2009年07月18日

13.バッテリー交換とライフ・ウィンクを装着

407のセルモーターは全く問題なく回りますが、この猛暑でエアコンはフル稼働ですし、これから遠出する機会も多くなるので、予防的な意味でバッテリーを交換しておくことにしました。

購入したのはBOSCEのシルバーバッテリー。欧州車用の「SL-7C」で、容量は74Ahです。
ネットで送料込み18,000円弱で購入しました。一時期より少し値下がりしましたが、痛い出費です。


まずは407のバッテリー上側のフタを外します。
バッテリーには親切な布製の取っ手がついていました。でも、どこのメーカーなのか、さっぱり分かりません。(^_^;)


バッテリーは側面の下部に凹みがあって、そこにプラスチック製のツメが引っ掛かるようになって装着されています。
ツメの部分には四角い穴が空いたフック(黄色く囲んだ部分)があります。ここに四角い棒を差し込んで左に回せば、ツメがスライドしてバッテリーを取り外すことができます。


この四角い穴は、3/8インチのラチェットレンチがピッタリ入ります。
エンジンルームは狭いので、エクステンションバー(延長棒)を使えば楽勝です。


そして、毎度お馴染みの自作バッテリーケースの登場です。
このケースのバッテリーを407のバッテリー端子にブースターケーブルで接続します。こうすればバッテリー交換中も各種メモリーがクリアされないので、後々の面倒な設定作業などが不要で済みます。


バッテリーケーブルの端子が車体や工具などに触れてショートしないよう、端子部分を軍手などの絶縁物でグルグル巻きにします。


取り外したバッテリーはプジョーの純正品で、ラベルにしっかりライオンマークが印刷されてました。
でも、このラベルは車載時に裏側になってしまうので、今まで気が付きませんでした。(^_^)
左が取り外したバッテリー。右が購入したバッテリー。


並べてみると、高さと幅は同じですが横幅が全然違います! (^_^;)
けげっ!
ネット等で情報収集したつもりですが、うちの407は別格なのか?!


よく見てみると、バッテリーを乗せるケースは左右のスペースが余ってました。購入したバッテリーを乗せてみると、ケース内にピッタリ収まります。
な~んだ。最初からこのサイズのバッテリーを搭載できるようになってたんですね。


バッテリー交換したついでに、こんなパーツを取り付けてみました。
Panasonic製の「LIFE WINK(ライフ・ウィンク)です。
バッテリー新品時の「エンジン始動電圧」を記憶しておいて、エンジン始動の度に電圧を測定して、バッテリーの劣化度合いを5段階で表示してくれるというものです。
その他にも、充電系の異常や充電不足などを警告してくれるという優れ物です。


説明書には、「Panasonic製バッテリー専用パーツです」「他社製品へは取付できません」と記載されています。しかし、適合する型番などが記載されていないので、どう考えてみても他社製品がダメな理由が見あたりません。ここは「自己責任」ということで購入しました。
まっ、1,500円程度の商品なので、ダメ元です。(^o^)

取付は配線をバッテリーの端子に接続して、バッテリー上面に両面テープで貼り付けるだけです。しかし、これではボンネットを開けないと状態が分かりません。
そこで、配線をう~んと延長して、この本体を室内側に設置してみることにしました。


エンジンルームから室内に配線を通せる穴を探したところ、運転席のステアリングコラム下側の近くに、ディーラーさんがオプションで取り付けたフロントソナーの配線を通したグロメットを発見。
この穴をもう少し広げて配線を通すことにしました。
写真では分かり難いですが、エンジンの奥で狭くて手が入りにくい場所です。そこで、室内から針金を押し込んで配線を通しました。


室内側の出口は、ブレーキペダルの「付け根」の左側。ステアリングシャフトの右上です。
こちらも狭い場所なので、大汗をかきながら取り回しました。
バッテリーからの直結配線なので、ペダル操作や振動などで擦れて被膜を傷つけてしまうと、ショートして大変なことになります。安全のために、配線は全てコルゲートチューブでカバーして、あちらこちらタイラップでしっかり固定しておきました。


配線は運転席右側にある「ミニ・グローブボックス」に出しました。
このグローブボックスのフタを開けると、右上に5cm角ほどの未使用のスペースがあります。本来はヘッドライトの光軸調整スイッチがある場所ですが、うちの407はオートレベライザーが付いているので、スイッチが付いていないのです。
めくらブタを取り外して、ここに「ライフ・ウィンク」を取り付けることにしました。


こちらはエンジンルームです。
運転席側のグロメットを通した配線を助手席側のバッテリーまで持って行く必要があるので、室内との仕切り(バルクヘッド)に貼られた遮音材(内張り)の中を通します。


バルクヘッド内側を通した配線を助手席側から出します。ここまで来ればあと一歩です。


バッテリーまでの経路は、このようにヒューズボックスの中を通しました。
万一に備えて配線の途中にはヒューズを入れてあります。ヒューズボックス内には十分なスペースがありましたので、ヒューズはこの部分に入れておきました。
ヒューズボックス内の配線も、もちろんコルゲートチューブでガードしてあります。


ところが、407のバッテリーケーブルの端子には、取付のためのネジがありません。バッテリー端子との接続は、クランプになったレバーを上げ下げするだけという、とても便利な仕組みです。
しかし締め付けネジがないと、配線を共締めすることができません。
そこで、このバッテリーケーブルの端子に配線を直接ハンダ付けしました。

材質が真鍮製なのか、端子の表面を紙ヤスリで軽く磨いただけで、バッチリとハンダが乗りました。ハンダは熱に弱いのが心配ですが、エンジンルーム内の温度程度でハンダが溶けることはありません。
こちらはプラス側。


こちらはマイナス側です。


「ライフ・ウィンク」の配線をクワ型端子からギボシ端子に付け替えて、簡単に取り外しできるようにしておきました。
取り付けスペースより本体の方が大きいので、本体の側面をカッターナイフで削って両面テープで固定しました。隙間だらけで見た目が悪いのは、そのうち何とかします。(笑)
グローブボックスのフタを閉めると本体は全く見えなくなりますが、僕はここに運転用の眼鏡やサングラスを入れているので、出掛ける際に必ずチェックできます。


さて、エンジンを掛けると、赤・黄・緑のLEDランプがナイトライダーのように流れ、これはなかなか綺麗です。!

このイルミネーションはイグニッションOFFでもずっと流れているので、ダッシュボードなどに上手に組み込めば、セキュリティ装置のように見えますね。
見た目はともかくとして、本来の効果がどんなものか、なかなか楽しみです!!