7.HID化 その後 |
前回めでたくHID化に成功したのも束の間。昨日、エンジンを掛けずにスモールライトを点けて、フォグライトのスイッチをONにしたところ、フォグが点灯しません。
ん? フォグってヘッドライトがONでないと点灯しなかったけ? と、不審に思いながら、ヘッドライトのスイッチを入れてもう一度フォグライトのスイッチをONにしたら、ヘッドライトの辺りから「ギュギュギュ」と変な音?がして、HIDも灯かない!
ありゃりゃ? と、ライトのスイッチをOFFにして、もう一度ONにすると、今度は「ギューン」という聞き慣れないモーター音がして、左目のHIDだけが点灯。 でも良く見ると、左目のHIDは思いっきり道路の下の方を照らしています!!?
えっ? えっ? 何が起きたの?!「もしかしたら右目のヒューズが飛んだのか?・・・」。
そこで、ヒューズボックスの蓋を開けてみると、やっぱり右目の10Aのヒューズが飛んでました。原因がよく分からないまま、取り敢えず手持ちの15Aのヒューズに変更して、今度はエンジンを掛けたままHIDを点灯させたところ、両目ともHIDが点灯し、「ギューン」というモーター音と共に、ライトの光軸が上がって来ました。
う〜ん。いったい何だったのだろう?
冷静になって出した結論は、次です。
1.フォグライトは、エンジンを掛けていなしと点灯しない仕組みになっていた。
2.エンジンを掛けずにHIDとフォグを同時に点灯させようとしたので、一時的に電圧降下が起きた。
3.起動時に高電力を必要とするHIDは、低い電圧でバナーを点灯させようとして、通常より過大に電流が流れた。
4.過大電流に耐えられず、10Aのヒューズが飛んだ。
5.ベクトラは、片側のヒューズが飛ぶと、警告の意味でライトの光軸が自動的に下がる仕組みになっていた。
ネットの掲示板などを読んでみると、「HIDに替えた際はヒューズを15A程度に変更する」よう指示があるようなので、もともと10Aはミニマムだったようです。
それにしても右側だけヒューズが飛ぶのは何か理由がありそうです。思い当たるのは、「右側のバラストのマイナス電源は、ボディから取っている」こと。
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左側のマイナス電源は、バッテリーに近かったのでバッテリーの端子から取っていますが、右側は無精してボディからアースしていました。
もしかするとこれが原因かも知れないと考え、写真のように、アーシング用に購入してあった太いケーブルを使って、バラストへのマイナスアースをバッテリーと直付けしました。
これで、電源の条件は左側と同じになりました。
15Aのヒューズと共に、暫くこの状態で使ってみましたが、今のところ問題ない感じです。
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さて、昨夜は猛烈な豪雨だったのですが、ふと気になって正常に点灯している左側のライトユニットも取り外してみました。
嫌な予感は的中でした。
左側のバラストはバンパー取付部のフロントメンバー上に設置してあったのですが、なんとこの部分(赤丸で囲った部分)にうっすらと雨水が溜まってます
恐らく、ライトユニットを伝ってしたたってきた雨水が、この部分のほんのわずかな窪みに溜まっていたものと思われます。
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万一を考えてバラストの裏蓋はシーリング剤で防水加工してありますが、この状態が永らく続くのは危険です。
そこで右側と同様に、バラストをフェンダーの内側に移設しました。
写真を取り忘れましたので、申し訳に右側の取付風景を再掲示します。
左右対称になりましたので、左側はこの正反対の図を思い浮かべて下さい。
それと、バラストから電源コードが出ているゴム製のグロメット部分もちょっと不安だったので、念のためにグロメットとコード部分にも、シーリング剤をたっぷり塗っておきました。
これで、たとえバラストを水槽に落としても大丈夫!! かな?
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<番外編>
ヘッドライトのHID化で、晴天時の夜間走行は申し分なくなりましたが、人間は欲深いので、今度は悪天候時のことが心配になってきました。
HIDの白色光は、実は「降雨時などの悪天候に弱い」という弱点があります。
路肩に白線が引いてあれば良いのですが、白線がないと降雨時には路肩が見にくいのです。
これを解決するには、イエローのフォグライトが一番効果的です。
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ベクトラには純正でフォグライトが装着されていますが、光源は白色です。
白色はHIDで十分なので、フォグにはイエローのバルブを入れたいと考えました。
カー用品店とホームセンターと徘徊して購入したのが、左記のバルブです。
性能はに定評のあるPIAA製です。
能書きを読むと、単にバルブをイエローを着色してあるのではなく、バルブにイエローの色素を蒸着させてあり、更に「キセノンガスも配合!」とあります。
キセノンと言えば、正にHIDです。
これは試すしかないと考え、フォグに装着しました。
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点灯するとこんな感じです。
照らされた路面は見るからに黄色ですが、クルマを正面から見ると、「すっきり透き通ったレモンイエロー!」といった感じの光源です。
バルブやライトカバーが黄色に着色してあるフォグライトは、いかにも暗くて「真っ黄々!」というイメージですが、このバルブはそんな「ちゃち」な感じがしません。
HIDと併用してみましたが、悪天候時だけでなく、夜間の山道を飛ばす際もなかなか有効です。白色と黄色が入り交じるおかけで、路面の凹凸まで良く分かるような気がしますので、これはお勧めですね。
将来はフォグのHID化も考えたいのですが・・・ (こらっ! 無駄遣いするなって!)
実は、「純正フォグのHID化」にもチャレンジして見える方が居ます。
このホームぺージのコンテンツは、実に濃厚です。
HID装着の際には、是非とも見ておきたいページです。
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これでベクトラのヘッドライトに関するチューニングは、一応終了です。
この先にあるものは、もはやフォグのHID
化か、HIDのハイワッテージ化ぐらいです。
このページの方は、凄いです。
HIDを初めて装着する方も、是非とも参考にされると良いでしょう。
(私も、最初にこんページを読んでおけば良かった・・・・)
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