2017年05月30日
6.プジョー407について(その6)
今回のブログ連投は、とうとう「その6」になりました。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。m(_ _)m
もう少しで終わりますので、ご容赦下さい。
さて、「欧州車でサイズ的な制約をクリアして、華のある4ドアセダン」という僕の贅沢な条件ですが、一つだけありました。
それが、このクルマです。
はい。
最近、ちょちょくテレビで宣伝するようになったジャガーXEです。
ジャガーも最近の売れ筋は「Fペース」というSUVですが、僕が引かれたこの「XE」は、全長4.68m、全幅1.85m、全高1.415m と、僕の理想のサイズです。
シルエット的には、昔からある「格好良い4ドアセダン」の典型のようなデザインですが、ロー&ワイドなボディに特徴的なフロントマスクは、一目見てジャガーだと識別できます。
スポーティなフォルムの中に古典的なセダンの端正さも混在していて、最近のドイツ御三家のセダンとは違う趣があります。
何と言っても、ほとんど街で見かけないので、「華」があります。(笑)
少し前に試乗したのですが、素晴らしい乗り心地でした。
ドイツ車のようなカチッとした固さとは少し違って、路面を舐めるように滑らかにサスが動きます。
「フロント=ダブルウィッシュボーン」「リア=インテグラルリンク」という機構は、407より更に進化しています。
407のふんわりとした柔らかい乗り心地とは別の乗り味で、少々飛ばしても不安な感じは全くありません。
75%がアルミ製という軽量なボディに、前後の重量配分がほぼ50:50という理想的なFRの設計は、コーナリングが楽しそうです。
4気筒のガソリンターボエンジンは、6気筒の407のような重厚感こそありませんが、かなり軽快に回ります。
8速ATは驚くほどスムーズに変速し、407のように街中を低速ギアで引っ張ったりする不自然さもなく、適切なギアを選択してくれるのでストレスも溜まりません。
407は3Lエンジンなので、アクセルを深く踏み込めば気持ち良い加速をしますが、中途半端なアクセル操作だとシフトダウンを躊躇うことがあります。
それに比べると、XEは発進時は勿論のこと、中間加速も軽くアクセルを踏み込むだけで思い通りの加速をしてくれます。
ただし、この格好良さ優先のスタイル故に、室内の解放感はあまりありません。
乗員の頭上高はミニマムですし、後席も決して広いとは言えません。
窓の大きな407とは対照的に、視界もあまり良くありません。
駐車場に停める際は、オプション装着の全方位カメラとセンサーの助けが要りそうです。。。
(続く)
この記事へのコメント
マンさん
2017/05/30 17:15:33
こんにちは。
ちょっと前にXEに試乗した際のブログを拝見した時、相当気に入ったんだな、と感じましたよ(笑) 車好きの英国人が作る車だから、ドイツ車とは違った味があるんでしょう。 近くならば押し掛けるのに…(笑) | コメントへの返答
2017/05/30 20:43:36
こんばんは。
そうなんです。 404の3L 6気筒エンジンに比べると、2L 4気筒のジャガーは、パワーや躍動感が物足りないのでは? と思ったのですが、試乗したらとても軽々とスポーティーに走りました。 足まわりもシャキッとしているのに、不快な突き上げやゴツゴツが感じられなくて、実に快適でした。 見た目の格好良さと相まって、いっぺんに気に入ってしまいました。(笑) お近くにおいでの際は、是非見てやって下さい! そのうち遠出すると思いますので、どこかでお会いできるかも。です!(*^_^*) |