モンちゃんは星になってしまいました


モンちゃんは、2007年3月29日午前7時30分頃、この世を去りました。
6歳と3ヶ月の命でした。
モルモットの平均寿命は6歳くらいと聞きます。モンちゃんと一緒に生まれた兄弟は4匹いるのですが、そのうちの1匹が先日死去した、とモンちゃんの両親の飼い主さんから連絡がありましたので、うちもそろそろ危ないかも知れないと思っていた矢先でした。
3週間ほど前から急に食欲が無くなり、食べ物の選り好みが激しくなりました。
そのうちに、おしっこをする度に痛そうな素振りをするので、動物病院で診察してもらいました。
尿検査してもらったところ、尿に細菌が混じっており、「膀胱炎」との診断でした。
ところが、念のためにエコー検診とレントゲンを撮ってもらったところ、下腹部に直径2cmほどもある大きな腫瘍を発見! 「恐らく悪性の腫瘍だろう」との診断でした。
とりあえず、抗生物質と食欲増進剤と栄養剤が入った飲み薬に、ガンに効くという「アガリスク」入りの薬をもらってきました。
その後、薬が効いたのか、おしっこをする時に痛がることはなくなりました。
一旦は回復に向かったかと思われましたが、次第にまた食欲が無くなってきて、便の出も悪くなってきました。

また動物病院へ行って診断してもらったところ、「便の中に膿が混じっているので、内臓が炎症を起こしている」とのこと。
どうやら下腹部の腫瘍が、消化器官まで侵してきた様子。
抗生物質の分量を倍に増やしてもらい、「もしかすると持ち直すかも知れない・・・」という一縷の望みにかけました。
しかし、病状はどんどん悪化してきて、食事は流動食しか受け付けなくなりました。
モンちゃんが好物の野菜やリンゴをジューサーで砕いて、針のない小さな注射器(シリンジ)に入れて、抱っこしながら口の中に注入します。
最初のうちは、もぐもぐと口を動かしながら少しずつ飲み干してくれましたが、それも数日でした。
元気の良かった頃は1500g近くもあった体重は、みるみるうちに減少して、とうとう1000gを切ってしまいました。

前日の夜からとうとう流動食も全く受け付けなくなり、歩くこともできなくなりました。
その翌朝、家内が抱っこするひざの上で、モンちゃんは静かに息を引き取りました。


<モンちゃんの想い出の写真集>
2001年1月28日
我が家に生まれて1ヶ月になるモンちゃんがやってきた時の写真です。
まだ、慣れていないので。抱きかかえて膝の上に乗せると、不安でおどおどしてました。


2001年2月24日
そろそろ1ヶ月が経ち、ようやく人間に触られることもにも慣れてきました。
でも、まだまだぎこちないですね。
「隙あらば、逃げだそう!」という感じです。


2001年3月28日
2ヶ月が経ち、好物の野菜は、人間の手からどんどん食べるようになりました。
食欲も凄くて、「え~っ! まだ食べるの?!」と、皆がびっくりするほどの食べっぷりです。
レタス、キャベツ、ほうれん草、白菜な、パセリ、セロリ、しそ、三つ葉、キュウリ、トマト・・・・。
毎日、人間1人分以上の野菜を軽く平らげてました。


2001年9月19日
モンちゃんは夏の暑さが苦手のようでした。
ここは本当はトイレなんですが、プラスチックの容器のひんやりした感じが気持ち良いのでしょうね? トイレを寝床にしてしまいました。(笑)


2002年2月16日
外に出して遊ばせるのですが、あまり遠くには行きたがりません。
ケージの防寒用に毛布を掛けてあるのですが、そのうちいつも、この毛布の間に潜り込んで「ここ、気持ち良い~!!」とくつろいでしまいます。


2002年7月6日
ケージを掃除する際は、床の上に新聞紙を敷いて、プラスチックで作った「囲い」の中に一時避難させてました。
この頃はまだ、おしっこを我慢することができなくて、外に出るとつい、おしっこを漏らしてしまいます。新聞紙は必需品でした。


2002年7月21日
食欲は本当に旺盛でしたね! とにかく食べる!食べる!
餌バチにあるペレットやモルモットフードを食べる時など、一度餌バチに顔を突っ込んだら、なかなか出てきません。
自分の好きなフードが無いと、「どこにあるんじゃ~!」とはかり、餌バチを鼻でぐいぐい押して餌を蹴散らします。(^_^;)


2002年8月12日
この頃から、ケージの床に敷いてある新聞紙を自分でめくって、新聞紙の下に潜り込んで寝ることをおぼえてしまいました。
せっかくケージを掃除しても、すぐにぐしゃぐしゃにしてしまいます。
それにしても凄い寝相でしたね。後ろ足を両方ともぬ~っと伸ばして寝てます。いったいどんな体型してるんでしょうね?


2002年8月17日
とうとう、自分でトイレに新聞紙を掛けて、その中で寝てしまいました。
もう、おやんちゃし放題です。


2003年12月22日
もうすぐ3歳になるという頃です。
食欲は衰えることを知らず、この頃は体重が1500gに届こうか!という一番太っていた頃です。


2003年12月22日
餌バチのモルモットフードだけでなく、牧草も大好きでしたね。
牧草の中でも、特に「穂」の部分が好きでした。
こうやって、牧草の中に鼻を突っ込んで、「何処かに美味しい穂はないかな~~」と、選り好みするのが大好きでした。


2005年6月10日
この頃から、毛色が少し変わってきて、全体的に茶色の赤みが薄くなってきました。
やっぱり歳かな? という感じになってきました。
外に出してやると、以前のように走り回ることはなくなり、こうやって、ぼ~っとしていることが多くなりましたね。
おしっこも我慢できるようになりましたので、めったに外で「そそう」することは少なくなりました。おしっこがしたくなったら、自分からケージ戻ります。お利口さんでしょ?


2005年12月31日
「モンちゃん!」と呼ぶと、「なになに?何かくれるの?」と、すぐに寄ってきます。
この他にもモンちゃんは人間の言葉が分かります。
「食べる」「おいしい」「はい(どうぞ)」という言葉には敏感に反応します。
全部食べ物に関する言葉ばかりですね(笑)
おかげで家内が僕に「何か食べる?」なんて言おうものなら、すかさず「僕も食べる!」と、新聞紙をビリビリと大きな音で破いてアピールしてきます。
モンちゃんは完全に、自分も人間の家族と同じだと思ってましたね。

モンちゃんが居ないリビングルームは、とても寂しくなってしまいました。


モンちゃんのトップページへ戻る