プジョー407の諸元など
全高 | 1,460 mm |
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ホイールベース | 2,725 mm |
全長 | 4,685 mm |
全幅 | 1,840 mm |
最小回転半径 | 5.8 m |
車両重量 | 1,650 kg |
この車幅は、例えばクラウンより45mm、レクサスGSより20mm幅広です!
でも、全長は短くて、5ナンバー枠の4.7m以下に収まっていますので、取り回しは思いのほか悪くありません。
ただしこの図からも判るとおり、長~いフロントオーバーハングのために、最小回転半径は5.8mと、かなり大きいです。
一方、リアのオーバーハングは極端に短くて、これがスポーティなイメージに一躍買ってます。
5つ星を取っている安全ボディのためか、車重はちょっと重めかな?
エンジン
総排気量 | 2,946cc |
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最高出力 | 210ps/6,000rpm |
最大トルク | 29.5kgm/3,750rpm |
トランスミッション | 6速オートマチック |
エンジン音は静かなのですが、低回転では室内に爆発音や排気音があまり聞こえない分、「ゴワゴワゴワ~」という機械的な音が聞こえてきます。6気筒の脈動的な響き期待していると、ちょっと拍子抜けします。
しかし、2000回転を超えたあたりから「クォ~ン♪」という官能的な響きになってきて、なかなか良い感じです!
ATはアイシン製の6速なので、直線的に加速していく際のギアの繋がりはとてもスムーズです。
ただしプジョーのATは、低速ではなかなかシフトアップせずに低めのギアで引っ張るので、街中ではギクシャクした感じになります。
足回り(フロント)
407のメカで特に魅力的なのは足回りです。
フロントは、泣く子も黙る「ダブルウィシュボーン!」です。
しかもアーム類にはアルミ素材が使われていて、なかなか高級仕様なんです。
ブレーキディスクも大きくて、17インチ以下のホイールは履けません。
足回り(リア)
リアの足回りも高級車の定番「マルチリンク」ですが、407はアブソーバーの取付方法が変わってます。
普通は進行方向に傾けて取り付けるのですが、内側にかなり急角度で傾けてあります。しかも、全てサブフレームに取り付けてありますので、室内側へのサスペンションの出っ張りが小さいのです。
ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)
コーナリング中のステアリング角度や、コーナリング速度、各ホイールの回転数、ヨーセンサーなどで、407がオーバーステアかアンダーステアかを自動的に感知します。
そして、オーバーステアなら外側のタイヤにブレーキをかけ、アンダーステアなら内側のタイヤにブレーキをかけて、コーナリング姿勢を整えるというものです。賢い装備ですよね~。
まだお世話になったことはありませんが、任意保険の保険料は確実に安くなりましたよ。(笑)
コーナーセンサー
407は標準でバックソナーを装備していますが、リアはオーバーハングが短いので、後ろを振り返ればそれほど不自由はしません。
それよりも問題なのはフロント側です。長いオーバーハングに加えて、ボンネット先端が全く見えないので、狭い駐車場などでの切り返しはかなり気を遣います。
そこで役に立つのは、オプションのフロントコーナーセンサーです。とっても重宝しています!
コーナーラバーの中に仕込まれているので、目立たないのも良いです。本当は、こちらを標準装着して欲しかったですね。