18.低粘度100%化学合成オイルの効能(2003.12.22)
 
先日(11月30日)、またまたプントのオイルを交換しました。
前回のオイル交換は、ちょっとケチって安売りのオイルを入れたのですが、どうもやっぱり期待したほどの結果が得られませんでした。
おりしも、そろそろ冬支度なので、今度は思い切って100%化学合成の低粘度オイルにしてみました。
前回のオイル交換直後から、今度は是非試してみようと考えていた、CastrolのRS-Liteというオイル(左記)です。
Castrolのこのシリーズには、もうひとつ上級グレートのRS-Zeroという、0W−40の超低粘度オイルもあります。RS-Zeroは、もう一台の愛車クロノスに使用してとても好印象だったのですが、クロノスの場合はバルブリフターがイカれているので、この故障をダマすために、やむを得ず、こんな超低粘度オイルを使用してました。

プントには今のところそんな障害はないので、ちょっと控えめに5W−40の粘度の商品にした次第です。

最近お気に入りのディスカウントショップで、4L缶3,600円程度と、なかなかお値打ちでした。

さて、交換してエンジンを始動したところ、高級オイルに期待したほどエンジン音は静かにはなりませんでした。(^_^;;
と言うか、むしろ「カンカン」「カシャカシャ」という細かいメカニカルノイズが耳に付くようになりました。
いかにも「しゃぶしゃぶ」の水っぽいオイルを入れたような感触で、エンジンの部品と部品が直接当たっているような感じです。どうにも安っぽい、というか、ちょっと故障っぽい音質になってしまいました。

次に乗ってみての印象ですが、確かに吹き上がりは悪くありません。
「まあ、こんなもんかな・・・」と納得していたのですが、それからしばらくして、どうも運転フィーリングが今までと違うことに気づきました。
運転音痴の家内ですら、「最近プンちゃんのエンジン変よ!」と言うほど、エンジンフィーリングが変わってきました。

発進や加速する時に、どうもエンジンが空回りするような感じがすると言うのです。
確かに、交差点の角を曲がって普通に加速するだけなのに、妙にエンジンの回転が上がり過ぎます。それほど飛ばすつもりはなくアクセルを軽く踏んでいるだけなのに、「ブィ〜〜ン!」と、エンジン回転が上がるのです。
今までは、「アクセルペダル」と「エンジン回転」と「車速」は、それぞれ感覚的にマッチしていましたが、今度は「アクセルペダルは軽く踏んでいる」のに「エンジン回転が急上昇し」、その割には「車速が上がらない」という感触なのです。何と言うか、「半クラ状態が長い」と言うか、「いつまでもローギアで引っ張っている」という感じなのです。

最初のうちは、「CVTを制御するコンピュータの調子が悪くなってきた」のか「プラグの寿命で、エンジントルクが落ちてきた」のかな?と考えていたのですが、ふと、この症状はオイル交換してからであることに気付きました。
どうやらプントのエンジンは、適度なフリクションロスを見込んで、こんな低粘度化学合成オイルの使用は前提としないセッティング!!。になってるようです。
これには参りました。

しかも、回転数がやけに上がる割には、トルクが上がらない感じがします。
小さなエンジンなのでやむを得ないとは思うのですが、エンジン回転数からすれば、もう少しトルクが出ても良いと思うんですが・・・・
今度はプラグをイリジウムに買えてみたいと思います。

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