2002年02月16日

9.輸入車ショーに行って来ました

愛車プントは一番下の記載にある通り、事故で長期入院中ですが、今日は岐阜のメモリアルセンターで開催されている「岐阜輸入車ショー」に行って来ました。

悲しいことに、事故車となったプントの再帰はほぼ絶望的となってきました。修理費の見積もり金額が中古車価格より高くなりそうなのです。
今日板金屋さんに行って、プントのボンネットを開けて私なりに調べてみましたが、一番被害のひどかったフロントサスペンション近辺をよく見てみるると、何とストラットの付け根部分のボディーが「裂けて」いました。ここはサスペンションを支えるために相当頑丈に作られているはずですが、こんな頑丈な部分の鉄板が「パックリ」と裂けているのですから、やはり被害は想像以上に甚大です。さらによく見てみると、その他にもボディの溶接部分が何カ所か「裂けて」いました。これでは、ボディ修正機で曲がりを修正してあちらこちらの溶接をやり直したとしても、新車時と同じ剛性を期待するのは難しそうです。と言うわけで、哀れなことに愛車プントは廃車することになってしまいました。
でも、プントはとても気に入っていたクルマです。ちょうど今日は「岐阜輸入車ショー」の開催で、「今ご成約頂けたら、3.9%の特別金利でローンが組めますよ!」とのセールスさんの言葉に、「せめてもの救い」と、もう一度プントを新車で購入することにしました。

ところで、アレーゼさんのブースに行ったら、こんなプントが展示してありました。グレードはELXなのですが、特別に「本国仕様のアバルトキット」を装着していました。フロントバンパーとリアバンパーは取り替えてあり、サイドステップが追加されています。アルミはスピードラインで、「これがELX?」と見違えるほど格好良かったです。


後ろ姿はこんな感じです(お兄さんが写っていますが、全く関係のない人です)。ナンバープレートがバンパーから下にはみ出さないので、とってもビューティフル!です。でも、このキットを装着するには、更に30万円程度の追い金が必要となるようです・・・・。
もはやそんなお金はどこにも残っていませんよ~~!(涙)


【以下は、この事故当時の記録です】
2002年1月18日の午後2時30分頃。家内が帰宅途中の信号のない交差点で、側面衝突されてしまいました。
相手はアパートなどの賃貸不動産を斡旋する某会社の営業マンで、サニーの営業車でした。この営業マンの「一旦停止」違反が原因です。
そこはあまり見通しの良くない交差点なのですが、相手側には「一旦停止」の三角標識と、道路には「停止線」と「止まれ」の表示もあります。しかし、ほとんど減速することなくプントの助手席側に突っ込んできました。
衝突されたプントは、あわや道路の反対側にあるブロック塀に激突しそうになるまで押し出され、家内の必死のハンドル操作で、なんとか寸でのところで止まることができました。
不幸中の幸いだったのは、運転していた家内も、そして何よりも助手席に乗っていた長女も無傷であったこと。 とは言え、二人はかなりの精神的ショックを受けてしまいました。家内などは今も事故を思い出す度に、怖さと悲しさと悔しさで、涙をボロボロ流しています。

衝突されたプントの助手席側は、フロントフェンダーがグチャグチャに壊され、さらにフロントドアからリアドアまでボコボコにされてしまいました。フロントフェンダー部分からフロントドア付近までのダメージは相当ひどいもので、反対側の運転席側のフェンダーまで歪んでしまいました。前輪の駆動系にも相当な衝撃が加わったようで、ドライブシャフトが抜け落ちてしまい、完全に不動となってしまいました。この衝撃はエンジンにも伝っており、直接ぶつかっていないはずのマフラーまで、ゴムブッシュから完全に外れてブラブラ状態になっていました。
知り合いの自動車修理工場に連絡してレッカー車で運んでもらいましたが、後でその修理工場の社長が点検したところ、エンジン下部と車体のフレームとを接合する太いボルトが折れていたそうです。「あんなボルトが折れるなんて、相当な衝撃だったと思うよ」とのこと・・・。
どこまで壊れているか、正確なところは分解してみないと分からないのですが、恐らく修理代は100万円を越えるのではないか? との診断です。相手の営業車はリース車両だったので、一応ちゃんと保険に入ってました。こちらも車両保険に入っているので、過失割合がどうなろうと、自腹を切ることはありません。
ところでプントは、ぐちゃぐちゃに壊れたフロントフェンダーやエンジンルームに比べ、フロントドアからリアドアの側面は、それほど大きく凹んでいません。これだけ派手に壊れているのに、フロントウィンドウをはじめどの窓ガラスもヒビすらありません。フロントフェンダーやエンジンルーム部分が衝突時の大きな衝撃を吸収したこともあるのでしょうが、乗員を囲むスペースはかなり堅牢に造ってあるようで、乗員が無傷だったのが何よりの証です。プントの安全性を身を持って実証することになり、家内も「プントにして本当に良かった!」と言います。でも反面、無惨に壊れたプントの姿を見ると、「プントが可哀想・・・!!」と、思わず涙ぐんでいました。
相手の営業マンは、まだ入社して2~3年程度の若造で、いかにも頼りなさそうな、ぼ~っとした野郎でした。 事故直後の対応も悪く、本人も動転していたのだと思いますが、警察を呼ぶでもなく謝りもせず、まったくいい加減な奴でした。駆けつけた警察官の質問に、「一旦停止したけど・・・良く見えなかった・・・」などと言い訳けするものだから、警察官に「ちゃんと一旦停止したなら、こんなに大破するはずないだろう!」と指摘される始末。
事故後に「会社に報告書を作るので、車名を教えて下さい」と電話してきたので、家内が「フィアットのプントです」と答えているのに、「どこのメーカーですか?」と聞いてきます。家内が「だから、フィアットです!」と言っても、「ひ? ひあっと??・・・」と、ちっとも話が通じません。こんなバカヤローに愛車を台無しにされたかと思うと、本当に腹立たしい気持ちです。
さて修理の方ですが、修理工場の社長の話では、これだけ大量の部品が全て揃うまでには相当な日数がかかるだろうし、修理しているうちに、次々に破損箇所が見つかるだろうから、完治までは3~4ヶ月くらいかかるのではないか?とのことです。
これまでこのプントは大きな故障もなく快調に走っていました。家族全員がとても気に入っていたクルマだけに、本当に残念です。 いつになったら修理から戻って来るのでしょうか・・・。それまでず~っと待っていなければならないなんて、本当に苦痛です。


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