2008年12月07日

6.ナンバープレート取り付け位置の適正化

407オーナーの恐らく大半の方が痛感しているのは、フロントの車高の低さ。
長~いオーバーハングに加えて、ナンバープレートがフロントバンパー下端からさらに2cmほど下に突き出ているので、段差のある歩道や坂道を通る度にナンバープレートの下側を「ゴリッ!」と擦ってしまいます。(>_<)
欧州の横長ナンバープレートなら問題ないのですが、日本のナンバープレートはこういうデザインには全く困りものです。
このため07年5月以降のモデルは改善されていて、ナンバープレートの取付位置が少し上って、大きなお口(エアインテーク)の方にはみ出ています。


という訳で、ナンバープレート取付ステーを加工することにしました。
まずはナンバープレート取付部分の裏側がどうなっているかを確認したかったのですが、車高が低いので、寝ころんでもバンパーの下に頭を入れることができません。(笑;)
そこで、サイドシルにガレージジャッキをかませてジャッキアップしようとしたら、サイドシルも車高が低いので、ジャッキも入りません。 (^_^;)


こんなこともあろうかと、僕はローダウン用のジャッキも持ってます。(^_^)v
これならサイドシル用の樹脂製アダプターも使えますね。でも、ガレージジャッキが1台しか使えないのはちょっと困りものです。


ジャッキアップしてみると、407のアンダーフロアーは見事にアンダーカバーで覆われています。これではバンパーの裏側どころか、エンジンの下側が全く見えませんね。


このアンダーカバーは、エンジンルームから運転席の下側までカバーされています。しかも良く見ると、エキゾースト部分が露出しているだけで、なんと前から後ろまでず~っと全て一体成形されてます。
これはジャッキアップだけで寝転がって作業するには、とっても苦労しそうです。(>_<)


このアンダーカバーは、こんな金属のネジ状のクリップで固定されています。ネジの胴体部分をハンマーで叩いたよう不思議な形状ですが、押し込むだけでパチパチッと簡単に止めることができます。取り外す時は、マイナスドライバーで90度ほど角度を変えると簡単に抜けます。
こんな簡単な仕掛けで良いのかな?と思うほどです。


試しにクリップを5カ所ほど外して、アンダーカバーを少しだけ下げてみると、ようやくオイルフィルターの姿を見つけることができました。(奥に見える青い部品です)
う~ん!! これはガレージジャッキだけでオイル交換するのは、かなり手間が掛かりそうです。


ジャッキアップしたついでに、サスペンションなどを色々研究してみました。
こちらはフロントのダブルウッイシュボーン。
アッパーアーム部分と、ロアアームを繋ぐアーム部分です。


このフォーク状の形状をしたアーム部分は、なんとアルミ素材でできてます。
この他にも、サスペンションの下側付け根からフロントバンパーまで伸びているフレームも、そして左右のサスペンションを繋ぐフレーム部分までアルミでできてました。
いや~っ、お金かかってますね~!!


話が脱線してしまいましたが、ようやくバンパーの裏側を見ることができました。
ありゃりゃ? ナンバープレート取付ステーを止めてあるネジは、こんなに杜撰な作りになってました。樹脂製のバンパーにアルミ製の簡単なグロメットを押し込んでネジ止めしてあるだけです。


ナンバープレートのステーを外すと、もっと酷いことになってました。まるで素人が開けたような余分な穴が6カ所も空いてます。


しかも、アルミ製グロメットがはめ込まれている部分は、すぐ下に失敗して穴を開け直したような形跡すらあります。
ナンバープレートを装着すれば見えない部分とはいえ、「なんじゃこれ?」って感じです。


これがナンバープレート取付ステーです。
厚さ5mmほどのアルミ製ですが、工業製品という感じではなく、ワンオフで製作した手作り風です・・・・
マイナー車なので、これで良いのでしょうね。きっと。。。。(笑)


気を取り直して、ステーの穴の位置から2cmほど下げた部分にドリルで穴を開けました。
この穴でステーをバンパーに取り付ければ、ナンバープレートが2cm上がる訳です。


せっかくナンバープレートを外したので、メッキのナンバープレートガードも取り付けました。
前後セットの樹脂製の安物ですが、見栄えは悪くありません。軽いので、バンパーの取付部分に負担を掛けないのもが良いですね。


フロント部分は、ステーの下側2カ所にナンバープレートの「受け」があります。
このため、プレートガードもこの部分をヤスリとカッターナイフで削りました。樹脂製なので削るのは難しくありません。
これで、プレートガードもきちんと収まります。


これでナンバープレートの取付位置を上げることができました。
エアインテークに突き出る分量は最小限にしましたので、これならあまり不細工にならずに済んだかな~??


こちらはもう一度、ナンバープレートの取付位置を上げる前の写真です。
上の写真と遠目にはあまり変わりませんが、効果はあると思います。


真横から見ると、バンパー下端にギリギリ収まっているのが分かりますね。
しかし、これで今度「ゴリッ!」とやったときは、間違いなくバンパー下側が傷だらけです。気をつけて運転しなくっちゃ。。。。


プレートガードはリアもセットなので、リアも取り付けておきました。
リアは片側のネジを緩めてプレートガードを差し込むだけなので、取付は簡単です。
こちらはバンパーや取付ステーなど、どこにも干渉する部位がありませんので、無加工で取り付けられました。


これで、ちょっと高級感がアップしたかな?!