2013年09月04日
127.北海道旅行 1日目
サンデー・パパは9月4日(水)から一週間の休暇を頂いたので、以前から行きたかった北海道へ旅行することにしました。
自宅は岐阜市なので、中部空港から飛行機に乗って、北海道はレンタカーで移動するのが定番です。
しかし、「あまのじゃく」のサンデー・パパは、どうしても407で北海道を走ってみたかったので、フェリーに407を載せて旅行することにしました。
利用したのは新日本海フェリーです。
往復とも個室の「ステートA」を利用したので、通常なら料金は大人2名と自動車で、
「49,000円×往復=98,000円」です。
ところが、『愛車でめぐる北海道
トクトク ドライブパック』 という旅行企画を使うと、小樽のホテル1泊を含めて、「73,000円」でOKなんです。
これなら、飛行機+レンタカーよりも大幅に安く上がります。
それに、なんといっても、のんびりと船旅を楽しめます!(楽)
フェリーは敦賀港から深夜1:00に出港しますが、乗船時間は前日の23:15となっています。
それまでに乗船手続きを済ませておかないといけないので、22:30までに集合です。
自宅の岐阜市から敦賀まで片道約100kmなので、この日は定時まで仕事した後、大急ぎで帰宅して風呂と夕食を済ませて、20:30に自宅を出発しました。
台風が九州に上陸しているうえに、低気圧の前線が東海地区まで伸びているので、道中は大雨でした。
「北海道は晴れてて欲しいなぁ・・・」
さて、いよいよ乗船です。
慣れないことなので、ちょっと緊張します。
前のクルマの後についていくと、係員が手招きしてくれるので、雨に濡れたスロープを登って船体の中に入っていきます。
船の中に入ると、今度は地下へのスロープを下りていきます。
係員の指示に従って、最初は前の人と同じ窮屈なスペースに案内されましたが、幅寄せしていたら別の係員の人がやってきて、「外車は幅が広いので、こっちに駐めた方が良い」と、こんな特等スペース!に案内してもらいました。
ここなら両脇ともクルマが駐まっていないので、傷つけられることもありません。(嬉)
クルマを駐めたのは「第1甲板」ですが、旅客が乗る船室は「第4甲板」から上なので、エレベータに乗って、「第4甲板」まで上がりました。
つまり、ビルでいうと、1階にクルマを駐めて、エレベーターで4階まで上がる訳です。
2階~3階は、トラックやコンテナが載っているようです。
エレベータを降りてエントランスに入ると、ビックリです!
4階~6階まで吹き抜けになっていて、こんなに立派なエントランスなんです!
いや~っ、これは凄い!
フェリーと聞くと、なんとなく「長距離トラックを載せるための運搬船?」という印象がありますが、実際はとんでもありません。このエントランスは一流のシティーホテル並みです。
というか、「ちょっとした豪華客船」並みです!(笑)
こちらは「第5甲板」にあるユーティリティスペースです。
喫茶コーナーとも共用になっていて、誰でも自由に休憩することが出来ます。
ホテルのロビーのような場所です。
こちらは、レストラン横のソファースペースです。
海を臨む大きな窓に向かって、自由にくつろぐことができます。
こちらはレストランです。
食事は、料理が乗った小鉢を、単品で選ぶことができます。
海を望む窓際の席がお勧めですね。
これは、宿泊する「ステートA」がある「第5甲板」の客室の廊下です。
この船(船名「すいせん」)は、全長225mもある大型船なので、客室の廊下の長さも半端ではありません。凄いでしょ?!
なにせ、2~4名定員の「ステートA」の客室だけでも、70室近くあるのですよ。
こちらが客室内です。
広さは、一般的なビジネスホテルのツインルームと同じくらいです。
サイドテーブルやスタンド、電気ポット。浴衣やスリッパ、歯ブラシやフェイスタオル、ドライヤーなどもあります。
設備は、化粧台、テレビ、冷蔵庫、クローゼットもあります。
写真を撮り忘れましたが、広い洗面台にシャワートイレまであって、浴室がないこと以外は、ビジネスホテルと全く変わりません。
浴室が無いといっても、深夜以外は朝から晩まで入れる大浴場があります。
しかも、なんとこの大浴場には、「露天風呂」まであるんですよ!
大海原を見渡しながら、海風を顔に受けて入る露天風呂は、本当に気持ちが良かったですよ!
最高でした!
さて、フェリーで是非見たかったのが、ポータブルブルナビの画面です。
「ステートA」の客室には船体中央に向かった窓があるので、ナビがGPSを受信してくれます。
敦賀港を出港した船は、現在、越前沖を航海中です。
どのようなルートを航行したか、ちゃんと軌跡が残っているのが面白いでしょ!
このナビは、GPSから割り出した速度も表示します。
現在の速度は、なんと「51km/h」!
全長225mもある巨船が、時速51km/hで航行するというのは、凄いですね~
モーターボート並みの速度です。
今日の海は少し荒れていましたが、揺れはほとんどありません。
遠くからかすかに聞こえてくるエンジンの振動のおかげで、この日はぐっすり眠れました。(笑)
朝、ふと目が覚めたら、佐渡島の沖合を航行していました。
敦賀を出航して約7時間でここまで来ました。
速度は時速52km/h ! 快調に飛ばしています。
朝食は、レストランで頂きました。
トレーの上には色々と乗っていますが、一品ずつに料金が設定されています。
バイキングのように好きなお皿を取ってきて、最後に料金を支払う仕組みです。
朝食後は、船の最後尾にあるデッキでくつろいでます。
雨は止みましたが、まだ曇り空のお天気です。
それでも、海風は心地よいですね~
10時頃になると、「まもなく、本船の姉妹船『すずらん』とすれ違います」という船内アナウンスがありました。
サンデー・パパが乗船している『すいせん』と、『すずらん』は全く同じ船体で、この2隻が北海道と敦賀を交互に行き来しているのです。
ですから、ここがほぼ中間地点という訳です。
帰路はこの『すずらん』に乗船するハズです。
その後、船内のロビーでは「ビンゴ大会」が始まりました。
今日は平日で旅客が少ないこともあって、サンデー・パパは、夫婦とも景品が当たりました!
特に僕は2等賞が当たり、「小樽オーセントホテル特製のケーキ」をいただきました。(嬉)
昼食は、大人しくラーメンにしました。
船上のレストランですが、なかなか美味しかったです。
午後からお天気も良くなってきて、デッキでの滞在がとても気持ち良いです。
船体が起こす波を良く見てみると、とっても早いことが分かります。
さすがに時速51km/hです。
いや~っ。本当に気持ちが良いです。
船の揺れはほとんど感じません。
こちらはフォワードデッキの展望席です。
残念ながら外には出られませんが、大きな窓があって景色は最高です!
その後、船内でチェロのコンサートが開催されました。
サロンの席に座ってのコンサートでしたが、けっこう楽しめました。
船内ではこんなイベントもやってるんですよ。
良いでしょ!
そろそろ日が沈んできました。
大海原に夕日をバックにして撮影です。
船はいよいよ津軽海峡を通り抜けてます。
時刻は17:36。
あと3時間足らずで、苫小牧に到着予定です。
夕闇の海もまた格別です。
苫小牧に着いたあとは、高速を使って小樽へ直行。
今夜の宿泊先「オーセントホテル小樽」です。
夜遅くに到着したので、このホテルは寝るだけでした。
けっこう立派なホテルだったのに、ちょっともったいなかったかな?(笑)
前の日記に戻る
次の日記に進む