2011年03月21日

39.地デジチューナーを装着しました

407のナビは、PioneerのHDDナビ「AVIC-XH9」です。

なかなか高級なナビですが、残念ながらTVがアナログしかありません。
あと4ヶ月でアナログ放送が終わるので、そろそろデジタル方式のチューナーを装着したくなってきました。
しかし、車載用の地デジチューナーは結構高価で、メーカー純正だと数万円もします。
ワンセグなら1万円以下からあるので、「まあ、ワンセグにでもするか」と考えていました。
そんな折、先日お会いした同じ407に乗る青獅子さんが、KEIYO製の地デジチューナーを装着しておられました。
拝見したところ、とても映りが良かったので、僕も同じチューナーを装着することにしました。

購入したのは、KEIYO製「フルセグ&ワンセグチューナー」【AN-T004】です。
ネットオークションで、送料込み1諭吉程度と、ワンセグチューナー並の価格でした。
本体は、タバコの箱2個程度の大きさです。

以下は、メーカーの説明文から転載(一部省略しました)です。

【主な特長】
●電波塔の近くではフルセグの高品質映像、電波の弱い地域ではワンセグへ自動切換。
●アンテナは、付属のダイカットアンテナをフロントガラスに取り付けて終了。
●地域を移動した場合は、リモコンのワンタッチ操作で簡単にチャンネルの再設定が可能。
●画面は、4:3 16:9の両方に対応し、音声は主音声、副音声の切り替えも可能。
●文字スーパー/字幕放送に対応。(データ放送は非対応)
●EPG(電子番組表)に対応、フルセグ受信下では3日分の番組表を取得表示可能。
●地域設定でその地域の緊急放送が受信出来ます。又、チャンネル割付が変更されます。


このチューナーの設置場所は、純正のナビがあるトランクルーム右側スペースとしました。
ここにはアナログチューナーがあるので、外部入力端子がありますし、電源も取りやすいです。
また、炎天下に駐車しても、車室内ほど熱くならないと思います。
アナログチューナーに来ているハーネスに、1本1本テスターの検電棒を突き差して、エンジンON時に12Vが来ているコードを見つけました。
赤いテスターの検電棒の先にある、ピンクのコードがそれでした。


このコードを切断して、ギボシ端子を取り付けました。
ここに、地デジチューナーの電源を割り込みします。
このチューナーの電源コードは、最初から二股になっていて、ギボシ端子の「オス」と「メス」が付いているので、この端子を接続すればOKです。


しかし、トランク部分にチューナーを設置すると、フロントガラスに貼り付けるアンテナからのケーブル(3.5m)が届きそうにありません。
そこで、純正のアナログチューナーに来ているアンテナケーブルを流用することにしました。
純正のアンテナはダイバシティー用になっていて、フロントガラスに4本のシールアンテナが貼り付けてあります。そのうちの1本はナビのVICS用に使用されているので、残り3本が、このようなミニプラグ型の端子でアナログチューナーのところに接続されています。
ただし、残念ながら地デジチューナーの端子とは形が全く違いました。


そこで、地デジチューナーに付属されているアンテナコードを切断して、ミニプラグ用の端子(メス)を取り付けました。
コードの右端は、地デジチューナーへの接続端子。
コードの左側が、今回取り付けたミニプラグ用の端子(メス)です。
(ちなみに、真ん中のコネクタは、ミニプラグの「オス」です)
サンデー・パパのジャンク箱には、なぜかこんな端子が転がっているんですよね~っ。(笑)


とりあえず、これらの端子を仮接続してみて、地デジが映ることを確認します。
純正ナビの初期設定は、外部入力端子が使用できない設定になっていますので、「機器の設定」メニューから、外部入力端子(VTR2)を使用可能に設定変更する必要があります。
この設定を変更すると、バッチリと地デジが映りました。(嬉)


次に、リモコン受光部のコードを車内に引き込みます。
コードは、トランクの内張りを一部剥がして、タイヤハウスの横から、リアシートの背もたれの付け根部分を通します。
背もたれを倒した時にコードを挟み込んでしまわないよう、通す場所には注意が必要です。


次に、リアシートの座面を持ち上げて、サイドシルのプラスチックカバーの下を通します。
(写真は施工中なので、コードの一部がプラスチックカバーの上を這ってます)


サイドシルのプラスチックカバーの中を通したコードは、運転席のシートベルトアンカーの辺りから室内に出します。
ここからフロアカーペットの下を這わせて、今度はセンターコンソールの内側を通して、シフトレバーの辺りへ出します。


受光部は、この通り、シフトゲージの横の辺りに両面テープで貼り付けました。
本当は、受光部はナビの近所に貼り付けたかったのですが、残念ながらコード長が足らないので、ここまでが精一杯でした。(笑)
しかし、この位置でもリモコンは全く問題なく反応します。


リモコンの置き場は、センターコンソールにあるマルチファンクションコントロール下のポケットにしました。
このポケットの縁に、山型のスポンジシートを貼り付けました。


リモコンの裏側には、このように滑り止めの凹みがあります。
スポンジは、ちょうどこの凹みに当たる位置に貼り付けてあるので、リモコンがピタッと収まります。


これで、急ブレーキを掛けてもリモコンは飛び出してきません。
さらに言うと、運転中でも左手を延ばした位置にあるので、リモコンを取り出さなくても、このままの位置でボタン操作ができてしまいます。
我ながら、なかなか良いアイディアでした。(自画自賛。笑)

地デジチューナーは、付属のマジックテープ付き両面テープで、ナビの上に貼り付けました。
なかなか綺麗に収めることができました。


【肝心の映り具合の感想です】
407の純正フィルムアンテナを流用したからなのか、受信感度は上々です。
プントには、サンヨーのミニゴリラを乗せていますが、ワンセグ時の受信感度は、ミニゴリラより明らかに上です。
地デジの電波塔から近ければ、移動中でもほとんど常時フルセグで受信しています。
ビルの陰に入ったり、電波塔から遠く離れると、ワンセグに切り替わります。
そして、受信状態が良くなると、またフルセグに回帰します。
フルセグからワンセグへに切り替わる際は1秒ほど間が空きますが、ワンセグからフルセグへの切り替えはほとんど瞬時で、とても快適です。
フルセグ時の画質は、純正ナビのディスプレイ解像度をフルに使うので、ワンセグとは比べようがないくらい綺麗です。
音声もフルセグ時はステレオなので、ワンセグのモノラルとは格段に違います。
クルマでフルセグは無謀だと思っていましたが、なにがなにが、なかなかのものです。
変に妥協して、ワンセグだけのチューナーを購入しなくて正解でした。
しかもこの価格なら、コストパフォーマンスは申し分ないですね!!