6.ヘッドライトをHID化しました

前回のモディファイで、HID化の予習の意味でバルブを交換しましたが、安物のバルブはいかにも暗く、早々にHID化を決意しすることになりました(大げさな・・・・)。
インターネットで商品を物色していると、オークションで「LOUD」製のHIDキットが安く出品されているのを発見しました。
バナーは4500ケルビンですが、何らかの事情で「新品未使用品」とのことです。
「よっしゃ、これだ!」と入札。 めでたく、とても安価に落札できました。(^_^)v

落札したのは木曜日の夜だったのですが、出品者の方から直ぐに連絡が来ましたので、インターネットバンキングを使って金曜日の朝一番で代金を振り込みました。
北海道の方でしたが、直ぐに発送してくれましたので、日曜日の朝にもう届きました。
商品は「88ハウス」が発売元になっている「LOUD」製で、付属品も全て揃っています。間違いなく新品でした。
いてもたっても居られなくなり、さっそく取付作業を開始しました。、

まずは、ヘッドライトユニットを左右とも取り外します。これは前回やった作業なので、手慣れたものです。次に、バラストの位置を決めます。
前回確認した時は設置場所に苦労しそうだと思った左側ですが、実はヘッドライトユニット下側とフロントメンバーフレームとの間に、結構なスペースがありました。
左の写真は、試しにバラストを置いてみたところですが、ヘッドライトとの間には、まだ2cmほど隙間がありました。ここならエンジンルームの熱気も少ないですし、何よりも、頑丈なフレームの上なので、万一の事故でもバラストが破損する心配も少なそうです。
左側は、ここに決定です。

問題は右側です。
左側と同じ位置には吸気用のエアダクトが通っています。しかもこのエアダクトは、チャンパー効果を得るために、複雑に枝分かれしています。
試しに、写真のように無理矢理エアダクトの下側にバラストを置いてみましたが、枝分かれしたエアダクトが邪魔になって、ヘッドライトユニットが定位置に収まりません。
枝分かれした部分のダクトだけ取っ払うことは可能ですが、わざわざこんな複雑な形状のダクトを装備しているのは、設計者の意図が何かあるのでしょう。せっかくの設計者の意志を無駄にしてしまうのは心苦しいので、この位置は諦めました。

この他にも、フォグライトの裏側などにスペースがあるのですが、ヘッドライトユニットから遠ざかると電源コードが届かなくなるのと、風雨が心配です。
こうなると、やはり当初の予定通り、フェンダーの内側にするしかなさそうです。
写真は、取りあえず置いてみたところです。
スペース的には全く問題ないのですが、もしもフェンダー部分をゴツンと事故ったら、バラストまでお釈迦になってしまうのが心配です。まあ、その時その時としましょう!

バナーの配線を通すために、ヘッドライトの防水キャップに穴を開けます。
バナーの配線にはゴム製のグロメットが付属していますので、このグロメットをはめるための穴を開けます。穴の位置を決めて、マジックで正確に17mmの円を書いて、カッターナイフで穴を開けていきます。
バルブの取付位置はキャップの中心ではありませんでしたので、穴はバルブ取付位置に合わせて、中心から少しずらした位置に開けました。

防水キャップとグロメットは、シリコンのシール剤でシールして、防水性を確保しておきます。
グロメットは、バナーへの「プラス電源」と「マイナス電源」の他に、「バラストへの電源供給用」の計3本の電源コードを通します。
バナーは、予め定位置にしっかり装着しておきます。

「バラストへの電源供給」は、付属のコードを使って、バルブのコネクターから取ります。
コネクターは、黄色いコードがプラスで、茶色がマイナスです。
バルブのコネクターに端子を差し込んだら、ショート防止用に、端子に絶縁チューブを装着しておきます。


防水キャップを装着すると、こんな感じになります。
電源コードは3本まとめて、付属のプラスチックチューブを被せて、さらに念のためにスパイラルチューブを巻いておきました。

説明書には、「バラストは完全な防水仕様ではない」との注意書きがあります。
今回は左右ともボンネット内ではない場所に設置するため、この点が若干心配でした。
そこで、バラストの裏蓋と裏蓋をとめるネジの部分を、画像のとおりシール剤でシールしておきました。これで防水性はかなり高まると思います。

左側のバラストは、ヘッドライトユニット下側のフロントメンバー部分に、クッション付きの両面テープで貼り付けておきました。
バラスト取付位置の前後左右はそれほどスペースがないので、万一両面テープが剥がれても、バラストがどこかへ転がっていくことはないでしょう。(笑)
問題は右側です。
フェンダーの内側にバラストを立てて置くために、市販のステーを買ってきて、写真のように曲げました。

フェンダー内側の補強材の部分に、ちょうど良い穴がありますので、この穴にボルトを通して、ステーを取り付けます。

このステーに、バラストの取付穴をボルト止めすれば完成です。
バラストがボディーやステーに当たりそうな部分には、ウレタンのクッションを両面テープで貼っておきました。

角度を変えて見ると、こんな感じです。
バラストは、がっちりと装着されてます。
バラストへのマイナス電源は、エアダクト取付用のタッピングビズに共締めしておきました。


ここまでやって、いよいよライトのスイッチオン!!

HIDは、ばっちり点灯しました!! (^_^)v
最初は、バラストから「ジーッ」という不審な音がしましたが、暫くすると静かになります。
HIDトラブルによくある、「左右の色違い」や「片側不点灯」などの不具合もないようです。
ヒューズは純正(片側10A)のまま交換していませんが、別に問題なさそうな感じです。


このあとフロントグリルを元通りに装着して、光軸調整を兼ねて早速ナイトドライブに出掛けました。

いや〜〜っ 期待通りに、ホントに明るい!!
路面を照らすライトの光は少し青みがかった純白で、街灯の水銀灯とほとんど同じような色合いです。
4500ケルビンのバナーは、最近流行の6000ケルビンなどに比べると青っぽさが少いと聞いていましたが、なんのなんの、この純白の明るさは十分インパクトがあります。交差点で隣に並んだハロゲンランプのクルマが、スモールライトだけなのかと思うほど明るいです。

また、恐らく6000ケルビンクラスと思われるクルマとも併走しましたが、あちらは確かに真っ青な照射ですが、明らかに暗い感じがします。やっぱり、明るさは断然4500ケルビンですね。大正解でした。

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