21.カーマットを特注しました

 ベクトラは5年落ちの中古車を購入してもうすぐ2年になります。
エンジンなどの基本性能はまだまだ元気一杯ですし、外観も綺麗なので気に入っているのですが、プントに比べるとクルマに乗り込むときのワクワク感があまりありません。
原因の一つに「そっけない内装」があります。
質実剛健と言えば聞こえは良いのですが、もう少しお洒落にならないものかなぁ・・・と感じていました。

そこで今回、気分転換も兼ねてカーマットを換えてみることにしました。
アフターパーツのカーマットにもベクトラ用は何種類かありますが、どれも結構高額で、有名な「カロ」(最近は「カロイズム」と呼ぶようです)のカーマットになると、一番安いグレードでも3万5千円します。

そこでネット上を調べたところ、「かーまっと工房」というオーダーメイドでカーマットを作成してくれるお店を発見しました。

1000種類以上の国産車の型紙を持っており、生地を選んで注文すればカーマットを作成してくれるというものです。
残念ながらベクトラはラインナップにありませんでしたが、「作成可能ですか?」とメールで尋ねたところ、「自分で型紙を作って送ってともらうか、純正のカーマットを送ってくれれば作成可能です」との回答でした。
送料を含めた価格もとてもリーズナブルでしたので、こちらにオーダーすることにしました。

最初は自分で型紙を作成するつもりだったのですが、純正のマットは厚みもあり外周が丸く縁かがりしてあるので、型取りするのが結構難しいことに気付きました。
よほど上手に型取りしないと、1cmくらいの誤差ができそうな感じです。

そこで急遽方針を変更し、純正のマットを送付することにしました。
マットを丸めて段ボールでくるめば、宅配便の送料は千円程度でした。

最初の質問から始まり、型紙の作成方法や発注にあたっての注意事項など、お店の方とは何度もメールでやりとりしましたが、とても親切に対応してもらえました。

純正マットを送付してから約1週間で、オーダーしたマットが届きました。

これは純正のカーマットです。

後席はそれほどでもないのですが、運転席と助手席は結構複雑な形をしています。
この辺が、自分で型紙を起こすのを躊躇ってしまった理由です。


こちらが、到着したカーマットです。

試しに純正マットと重ね合わせてみましたが、正しく「ドンピシャ」に型取りされていました。
今回オーダーした生地はこのような柄があるので、この柄がクルマの進行方向に並行になっていないと違和感があります。
型紙だけではこの柄向きを正確に伝えるのも難しいのですが、純正マットを送付したおかげで、この柄の方向も純正通りに裁断されてました。


純正のマット(右)には、ずれ防止フック用の穴があるので、オーダーしたマット(左)にもこのようにオフブラックのしっかりした口金を付けて穴を開けてもらってます。
実は、前席の純正マットは左右ともこの穴の位置が少し合ってなくて、サイドシルとの間に少し隙間ができていました。そこで今回オーダーする際には、穴の位置を1cmずらしてもらうよう依頼したのです。
結果、完成品はキッチリ指定した位置に穴が開けてあり、おかげでサイドシルとの隙間も無くなって、フィット感は純正よりもバッチリでした。

ここのカーマットは、16種類の生地から選べることになっていますが、実物が手元にある訳ではないので、実は生地選びはかなり悩みました。
私が選んだ生地は「カーボンブラック」というもので、「黒のモケット風の生地」と「濃いグレーのループ系の生地」が組み合わさったものでした。


純正マットの運転席には、かかと部分を保護するためのヒールパッドが付いてますので、オーダーしたマットにも同じ位置にヒールパッドを付けてもらいました。

こうやって見ると、純正マットの形を忠実に再現してもらっているのが分かりますね。


こちらは、以前の純正マットを敷いてた時のものです。

純正マットもなかなか質感は悪くないのですが、5万キロの乗車と7年の歳月で、かなり擦れて色あせてしまってます。


オーダーしたマットを敷くと、こんな感じになりました。

ドアを開けた瞬間にマットが目にはいると、「おおっ、なんか良いじゃん!」という感じがして、気分が明るくなりますね。


この生地は、注文するまでは、「少し派手過ぎるかな?」とも思ったのですが、実際は上の拡大写真のように「織りがら」的な生地なので、角度や光の当たり具合によって、模様がはっきり見えたり、ほとんど無地に見えたりするものでした。
このため、時には割と地味に見えることすらあります。

カロイズムのような強烈な派手さはありませんが、もともとベクトラは大人しいセダンなので、この程度に止めておいた方が、飽きが来なくて正解だったと思います。


助手席はこんな感じになりしました。

マットを特注して初めて気が付きましたが、ベクトラは助手席の方がマットが大きいんですね。
このため、ドアを開けた時の感じは、運転席より印象的ですね。


運転席と助手席の両方を見ると、こんな感じになりました。

「あまり派手過ぎず。でも地味過ぎず」と、ちようど良い感じがします。


こちらは後席の純正マットです。

後席はあまり使用していなかっので、前席に比べるとほとんど汚れていません。
でも、やはり色褪せてきているので、それなりに古さを感じます。


オーダーしたマットを敷くと、こんな感じになりました。

地味だった後席にも、少し華やかさが出てきた感じがしますね。
なかなか良い感じです。


ここのマットの価格は、純正よりもかなり安いです。
ベクトラ用はラインナップにないので特注した訳ですが、それでもラインナップ品より少し高い程度の価格でした。
純正のマットはかなり分厚くて重たいもので、それに比べるとこちらのマットは少し軽い感じはしますが、品質的にはそれほど差はないないような感じです。耐久性については、これから試してみないと分かりませんけどね。

それにしても、この価格なら納得ですね。
2~3年後には、気分転換にまた交換しても良いくらいです!

ところで、今回は自分で型紙を起こさずに純正マットを送付しましたが、この方法で正解だったと思います。
型紙だけで発注する場合は、型紙を起こす時と型紙から生地を裁断する時の両方で誤差が生じる可能性がありますし、純正とオーダーするマットの厚みが異なる場合は、マットの厚みを考慮して採寸する必要もありますしね。
型取りは、やはりプロに任せた方が正解だと思います。

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