2012年01月29日

50. キーケースの交換

うちの407はメインで使用していたキーが傷だらけになっているので、今はスペアキーの方をメインで使用しています。

そんな折、うちのホームページに遊びに来てくれた、同じ407にお乗りの「マンさん」が、キーケースを交換したとの情報を「みんカラ」で掲載されてみえました。
社外品のキーケースだけをネットで海外から購入して、交換されたとのこと。
「い~な~っ!」とコメントしたら、「少し余分に購入したので、宜しければ1個、実費でお譲りしますよ!」という、ありがたいお言葉を頂きました。
これは嬉しいお話です!
さっそくお願いして送って頂きました。(嬉)


左側が社外品のキーケースです。
当たり前ですが、大きさも見た目もほとんど同じです。(笑)
厳密にはプラスチックの質感が少し違いますが、まず誰も社外品とは思わないでしょう。
ただし、ライオンマークは立体シールになっていて、あとから自分で貼る方式です。


右側が古いキーケースです。
写真では分かりにくいですが、落としたりカバンの中で擦れたりした傷が無数についています。
ここまで傷だらけだと、交換し甲斐があります。(笑)


キーケースは、隙間にコインを入れてコジれば開けることが出来ます。
中にはキーレスの無線装置と、イモビライザのチップが乗った基盤が入っていますので、これを新しいキーケースに移します。
左側が純正、右側が社外品のケースです。
良く見るとケース内側の作りが微妙に違いますが、基板は問題なく装着できます。


キーの飛び出し部分はキーケースと一体化しているので、新しいキーケースには、キーの「ブレード」の部分だけを交換することになります。
「ブレード」は台座の中に差し込まれていて、このようにピンが打ち込まれて接続されています。
「ブレード」は、このピンを抜いて交換します。


このピンを抜くには、「フラットポンチ」という直径2mmほどの細長い工具が必要です。
でも、フラットポンチは1200円もするそうなので、マンさんからアドバイスを頂いて、精密ドライバーで代用することにしました。


工具箱を探すと、以前に何かの景品でもらった精密ドライバーが見つかりました。
このドライバーの先端部分をグラインダーで切断して、このように平らにします。
これで、フラットポンチの出来上がりです。(笑)
マンさん。良い案をお聞かせいただき、本当にありがとうございます!


自作のフラットポンチをピンにあてがって、ハンマーでコンコンと打ち込んでピンを打ち抜きます。
小さな部品に加えて、ブレードがバネで勝手に戻るのを手で押さえながらの作業なので、少し苦労しました。
力を入れすぎるとせっかくの新しいキーケースが傷だらけになってしまうので、慎重に作業して、無事に両方ともキーの「ブレード」を抜くことができました。


引き抜いたブレードの根元部分は、アクセント?の溝線の位置が違いますが、差し込み部分は同じ形をしています。
これなら、交換は楽勝です。!
と喜んだのも束の間。
純正のブレードは、社外品のキーケースの台座に全く入りません!(汗)


ブレードの差し込み部分を比べてみると、厚みが違うのです!
ノギスで計ったら、純正の厚みは3mmに対して、社外品は2.3mmでした。
そこで、純正ブレードの厚みを0.7mm削ることにしました。


ヤスリでチマチマ削るのは大変なので、またまたグラインダーでギュワ~ンと削ります(笑)。
現物合わせで大まかに削ってから、最後はヤスリで仕上げて完成です。
(下側が、削った純正ブレードです)


横から見ると、こんな感じです。
下が社外品のブレード。上が厚みを削ったブレードです。


ブレードを台座に差し込んで、元通りにピンを打ち込めば完成です。
でうですか? これなら誰も社外品とは気付かないでしょう!!

良い品をお譲り頂いたマンさんに感謝です。ありがとうございました。!