44.フューエルホースを補修しました |
 |
ベクトラのウィークポイントの一つに、フューエルホースの劣化があります。
給油口から下に伸びた樹脂製のパイプとガソリンタンクを接続する「ゴム製のホース」が劣化して、ガソリン漏れを起こすのです。
実際、3年半前(2004年11月)にガソリンが漏れ出したので、ヤナセで交換しています。
|
 |
しかし、交換からまだ3年半しか経っていないというのに、早くも劣化しています。
こちらは太い方のホースです。
パイプの抜け止めのために太くなっている部分のゴムがひび割れしています。
|
 |
もっと酷いのは細い方のホースです。
ひび割れどころか、端の方はもう完全に裂けています。
|
 |
ホースバンドを外して、細い方のホースを抜いてみました。
ゴムにはもう全く弾力がありません。
裂け目を指で引っ張ると、ビリビリと裂けてしまいそうなくらいです。
|
 |
そこで、特に劣化が酷い先端部分を5mmほどカッターナイフで切り取りました。
ホース長には多少余裕があったので、この程度なら短くしても大丈夫そうです。
このまま放っておくと、まもなくガソリン漏れすることは必死です。
|
 |
そこで、この「自己融着テープ」で補修しておくことにしました。
「自己融着テープ」とはブチルゴムでできたテープで、ビニールテープと違って粘着剤は使用されていません。引き延ばしながら巻いていくと、テープ同士が融着して接着されるというものです。
時間が経つと次第に、巻いた部分がゴムの固まりのように変化します。
|
 |
これは太い方のホースですが、ホースバンドで止める部分を除いて、ぐるぐる巻きにしました。
ゴムの劣化は紫外線と空気中のオゾンが一番の原因だそうなので、同じゴム質で覆っておけば、多少劣化を遅らせることができるのではないかと思います。
自己融着の効果で、ホースのゴムとも同化してくれるとありがたいのですが・・・・
|
 |
こちらは、細い方のホースです。
こちらも、ホースバンドで止める部分は薄めに巻いて、それ以外の部分は厚めに巻いておきました。
|
 |
さて、出来上がりはこのようになりました。
どうせ見えないところなので、不細工なのはご容赦下さい。
これで次の車検が来るまで、あと1年半くらい保ってくれるとありがたいのですが・・・・
もう手遅れだったかなぁ?!
|