2005年10月12日

31.シンガポール旅行(その3)

<シンガポール旅行3日目と4日目です>
3日目も朝8時40分にホテルにバスが迎えにきました。今日のバスはなかなか豪華で、シートは革張りでした。

最初の観光地は、ランを栽培している公園です。


広い丘のあちらこちらにランが咲いてました。


そのあとは、このジョホールバール海峡を越えて、マレーシアに行きました。国境を通過するので、パスポートを見せて出国と入国の手続きがいります。


マレーシアに入ると、シンガポールの綺麗な町並みとは違い、明らかに所得層が低くなったことを感じます。道路も建物もクルマも、全てボロっぽいんですよね。
マレーシアの物価はシンガポールの半分です。ですから、自動車でシンガポールを出国する際は、マレーシアで安いガソリンを給油しないよう、ガソリンが3/4以上入っていないと罰金$500を取られるそうです!!


マレーシアの最初の観光地はジョホールバールにある「アブ・バカール寺院」です。
信者以外は中に入れてもらえませんでしたが、これも雰囲気でてますよね。


ただし、入り口には安物の絨毯を売る怪しげな物売りがいて、「安いよ、安いよ」と声を掛けて寄ってきますが、無視無視です!
シンガポールにはこんな物売りは居ませんでした。お国柄でしょうね。


次は、マレーシア名物の「錫(スズ)」製品を売ってるショップです。


バナナやヤシの木の中にあって、屋根はバナナの葉で葺いてあります。南国ですね。


マレーシア伝統の「高床式」の建物と、民族舞踊を見せてもらいました。


ついでにフルーツも頂きました。


店内に入るとこんな感じで、売り子さんが沢山います。


ネックレスやブレスレットなどが沢山並んでます。
ちょっと怪しげな感じでしたが、それほど高価でもなかったので、家内のネックレスと娘への土産にブレスレットを買いました。何品か購入するとダンピングしてくれます。


次の観光地は、「サルタン王宮博物館」です。
かつてマレーシアの王様が住んでいた宮殿をそのまま博物館にしたもので、なかなか壮観でした。


でも、残念ながら宮殿の中は撮影禁止なので、写真がありません。


今度は、「ろうけつ染め」細工の実演と販売をやっているショップに連れていかれました。
綺麗と言えば綺麗ですが、お金を出してまで買うほどのものではありませんでしたね。と言うことで、このお店は何も買わずにパスです。


お店を出る頃になると、突然激しいスコールがやってきました。雷まで伴う凄いスコールだったのですが、ものの15分ほどで止んでしまいました。
ガイドさんによると、10月から2月頃までは雨期なので、毎日こんな天気なのだそうです。


昼食は、マレーシアの観光ホテルのレストランで、マレー料理のバイキングです。




「バナナの天ぷら」をはじめ、珍しい食べ物が沢山ありました。


デザートのお菓子なども「色鮮やか」なのですが、日本人にはあまりに「鮮やか」過ぎて、ちょっと毒々しい感じがしますね。個人的には、月並みですが「パイナップルジュース」と「ビーフカレー」が美味しくて勧めです。


その後はまた税関を通ってシンガポールに戻り、橋を渡ってシンガポールの南にある「セントーサ島」へ行きました。


この島にはオフィスや工場などは1軒もなく、島の全部がまるまる観光リゾート地になっている所です。
島内は黄色いシャトルバス(島内はどこまで行っても無料です!)がひっきりなしに走っていて、どこに行くにも不便しません。


各地の公園はこんな感じで、南国ムード満点です。


こちらは、高さ37メートルの「マーライオンタワー」です。


1階でシンガポールの名前の由来となった簡単なアニメ映画を見せてもらい、そのあとは内部にあるエレベータに乗ります。


エレベータで10階まで上がり、そこから階段を使って12階に行くと、そこが頭上の展望台。


頭上の展望台からの景色です。沖に見える海は、インド洋です。


こちらがマーライオンタワーの内部です。
あまり広くない階段があって、上り下りできます。
でもはっきりいって、この「はりぼて」のような内部は、見ない方が良いかも・・・?!


9階に降りると、ライオンの口(くち)の部分の展望台に行けます。


ここは島全体が公園なので、どこもとても綺麗です。


公園では、このように孔雀が放し飼いされてます。まるで、日本の公園の鳩のように、観光客がポップコーンなどを放り投げると、食べに寄って来ます。(笑)


島内を巡回するバスです。楽しそうですね。


セントーサ島のレストランで夕食を食べて、いよいよ今日の観光の目玉、「ミュージカル・フアウンテン」を見学です。
広い公園の正面に、このような大きな池と噴水があります。手前は、スタジアムの外野席のように、扇形をした階段状のベンチが設置されてます。このベンチに座って、噴水とレーザーのショーを見るのです。


開演時間は19:40ですが、座席はフリーなので、良い場所に座るためには1時間以上前に行って場所取りをしてないといけません。
この写真は開演30分前ですが、もう、空いている席は隅の方しかありませんね。
今日は平日だったのですが、これが休日の場合だと、2時間は前に席を取らないとダメだそうです。


さて、いよいよショーの開始です。ライトアップされた大きな噴水が、音楽に合わせて踊り出します。


ライトの色もどんどん変化していきます。
噴水も色んなパターンがありますね。嗜好が変わる度に、「うわ~っ」と大きな声が上がります。


今度は、霧状になった噴水に、レーザー光線で画像が映し出されます。
色んなキャラクターのアニメーションが、歌や音楽に合わせて踊ってます。


フィナーレが近づいて来ると、マーライオンタワーの目から、レーザー光線が出てきます。
マーライオンタワーの内部には色々な電気配線があったのですが、ただライトアップするためだけではなくて、こういった仕掛けのためだったんですね。マーライオンもショーの一部になってます。


噴水とレーザー光線、照明がとりなすショーは圧巻です。


いよいよフィナーレです。
火炎まで吹き上げてきて、迫力満点です。
約30分間のショーですが、いや~っ、楽しかったですね。一見の価値はありますよ。

ショーが終わると、バスに乗ってホテルに戻りました。
ホテルに預けてあった荷物を整理して、帰り支度しました。


帰りの飛行機は、「シンガポール発 01:05」という深夜発のシンガポール航空です。
夕食を食べてからだいぶ時間が経過したので、小腹が空いてきました。待ち時間に、空港で$4のホットドックを買って腹ごしらえ。


それにしても、チャンギ空港の第2ターミナルは、とても広大です。
動く歩道を何台も乗り継いで、ようやく出発ゲートにたどりつきました。


深夜の離陸です。


飛行機が離陸するとまもなく、客室乗務員がお夜食にサンドウィッチを配布してます。
「しまった、さっきホットドックを買うんじゃなかった! もうこれ以上食べられないゾ!」
でも、寝酒用に無料のワインを何杯もガブ飲みして、いつしか眠ってしまいました。

朝7時頃になると、このように朝食を配ってくれます。
夜食も食べたので、あまり沢山食べれませんでした。



という訳で、朝8時35分に中部国際空港に到着しました。
短かったけど、楽しい旅行でした。
最初は国内旅行にしようかと迷ったけど、この価格で海外に行けるなら、断然お奨めですね。
安いツアーは、食事や強制ショッピングなど、それなりの制約はありますが、それを斟酌しても十分価値がありますね。
何だか病み付きになりそうです!!!!

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