20.ファンベルトを交換しました

最近、ベクトラのエンジンを始動すると、エンジンルームから「シャリ、シャリ、シャリ」という、金属音のような音がします。
ボンネットを開けて耳を近づけると、ヘッドカバーのタイミングベルトあたりから聞こえてくる感じで、最近どんどん音が大きくなってきました。
でも、タイミングベルトはこのクルマの購入時に交換してもらいましたので、まだ1万4千キロですから少し早すぎます。
とはいえ、万一タイミングベルトがヘタッていると、切れたりコマ飛びした瞬間に、エンジンがパーになってしまいます。

そこで、念のためにヤナセに行って診断してもらいました。
ヤナセのメカさんは暫くエンジン音を聞いたあと、工場の奥から何やらスプレー缶を持ってきて、ファンベルトにプシューッと一発噴射しました。その瞬間、「シャリ、シャリ、シャリ」音は一発で消えました。
つまり、ファンベルトの老化が原因だったのですね。

さっそく、ファンベルトの交換修理を依頼しました。
「部品だけ注文して自分で交換すれば?」と考える方もいると思いますが、ベクトラのV6エンジンはとっても整備性が悪いんです。

ファンベルトはとても長く、しかもこのように指1本も入らない隙間しかないのです。
補機類をあれこれと外して、エンジンマウントも外さないと交換できないのです。
張り具合を調整することすら難しそうなので、ここはやはりプロに任せた方が無難なんです。

修理には、「エンジンが冷えるのを待って作業するので、丸1日欲しい」とのことでしたので、修理は後日に行うことにして、日取りだけ決めました。

今日はその修理日。
修理してもらう間は、代車をお借りしました。

代車はこのベクトラAでした。
この型のベクトラはもうめったに見かけることが無くなりましたが、こうして改めて見ると、本当に日産の初代プリメーラにソックリですね。
おっと、オペルが真似たのではありませんよ。日産が真似たんですよ。悪しからず。


このベクトラAは2.0の4気筒エンジンだったのですが、けっこうコンパクトで、エンジンルームは羨ましいほどスカスカです。

運転していてもこのエンジンの軽さを感じました。ステアリングがとても軽いんです。
でも、足回りはかなりヘタっているようで、少しスピードを上げて走行すると、デキの悪いFR車のようにダルなレスポンスでした。
まあ、ボロボロの代車ですから、仕方がありませんね。


交換にかかった費用は、ベルト代8,500円、工賃9,600円、消費税を合わせて合計19,000円でした。

ファンベルト交換後は、エンジン音は実に静かになりました。
でも静かになったおかげで、今度は「カタカタ」というタペット音が気になってきましたね。

戻る 

トップページに戻る