2009年11月01日

18.ナンバープレートステーを補強しました

407の国内仕様は、このようなアルミ製のステーにフロントナンバープレートが取り付けられています。このステーはバンパーに埋め込まれたアンカーに5mmのボルトで止られていますが、どうも最近、このステーが、かなりグラグラしている気がします。


ジャッキアップしてバンパーの裏側から見ると、バンパーに埋め込んであるアンカーがとっても心許ない状態です。
以前にナンバープレートの位置を上方にずらし加工した時も気になっていたのですが、「まあ、こんなもんなのかな~っ」と思ってました。


しかし、いかにも柔い感じがするので、試しにアンカー部分をペンチで挟んで引っ張ってみました。
すると、ななっっなんと、アンカーは簡単にすっぽ抜けてしまいました。 (T_T)
これではナンバープレートを「ガリッ!」と派手に擦るか高速走行したら、ナンバープレートがステーごと吹っ飛んでいってしまいます。(ヒエ~!)


引っこ抜いたアンカーを見ると、前後がまるで逆に取り付けられていました。
写真の右下がバンパーの外側で、左上が内側です。
これでは外側に簡単に抜けるのは当たり前です。(>_<)
素人だってこんなことはしません。どうしてこんな取り付けになっているのでしょうか?


そこで、このアンカーを反対向きに取り付け直すことにしました。
簡単に抜けないように、念のために、アンカーの端の部分をヤスリで加工して、このように切り開いておきました。


さらに、念には念を入れて、ナットも使って止めることにしました。自宅の道具箱にたまたま、このようにフレア付きのナットが転がってたんですよね~っ
自動車修理によく使う6mmでなく、5mmのナットだったのですが、うまく転がっていたものです。(笑)


しかし、バンパーの裏側はとても狭くて、ペンチなどの工具も手も入りません。こんな狭い場所に裏側からアンカーを差し込むことは不可能です。
しかし、サンデー・パパは自称「DIY人間」です。こういう時は、針金を上手に使います。
針金をアンカーに通して、その先にナットを絡めておきます。


そして、バンパーの裏側からこの針金を穴に通します。
後はこの針金をギュ~ッと引っ張れば、このようにアンカーの頭が出てきます。
バッチリでしょ!


さらに、裏側にフレアナットを取り付けるのですが、ペンチやスパナなどの工具が入らないので、このような道具を使います。
これは、ロッドアンテナの先端に強力な磁石がついた工具で、狭い場所にナットなどを落としてしまった時に、磁石で拾うものです。この工具にナットをくっつけて、バンパーの裏側から差し入れてボルト止めします。


バンパーの裏側から見ると、こんな感じになりました。
これでもう、アンカーがすっぽ抜けることはないでしょう。


ただし、スパナなどの工具が使えないので、フレアナットを十分に締め付けることができません。
そこで、ナットの頭に金属用の接着剤を塗って固めておきました。これで、簡単にはナットは緩まないでしょう。



今回ジャッキアップしたついでに、エンジンのアンダーカバーの割れも補修しておくことにしました。
実はうちの407は、アンダーカバーの運転席側部分の一部が割れてしまっているのです。
割れの長さは20cm以上にも達していますが、今のところギリギリ真っ二つにならずに繋がってます。しかし、この割れは次第に広がっているような感じです。


そこで、割れの部分にプラスチック用の接着剤を流し込んで補修しておきました。使用した接着剤は、ポリプロピレンも接着できるという触れ込みのものです。
更に、これまた工具箱に転がっていたプラスチック板もあてがって、一緒に接着して補強しておきました。
これで、アンダーカバーをしこたまぶつけない限り、割れが広がることはないでしょう。
ただしオイル交換する際は、変な力がかからないように、アンダーカバーを気をつけて脱着しないといけませんね。


割れた部分は何とか接着されているように見えますが、油断は禁物です。
アンダーカバーはプラスチック製ですが、畳の2/3ほどもある大型なので、かなり高価だと思われます。大事に扱いましょう。(爆)