2008年09月27日

4.ナビの改造

407の純正ナビはとても高性能ですが、その分だけ使い勝手が良くありません。
特に気に入らないのは、走行中の操作が大幅に制限されていることです。目的地を再設定しようとしたり、「この先にコンビニはないかな?」と画面スクロールしようと思っても、「運転中は操作できません!」と、断固拒否されてしまうのです。
さすがに運転中の操作は危険ですが、助手席の家内に操作してもらいたいことは多々あります。そこで走行中でもこれらの操作ができるよう、改造を試みました。

この純正ナビは、実は「Pioneer製の「AVIC-XH9」です。
パイオニアのホームページから、このナビの「取付け説明書」をダウンロードして研究したところ、パーキングブレーキに接続するケーブルを発見しました。
パーキングブレーキを作動させるとマイナス電流が流れるようなので、このケーブルを常時マイナスアースしてやれば、走行時でも停車時と同じ操作ができるのではないかと考えました。


「取り付け説明書」によると、「パーキングレーキ接続ケーブル」は「若草色」となっています。
407のナビはトランクに設置されているので、トランクの内張を少し剥がして、ナビ本体へのケーブルを探してみました。
ところが「若草色」のケーブルなんてありません。(T_T)
どうやらケーブル類は407専用品になっているようです。しかしナビ本体は同一品なので、ケーブルの内どれかは、「パーキングブレーキ」に接続されている筈です。
そこで、テスターの先端部分を1本1本ケーブルに突き刺して、パーキングブレーキを引いた時だけマイナスになるケーブルを探しました。

「ありましたよ!」 (^_^)v
赤いテスターの端子で持ち上げた「グレーのケーブル」がそうです。


どうやらこれが「パーキングブレーキ接続用ケーブル」のようです。このケーブルを途中で切断して、その両端にギボシ端子を取り付けました。
もしも間違っていた時は、この端子を接続すれば元通りになります。


マイナスアースの取り出し部分は、テールライト取り付け部分のすぐ側にありました。ここからナビやテールライトなどにマイナスアースされているようです。
ここに新しいアース線を友締めして、その先端を上記の「パーキングブレーキ接続用ケーブル」に繋ぎました。


結果は バッチリでした!!
走行中でも目的地設定やスクロールが自由ですし、各種設定も全て操作可能です。
ナビから見ると、「パーキングブレーキを引いた状態で走行」していることになりますが、ナビゲーション機能は全く問題ありませんでした。
この改造の副産物として、走行中でもTVが見られるようになりました。(^o^)
もちろん運転手には関係ありませんが、助手席の家内は大喜びです。