2010年04月04日

24.ポジションランプをLED化しました

先日、407にLEDのデイタイムランプを装着したのですが、電球のポジションランプを点灯させると、あまりにも色合いが違うのに愕然としました。
LEDのあの純白は、電球ではどんなに頑張っても真似できないのです。
こうなると、ポジションもLED化するしかありません。

最近は色んなLEDポジション球が販売されていますが、とにかく明るさが重要です。
そこで購入したのは、「孫市屋」というネット専売店「SMD-9連194-白 T10(LBS9-W)」という商品です。

超広角、超高輝度 SMDを9連装した商品です。
直径は最大11mmなので、407のポジションランプの狭いスペースに装着できる、ギリギリのサイズです。

口金の部分を見ると、このように中に抵抗が仕込まれていることが分かります。


ノーマルのT10型の電球と比べると、全長がかなり長いです。
(電球が黒いのは切れているからです(笑)。たまたま手元にあったので比較のために使いました)

407のヘッドライトに使うには全く問題ありませんが、ルームランプやナンバープレート照明などのように、器具の中に入れて使うにはサイズに注意が必要です。

ポジションランプは、ヘッドライトのハイビームと同居していますので、こちらから交換することになります。
ヘッドライト裏側のゴムカバーを外すと、ポジションランプのソケットが現れます。
このソケットをプライヤーなどで摘んで、後に引っ張れば抜けます。ただし狭い場所なので、特に右側は先の曲がったプライヤーでないと大変です。


さて、LEDポジションランプを取り付けると、外から見ても四角い変な棒?(笑)が見えます。

何も知らない人が見たら、不思議に思うでしょうね。

さて、この状態でエンジンを掛けてみると、ライトスイッチをONにしていないのに、「ピーッ!」という警告音と共に、マルチインフォメーションディスプレイに球切れ警告メッセージが出ます。

407に限らず、最近の欧州車はランプ類などの電装品に微電流を流していて、その電流の流れ方の違いで、球切れを感知する仕組みが多いのです。
でもこれは、最初から想定していました。

さらに、エンジンを停止してキーを抜いても、LEDがうっすらと光っています。

俗に、「ゴースト点灯」とか「幽霊点灯」と言われていますが、夜見ると、はっきり光っているのが分かるので、「あれっ、ライトを消し忘れたのかな?」と慌てそうです。
この現象はエンジン停止後1分ほどで終了します。つまり、407君はエンジン停止後1分間ほどずっと微電流を流し続けて、球切れを監視しているのでしょうね。
これも想定していました。

しかし、想定外だったのは、LEDランプの向きを色々と変えてみて、どの角度が一番反射鏡に綺麗に映るかなと試していた時のこと。
ソケットの向きを変えたり抜いたり差したりしていたら、なんと! LEDランプがライトハウジングの中に落ちてしまったのです!!

ソケットが少し緩いかなぁ・・・とは思っていたのですが、まさか抜け落ちるとは。。。。(;_;)

なんとかしなればと、針金の先に両面テープを付けて、そろりそろりと落ちたランプを拾おうとした時のことです。
ランプは無情にも反射鏡の下側に入り込んでしまい、姿も形も見えなくなりました。(;_;)
バンパーの隙間から見ると、反射鏡の下にうっすらと姿が見えました。もはや回収不可能です。

まるで、絵に描いたようなオチョンボで、すっかり気落ちしてしまいました。

暫く休憩してから気を取り直して、作業を続けることにしました。
球切れ警告やゴースト点灯は、電球に比べてLEDの消費電力が少ないことが原因です。これを簡単に回避するために、孫市屋さんで「警告灯防止抵抗」も購入しておきました。
この抵抗は25Ωなので、12Vだと6W程度の電球の電流量になります。
アルミ製のヒートシンクで、なかなか立派な造りです。


この抵抗を付属の配線コネクターで、ポジションランプの配線に並列に接続します。
しかし、ライトハウジングの穴が小さい上に、配線の長さににほとんど余裕がないので、配線コネクターを取り付けるのは大変な作業でした。
それと、この抵抗はかなり発熱するそうなので、プラスチック製の狭いライトハウジングの中に設置するのは、危ない感じがします。


そこで、30cmほど配線を延長して、ライトハウジングの外に設置することにしました。
配線は、ライトハウジング背面のゴム製カバーに小さな穴を開けて通しました。
車検時に元に戻すことも考慮して、抵抗の配線とはギボシ端子を付けて、いつでも取り外しできるようにしておきました。


抵抗は、放熱を考慮して金属部分に取り付けることにします。
フロントグリルのカバーを持ち上げると、ラジエータを囲うフロントメンバー部分にちょうど良さそうな穴が空いていました。


この穴に針金を通して、抵抗を固定しました。
タイラップやナイロンタイを使えばもっと簡単なのですが、発熱することを考えて、敢えて針金を使いました。いかにも格好悪い造作ですが、フロントグリルのカバーを元通りに戻せば、こんな造作は全く見えません。


LEDランプは1個だけになってしまいましたが、また購入すれば直ぐに取り付けできるように、左右共に配線しておきました。


ポジションランプを点灯させてみると、抵抗はみるみる熱くなってきました。素手で持っていられるのは2秒~3秒と、想像以上の発熱です。やわなプラスチックや配線の被膜などは、密着させると間違いなく溶けてしまいそうなので、ライトハウジングの外に設置して正解でした。
この位置に固定して触ってみると、発熱はだいぶ押さえられていました。金属部分に設置したことで、かなり放熱効果があったようです。
この位置に取り付けて、大正解でした。

夜になるのを待って、取り付け後の写真を撮ってみました。

向かって右側が電球(それでも、青く塗られたHIDに近い色の電球です)。
向かって左側がLEDで、違いは明らかでした。
これでやっとLEDデイタイムランプと同系色になりました。
明るさも期待通り、いや期待以上で、電球よりもかなり明るく視認性は上々です。
さ~てと、もう1個、さっそく追加で注文しなくっちゃ!!(爆)

●その後、LEDポジション球を追加注文しました(2010年4月10日)

今度は簡単に抜け落ちないように、ソケットの口金の部分を加工することにしました。
ノーマルの口金はこのように角張っています。


それを、カッターナイフとヤスリを使って、角を丸めました。
ソケットの接点をきつくしても差し込みやすくするためです。


ソケットはこのように、接点部分の先端が電球の口金の凹部分に引っ掛かって、抜けを防止する形になっています。


この接点部分を小さな工具を使って、もう少し狭くしました。
LEDポジション球の口金部分を丸めてあるので、これでも簡単に差し込むことができます。

LEDポジション球を手で触った感じでは、かなりしっかり止まっています。
これなら、もう簡単に抜け落ちたりしないでしょう。(爆)

これでやっと、左右が揃いました。
ポジションとデイタイムランプの色合いもバッチリ合ってます。
それにしても、デイタイムランプに引けを取らない明るさは、本当に申し分ないですね。


ヘッドライト(ロービーム)を点灯させたところです。

実は純正のHIDヘッドライトの方が黄っぽいのですが、プロジェクターライトは見る角度によって色合いが変わるので、正面から見ると違いはあまり分かりません。
6000ケルビン程度のバーナに交換すれば色が合うと思うのですが、まあ、当面はこのままでも良しとしましょう。
それにしても、なかなか派手なお顔になってきました。。。。。