25.HIDのバーナー改良?(2005.3.06) | |
先日、プントのロービームにHIDを装着したのですが、どうも路面を照らすライトの「色むら」が気になってました。 遠方は圧倒的に白くて明るいのですが、手前の路面が黄色く暗い感じがするのです。 |
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こちらが、ガレージの壁にライトを照らしてみたところです。 やはり、上方の明るさに比べて、下側(路面だと手前側)が暗く、写真の通り照射色が黄色くなってます。 ところが、あるホームページで、「照射色が黄色い原因は、バーナーのセラミック棒の色が黒いからだ」という話を読みました。 「バーナーから発せられた光が、黒いセラミック棒に反射されて、色温度が下がってしまうのが原因」だというのです。セラミック棒を耐熱ペイントで青色に塗色したら、「照射色の黄ばみが取れた」とありました。 |
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そんな話なら、是非やってみなければ! と、インターネットで写真の耐熱ペイントを購入しました。先のホームページでは、青色に塗色したとのことですが、もっと明るい色の方が効果があるだろと勝手に考えて、私はシルバーを購入しました。 購入したのは、耐熱塗料では定評のある「オキツモ」の商品です。 ただ、タッチアップペンのような小さな筆が付いたペイントだと思って購入したのに、蓋を開けてみると、サインペンのような形状になってました。 確かに商品名は「耐熱耐候マーカー!」となってますので、私の勝手な勘違いでした。 |
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サインペンのような形状では、細かいところまで塗れないので、面相筆を購入して、耐熱マーカーの先端をお皿に押し当てて、浸み出てきた塗料を、筆を使ってセラミック棒に塗ってみました。 こんな風に、セラミック棒は綺麗にシルバーになりました。 耐熱塗料は、塗装後に高熱で焼く必要がありますので、この後、直ぐにバーナーを20分くらい点灯させて、塗料を定着させました。 |
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プントのヘッドライトのバルブは、右側は簡単に交換できますが、左側はライトハウジングの裏側にスペースがないので、大変な作業です。 そこで、まず右側のバーナーだけ塗色して、効果を確かめてみました。 上の写真が塗色前。下が塗色後です。 写真で見ると全く違いが分かりませんね。下側の黄色い部分が改善されることを期待していたのですが、ほとんど変わりません。 実は写真だけでなく、肉眼で見てもこんな感じなんです。(泣) よ〜く目を凝らして見てみると、下側が黄色いのは変わりませんが、心なしか全体的に少し白っぽくなったような気がします。 ただし、「気がする」程度の違いです。 プロジェクターヘッドライトの場合、黄色い色が出るのは構造的な問題で、バーナーのセラミック棒を塗色した程度では、効果が出にくいのかも知れませんね。 |
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これまでの写真は、片側だけですが、今度は両方点灯させてみました。 写真の右側がバーナー塗色後、左側が塗色前です。 写真では良く分かりませんが、今度は肉眼で少し違いが分かります。 下側の黄色い部分や、配光の悪さは改善されてませんが、バーナー塗色後のライトの方が、全体的に白さが増してます。 なるど。確かに効果がありますね! ただし残念ながら、よ〜く見ないと分かりません。「バーナーの個体差だよ」と言われれば、納得してしまう程度のレベルです。 |
プロジェクターランプの構造や形状が異なるので、効果は一律ではないと予想してましたが、ちょっと微妙な結果でした。 効果が大きければ左側のヘッドライトもバーナーを取り外して塗色する予定でしたが、この程度の相違なら、苦労してバーナーを取り外して作業するのは躊躇しますね。当面はこのままで様子を見てみることにしました。 それより今度は、ベクトラやプジョーで試してみようかな?! |