ハザードスイッチの照明交換

１７．ハザードスイッチの照明交換

うちのベクトラは中古車で購入したので、新車時の状態を知りません。
たとえば、コンソールのハザードスイッチですが、スイッチに照明がないので、夜間のハザード操作がとても不便なんです。
不親切だなぁ・・・と思いながら、いつものオペリスト掲示板のＦＡＱを調べてみたら、スイッチの中にある電球が切れているだけだということが分かりました。

電球はスイッチと一体化しているので、スイッチごと交換しないとダメらしくて、しかも部品代は、６～７千円！　だとか・・・

たかが、電球ごときでスイッチごと交換するのは、シャクに触ります。
それになんと言っても、地球環境に優しくありません！
そこで、何とか電球だけ交換できないものか、チャレンジしてみることにしました。

これが取り外したハザードスイッチです。
取り外し方は簡単で、スイッチ部分を指でつまんで、ぐっと手前に引っ張るだけで外れます。

スイッチの構造を確かめながら、隙間に小さなマイナスドライバーなどを差し込んで、コジながら分解しました。

中からスプリング２本と小さなフックが１つ飛び出してきますので、無くさないように注意しましょう。
電球は、一番右側のパーツの、丸く突き出した部分の先に埋め込まれてました。

左の写真の一番上にあるのが、取り外した電球です。

電球は本体から直接リード線が出ていて、このリード線がパーツの裏側で、一方は端子にカシメられて、もう一方は半田づけされて取り付けられていました。
なるほど、電球だけの交換は全く考えられてませんね。

電球は、パーツの裏側部分のリード線をペンチで切断して取り外しました。

さて、同じ形の電球を探したのですが、なかなか見つかりません。
仕方なく、このような「１４Ｖ　１．４Ｗ」というメーター照明用の電球を買ってきました。
１２Ｖではなく、１４Ｖの定格になっているのは、耐久性を考えてのことでしょう。
２個入りセットで、お値段は「２２０円」でした！

上の写真の、下側の２個が買ってきたメーター照明用の電球です。
径はほんど同じなんですが、メーター照明用の電球は、ソケットに差し込む部分があるので、その分だけ長くなっています。

このままでは取り付けることができませんので、取り外した電球と同じように、電球に直接リード線を取り付けます。
電話配線用のコードがちょうど良い感じだったので、被膜を剥いて銅線だけ使いました。

電球のソケット部分に折り曲げてある端子を延ばして、半田でリード線を取り付けました。
ただ、半田の付きが良くなかったので、念のために熱収縮チューブも被せておきました。

これが電球を取り付けたパーツの裏側です。
見苦しく半田がゴッテリと乗っている部分が、リード線の接続部分です。

リード線を接続する部分は奥まっていて、悲しいかな、半田のこて先が入らないのです。
仕方なく、半田を多めに使用して、溶かして流し込んだため、このように見苦しし細工になってしまいました。

これが、元の電球の取り付け状態です。

電球はほとんど隠れていて、頭の部分だけが見えています。

こちらが、メーター照明用の電球を加工して取り付けた状態です。

電球が長い分だけ、頭が飛び出してしまいました。
奥に取り付けられるよう、ソケット側の穴を加工しようかな？とも思いましたが、スイッチを組み立ててみると、電球の頭とボタンとの隙間はまだ余裕がありましたので、このままにしておきました。

こちらの方が放熱性が良くて、電球の耐久性が向上するような気もしますし・・・・。

いよいよスイッチを組み立てて、取り付けてみました。

購入したときから球切れだったので知らなかったのですが、ハザードスイッチの照明は、スモールライトのスイッチとは関係なく、エンジンＯＮで常時薄～く点灯するのですね。

最初はこのことを知らなくて、スモールライトをＯＮにしても全く点灯しなくて、焦りました。
そして、ハザードをＯＮにすると明るく点滅します。裏側にあった抵抗は、ＯＮ・ＯＦＦ時の照度を変えるためだったのですね。

写真は、わかりやすいように、スモールライトも点灯させています。

ということで、電球交換作業は無事終了しました。
電球に半田でリード線を取り付けるのに手間が掛かりましたが、もしも最初からリード線が突き出した電球が手に入れば、交換作業は２０分くらいで完了できそうです。と言うか、電球がソケット式で交換できる設計になっていれば、話はもっと簡単だったんですけどねぇ。

スイッチごと交換すれば６～７千円が、わずか「２２０円」で済んだのですから、まずは大成功ですね。

さて、今回は普通の電球を使用しましたが、実はこの際、球切れの心配がないＬＥＤに変更しようかとも考えてました。
スペース的にも、５ΦサイズのＬＥＤがピッタリ収まりそうですし・・・。
ただし、ＬＥＤだと照度調整ができませんので、常時点灯時も、ハザードＯＮ時も同じ明るさになってしまいます。
常時点灯時に明る過ぎると運転の目障りになるので、あまり輝度の高くないＬＥＤにしておくのが無難でしょうね。

