっと早く気付いてあげるべきでした。 |
交換後のブレーキフィーリングですが、最初の数キロは「げげっ、全然効かないじゃん!」と、びっくり。 新品なので当たりが取れていないせいもありますが、これは今までより早めにブレーキを踏まないといけません。 その後しばらく走行するとかなり改善されましたが、やはり純正に比べるとフィーリングは今ひとつです。 でも、家内は「以前と全然変わらないよ」と言います。どうやら、ブレーキに求める性能やフィーリングに個人差があるんでしょうね。 「まあ、こんなものかなぁ・・・」と、僕も最近はだいぶ慣れてきましたが・・・。 宣伝文句の「ブレーダストが少ない」点は、文句なし!です。あれほど派手に汚れていたホイールは、全く汚れなくなりました。 |
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さて、本題のアライメントです。 これが調整前の測定結果ですが、やはりフロント・リア共に基準値を大きく外れてました。 フロントは完全にトーアウトの状態で、片側で2mm、両側で3.9mmも前広がりになってました。 リアは車軸が斜めになっていたようで、左側は3.5mmのトーアウト。右側は0.3mmのトーインという状態。 この結果、スラスト角は0.12°という、散々たる状況でした。 左図の赤字で記載されている部分が、基準値を外れている部分の値です。 フロントは車高ダウンの影響。リアは新車時からの狂いかと思われます。 |
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こちらが、調整後の状態。 フロントのトーは、0.9mmのトーインに。リアは3.8mmのトーインに調整され、スラスト角は左側通行用の−0.01°となりました。 以前のスラスト角だと、常にハンドルが左側に取られる設定になっていた訳ですから、これは相当に改善が期待できそうです。 |
さて、試乗しての感触です。 おおっ。これは快適!!です。 わだちでステアリングを取られることはほとんど皆無になりました。 それに、いつも何となくフラフラとヨーイングしていた直進性もバッチリで、ステアリングを握る握力が減りました。 更に驚いたのは、その乗り心地の良さです。 これまでは大きな段差を乗り越えた途端に、姿勢が乱れただけでなく、ドカンという結構不快な突き上げを感じたのですが、それがかなり軽減されました。 不整地でも、スイ〜ッと、とても快適に走行できます。 いやっ〜〜。やっぱりアライメントは大切なんですねぇ!! |