14.完成しました

ついに「はなれ」が完成しました。

ついに「はなれ」が完成しました!!
今日、業者さんにお願いして、ピアノを運び込んでもらいました。
ご覧の通り、このピアノはグランドピアノなので重量はなんと320kgもありますが、業者さんはたった2人で運びました。
もちろん、移動する通路は事前に入念に下見して、どこで休憩してどこで方向転換するか、完璧にシュミレーションしてから作業を開始されました。
しかし、プロとはいえ凄いものです。こっちは見ているだけで腰が痛くなってきました。


さて、どうでしょう?。
ピアノの鍵盤と譜面を照らすために、天井にスポットライトも設置しました。
このライト。夜になると何だかパブのような雰囲気です(^_^)
けっこう良い感じです。


東側は隣家の庭に面しているので、プライバシーを考えて窓はこのような小さなものを3個だけとしました。
将来、本棚などを壁面に置いても窓を塞いでしまわないようにと、窓はこのように高い位置に付けてあります。


この「はなれ」は、10畳強の広さなので、ピアノを置いてない部分には6畳少々のスペースがあります。
試しにこのスペースに今は使っていない応接セットの片割れを置いてみました。
あまり大きな応接セットは置けませんが、小振りな応接セットなら問題なく置けそうです。


縦長の窓と正方形の窓はペアガラスの「はめ殺し」サッシですが、ダメ押しで室内側にもう一枚5mm厚のガラスをはめ込んあります。(これで、ガラスは都合3枚ということになります)
ペアガラスのサッシだけでも、結構な防音効果がありましたので、これで窓回りの防音は完璧なはずです・・・?


一番懸念したのはこの大きな窓です。
ここもペアガラスのサッシなのですが、さらにオーダーメードで内窓を付けてもらいました。
この内窓はアルミ製なのですが、表面は木目模様の樹脂加工してありますので、一見すると木製の建具に見えます。
さて効果のほどは?と言うと、「これは凄い!」
ペアガラスだけだと外に漏れていた音がほとんど聞こません。造りの良さは想像以上で、ピタッ!っと吸い付くように閉めることができますし、一切のがたつきや隙間もありません。
もともと空港や高速道路近辺の騒音対策用に使われる商品なのだそうです。さすがに専用品は違います!


<さて、ここで防音効果についての評価です>

●室内でラジカセを鳴らした場合
効果は絶大でした。部屋の中に30秒も居ると頭痛がするほどの大音量で鳴らしてみましたが、室外では窓辺に来てようやく曲名が分かる程度にしか聞こえません。特に高音はほとんど聞こえませんでした。(低音については、「ズンドコ」と多少聞こえます)

●室内でピアノを弾いた場合
グランドピアノ音量は、やはり半端ではありませんでした。
いつもはピアノの上部のふたを閉じて弾いていたので、アップライトのピアノとそれほど大差無いと思っていたのですが、このふたを開けると、とんでもない大音量になります。
小さなコンサートホールなどでは、マイクやスピーカーなどの増幅機を使う必要も無いのですから、当たり前と言えば当たり前ですが・・・・・。
この状態でバンバンバーンと派手に演奏すると、さすがに外まで音は漏れてきます。ちょうど、防音していない家の窓越しに、テレビの音が聞こえてくる程度の感じです。さすがに深夜はためらわれますが、昼間ならまず問題ないレベルだと思います。(勿論、室内は耳をつんざくほどの大音量なのですが)
木造住宅の防音としては、この辺が限度のような気がします。これ以上の録音スタジオのような完璧な防音を求めるなら、建物の構造からして、鉄筋コンクリートなどの構造にしないとダメでしょうね。
まあ我が家では、当初目標のレベルはクリアしたと思っています。



ピアノルームだけはなく、今回は玄関も広げてリニューアルしてもらいました。
以前の玄関に比べて土間の部分は2倍になっていますし、L字型の「上がり框(かまち)」も付けてもらいました。
背の高くなった玄関ドアと相まって、これまで狭苦しかったイメージが一気に良くなりました。


玄関から「はなれ」に通じる廊下の部分です。
母屋のリビングルームとの境は、(ちょっと低めの)天井までの特注サイズの建具で仕切られています。
この廊下はL字型で中庭を囲むような形になっています。中庭に面する部分は「掃き出し」の窓になっていますので、何だか旅館の廊下のようになりました。


南側から見た光景です。
増築前とは、随分違ったイメージになりました。


玄関部分を西側から見たところです。
暗くて良く見えませんが、「はなれ」と母屋に挟まれた中庭は、インターロックというレンガに似た敷石を敷き詰めてもらいました。


離れを南側の道路から見たところです。


母屋の2階から「はなれ」を見たところです。
庭の芝生が、ほんの少しだけ残りました。

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