次回に球切れした際は、チャレンジしてみたいと思います。

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１７．ハザードスイッチの照明交換
うちのベクトラは中古車で購入したので、新車時の状態を知りません。たとえば、コンソールのハザードスイッチですが、スイッチに照明がないので、夜間のハザード操作がとても不便なんです。不親切だなぁ・・・と思いながら、いつものオペリスト掲示板のＦＡＱを調べてみたら、スイッチの中にある電球が切れているだけだということが分かりました。電球はスイッチと一体化しているので、スイッチごと交換しないとダメらしくて、しかも部品代は、６～７千円！　だとか・・・
	たかが、電球ごときでスイッチごと交換するのは、シャクに触ります。それになんと言っても、地球環境に優しくありません！そこで、何とか電球だけ交換できないものか、チャレンジしてみることにしました。これが取り外したハザードスイッチです。取り外し方は簡単で、スイッチ部分を指でつまんで、ぐっと手前に引っ張るだけで外れます。
	スイッチの構造を確かめながら、隙間に小さなマイナスドライバーなどを差し込んで、コジながら分解しました。中からスプリング２本と小さなフックが１つ飛び出してきますので、無くさないように注意しましょう。電球は、一番右側のパーツの、丸く突き出した部分の先に埋め込まれてました。
	左の写真の一番上にあるのが、取り外した電球です。電球は本体から直接リード線が出ていて、このリード線がパーツの裏側で、一方は端子にカシメられて、もう一方は半田づけされて取り付けられていました。なるほど、電球だけの交換は全く考えられてませんね。電球は、パーツの裏側部分のリード線をペンチで切断して取り外しました。
	さて、同じ形の電球を探したのですが、なかなか見つかりません。仕方なく、このような「１４Ｖ　１．４Ｗ」というメーター照明用の電球を買ってきました。１２Ｖではなく、１４Ｖの定格になっているのは、耐久性を考えてのことでしょう。２個入りセットで、お値段は「２２０円」でした！上の写真の、下側の２個が買ってきたメーター照明用の電球です。径はほんど同じなんですが、メーター照明用の電球は、ソケットに差し込む部分があるので、その分だけ長くなっています。
	このままでは取り付けることができませんので、取り外した電球と同じように、電球に直接リード線を取り付けます。電話配線用のコードがちょうど良い感じだったので、被膜を剥いて銅線だけ使いました。電球のソケット部分に折り曲げてある端子を延ばして、半田でリード線を取り付けました。ただ、半田の付きが良くなかったので、念のために熱収縮チューブも被せておきました。
	これが電球を取り付けたパーツの裏側です。見苦しく半田がゴッテリと乗っている部分が、リード線の接続部分です。リード線を接続する部分は奥まっていて、悲しいかな、半田のこて先が入らないのです。仕方なく、半田を多めに使用して、溶かして流し込んだため、このように見苦しし細工になってしまいました。
	これが、元の電球の取り付け状態です。電球はほとんど隠れていて、頭の部分だけが見えています。
	こちらが、メーター照明用の電球を加工して取り付けた状態です。電球が長い分だけ、頭が飛び出してしまいました。奥に取り付けられるよう、ソケット側の穴を加工しようかな？とも思いましたが、スイッチを組み立ててみると、電球の頭とボタンとの隙間はまだ余裕がありましたので、このままにしておきました。こちらの方が放熱性が良くて、電球の耐久性が向上するような気もしますし・・・・。
	いよいよスイッチを組み立てて、取り付けてみました。購入したときから球切れだったので知らなかったのですが、ハザードスイッチの照明は、スモールライトのスイッチとは関係なく、エンジンＯＮで常時薄～く点灯するのですね。最初はこのことを知らなくて、スモールライトをＯＮにしても全く点灯しなくて、焦りました。そして、ハザードをＯＮにすると明るく点滅します。裏側にあった抵抗は、ＯＮ・ＯＦＦ時の照度を変えるためだったのですね。写真は、わかりやすいように、スモールライトも点灯させています。
ということで、電球交換作業は無事終了しました。電球に半田でリード線を取り付けるのに手間が掛かりましたが、もしも最初からリード線が突き出した電球が手に入れば、交換作業は２０分くらいで完了できそうです。と言うか、電球がソケット式で交換できる設計になっていれば、話はもっと簡単だったんですけどねぇ。スイッチごと交換すれば６～７千円が、わずか「２２０円」で済んだのですから、まずは大成功ですね。さて、今回は普通の電球を使用しましたが、実はこの際、球切れの心配がないＬＥＤに変更しようかとも考えてました。スペース的にも、５ΦサイズのＬＥＤがピッタリ収まりそうですし・・・。ただし、ＬＥＤだと照度調整ができませんので、常時点灯時も、ハザードＯＮ時も同じ明るさになってしまいます。常時点灯時に明る過ぎると運転の目障りになるので、あまり輝度の高くないＬＥＤにしておくのが無難でしょうね。次回に球切れした際は、チャレンジしてみたいと思います。