10.換気扇工事

この「はなれ」は、防音のために機密性を高めますので、室内を強制的に換気しないと人間が窒息してしまいます。

そこで、熱交換型の換気扇(ロスナイ)を屋根裏に取り付けてあります。
写真中央に見える四角い箱がロスナイの本体です。左側の2本の筒が外気を導入・排出するダクトで、サイレンサーを介して壁の外に通じています。
室内側は本体の下部から吸気しています。そして、導入した外気は右側のダクトを通って部屋の対角線上の天井から吹き出す仕組みです。


これは天井裏に登ってロスナイを横から見たところです。
アイシネンの断熱施工のせいもあり、まるでどこかの工場かビルの天井裏のような雰囲気です。


室内の音は、ロスナイ本体を伝って屋根裏から室外に漏れることも考えられます。
そこで、ロスナイの本体を更に「遮音ボード」で覆ってもらいました。屋根裏にこんな造作を施して、大工さんも大変だったと思います。


これは、ロスナイから部屋の対角線上に伸ばした吸気ダクトです。
ダクトはアルミ製のジャバラなのですが、ダクトからの音漏れを防ぐために、表面には黒い「防音テープ」を巻き付けてあります。
この「防音テープ」は、グラスウールにゴムを染み込ませたような感じのものです。


部屋を横断するダクトの先には、このような換気口が付いています。
内側に吸音材を貼り付けただけの箱のようですが、この箱がなんと1個で約5万円もします。
これでどの程度防音効果があるのでしょうか?興味津々です。

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