2013年07月19日

56.エンジンが始動しません!

先日、出かけようとして407のイグニッションキーを捻ると、

ギュギュギュ。。。。ギュギュギュ。。。。ギュギュギュ。。。。????

セルモーターは勢いよく回るのに、エンジンが掛かる気配が全くありません。(汗)

ブス、ブス っとも言わないので、プラグに火が飛んでいないのか、燃料が来ていない感じです。
リアシートの座面を上げて燃料ポンプに耳を近づけても、何も音がしません。
「これは、燃料ポンプが固着したのか?」と、拳でコンコン叩いてみましたが、動く気配がありません。(悲)

仕方なくディーラーさんに電話しましたが、生憎と積車が出払っていて、直ぐには来られないとのこと。
そこで、僕が加入している自動車保険にお願いして、運んでもらうことにしました。
電話をしてから1時間もかからないうちに、レッカー車が来てくれました。

しかし、車重1.6t以上の重ステになったFF車を、何度も切り返してガレージから出すのは一苦労。
レスキューのお兄さんが押して、僕がステアリングを操作しましたが、二人とも大汗でした。

ようやくガレージから出ましたが、407はノーマルでも車高が低いうえに、フロントのオーバーハングが長いので、リフトのアームが車体下に当たりそうになります。レスキューのお兄さんは、かなり苦労してました。


慎重にリフトアップして出発したものの、今度は自宅の前の坂道の曲がり角で、またまたリフトの腕がオーバーハングに当たりそうになります。
少しずつレッカーを進めては止めて、リフトを上げたり下げたりして、何とか無事に曲がり角をクリア。
そして、このようにドナドナされていきました。
ちゃんと原因が判明して、無事に戻ってきて下さい。

ところで、レスキューのお兄さんが何度もしつこくセルモーターを回し続けたら、MFDに「エコノミーモードが作動した」という趣旨のメッセージが出て、ナビやオーディオ、パワーウィンドなどの電源が全て落ちました。
ディーラーさんの話によると、「エンジンが掛からないとクルマが判断すると、バッテリーの電力を全てエンジンに集中させるため、自動的にこのようなモードに入る」のだそうです。
へ~っ。知りませんでした。

レッカー搬送されたその日のうちに、ディーラーさんから電話がありました。
原因は、エンジンルームの中にある「ヒューズボックス」の故障とのこと。
「ヒューズボックス」と言っても、単にヒューズが入っている箱ではなく、中にはリレーやICなどが入っていて、トータルでエンジン周りの電源を制御しているそうです。
また、燃料ポンプの電源もこのヒューズボックスで制御しているので、燃料ポンプも止まってしまうそうです。


この写真は、ヒューズボックスの上蓋を開けてみたところです。
多数のヒューズの他に、大型のリレーや、良く分からない大きなブラックボックスがありますね。
修理は、これらをごっそり新品に交換です。

部品は発注して3日後に到着。その日のうちに修理が完了しました。
修理代は、ヒューズボックスが「32,300円」。交換工賃が「6,000円」でした。