2014年08月31日

64. テールライトのバルブ交換

先日、うちの407の左側のブレーキランプの球切れ警告が点灯しました。
「407のライトバルブは、ちょっと特殊なので、購入が面倒なんだよなぁ~」
と思ってたいたところ、一旦駐車して再度エンジンを掛けたら、今度は警告が消えています。
コンビニの窓ガラスに映ったブレーキランプを見ても、切れていません。
しかし、球切れの前兆としてこういうことは、ちょくちょくあります。
フィラメントが劣化して抵抗値が変化したことを、407のセンサーが検知した可能性があります。

そこで、バルブを交換することにします。


407のバルブ交換は、テールライトのハウジングをごっそり取り外す必要があります。
といっても、トランクルームの物入れのフタを開けて、プラスチック製のナットを2本緩めるだけなので、とっても、簡単です。


取り外したライトハウジングは、こんな感じです。


ライトハウジング裏側に貼られている、雨よけのスポンジシートを取り外します。
次に、一体化されているソケット部分を取り外します。
ソケット部分は、裏側の5ヶ所のツメを広げれば取り外せます。


これがソケット部分です。
バルブのソケット部分と一体化された「むき出しの配線」が、プラスチックのハウジングに留めてあります。
上段の左から、「テール&ブレーキ」「テール」
下段の左から「ウィンカー」「バックランプ」「テール&リアフォグ」
となっています。


ソケット部分を横から見たところです。
写真の左上のバルブが黒ずんでいます。これが「テール&ブレーキ」バルブです。
このバルブは、ダブルフィラメントとなっています。
ローワットのテール用フィラメントは全く無事ですが、ハイワットのブレーキランプ用バルブは、使用頻度が高いうえワット数が大きいので、真っ先に劣化します。


しかし、このバルブを写真の右下のバルブと交換するだけで、問題は解決してしまいます。
右下のバルブは、「テール&リアフォグ」なので、リアフォグを使用しない限り、普段はテールランプとしてか使用していないからです。
リアフォグなんて、これまで1~2回しか使用したことがないので、これが不点灯でも、まず不便はありません。
もっ言うと、写真右上の「テールライト」だけのバルブと交換することもできます。
このバルブは「テールライト」だけにしか使用していないのに、なんと他のバルブと同じダブルフィラメント球を使用しているのです。


これが「テールライト」にしか使用していないバルブのソケット部分です。
口金の形状はダブルフィラメント用になっているのに、お尻の端子はテールライトだけのシングルになっています。
ダブルフィラメント球なのに、常にローワット側のフィラメントしか使用しないなんて、なんとも合理的というか、贅沢というか。。。。(笑)


ダブルフィラメント球のワット数は、
「12V 21W 4W」
となっています。


このダブルフィラメント球の口金は、お尻の端子が国産バルブの「丸」ではなく、「フットボール型」になっています。
そして、ピンの角度は「210°」くらいになっています。


さらにピノの高さは、「段違い」になっています。
「角度違い」かつ「段違い」というピン位置のバルブは、ホームセンターや通常のカー用品店ではまず見かけないので、ディーラーさんか通販でしか購入できません。


こちらは、「テール&リアフォグ」のソケット部分です。
ダブルフィラメント球用ですが、角度違いになっているので、国産車用のダブルフィラメントは使用できません。


そこで、国産車用のダブルフィラメント球が使用できるように、ソケット部分を削って加工してみました。
写真の赤丸で囲った部分がそうです。ピン角度「180°」の位置をヤスリで削り、さらにプラスチック部分もカッターナイフとヤスリで削りました。
これで、安価で入手が楽な国産車用ダブルフィラメント球が使用できるようになりました。
国産車用バルブを入れて試してみましたが、バッチリ点灯しました!


加工前の写真を取り忘れましたので、比較のために、もう一度が「テールライト」にしか使用していないバルブのソケット部分の写真を掲載します。
どの部分を加工したか、お分かり頂けたでしょうか?


ついでに、バックライトの規格も掲載しておきます。
こちらは一般的な「12V 21W」のシングルフィラメント。ピン位置も「180°」かつ「平行」なので、どこでも安価に入手できます。


いちおう、バックライトのソケット部分も掲載しておきます。
ついでに、LED化も検討してみましたが、ライトハウジングの反射鏡やガラスは、3個のテールライトバルブを一体化して見せるような形状になっているので、単純にLEDバルブに交換しただけでは、見た目がイマイチになりそうなので、止めることにしました。