2008年03月07日

57.韓国旅行(3日目)

3日目は、とても良いお天気です。 朝、ホテルのカーテンを開けると、朝日がとても綺麗でした。


今日は終日フリータイムなので、自力でどこかへ朝食を食べに行かないといけません。 そこで、予め韓国の観光ガイド雑誌(るるぶ)に掲載されていた「タラのスープ」を出すお店「ブゴクッチブ・ドジュンコル」に行くことにしました。


場所は、ホテルから少し東に行った明洞地区の西側です。細い路地に入らないといけないので分かりにくい場所ですが、地図とお店の外観写真だけを頼りに探し当てました。
お店はそれほど広くない大衆食堂という感じですが、ほとんど満席状態で大繁盛です。 お客は地元のサラリーマンや商売屋さんばかりで、観光客は僕達しか居ません。 ちょっと気が引けましたが、勇気を出して入店します。 店員が指を3本立てて「3人か?」と聞いているようなので、こちらも3本指を立てて首を立てに振ります。 すると、「奥の席に座れ」とジェスチャーしてくれますので、指を差された席に座ります。


このお店は「タラのスープ定食?」しかないので、席に着くと、直ぐにこれらの料理が運ばれてきます。 店員さんが身振り手振りで簡単に食べ方を説明してくれましたが、念のために回りのお客さんを見渡して食べ方を学びました。
スープの中は、タラと豆腐とネギと卵が入ってます。タラの出汁がとても美味しいのですが、小鉢に入っている「アミエビの塩辛」を少しだけ入れると、塩味が効いて益々美味しくなります。 机に埋め込まれた容器のフタを開けると、中には「白菜のキムチ」と「ニラのキムチ」と「キュウリのキムチ?」が入ってます。これを好きなだけ皿に盛ってトッピングにします。 ご飯をスプーンにすくってスープに浸けて食べるのですが、これが美味しいのなんのって!! 絶品でした!! キムチも辛すぎなくて、とても美味しいんです!! 韓国に来て何度もキムチを頂きましたが、こんなに美味しいキムチは初めてです。さすがに地元の人達で賑わっているだけのことはありますね。 1人前5500ウォン(600円弱)なので、とてもお値打ちでした。


朝食後は、明洞の北にある宮廷「景福宮」(キョンボックン)を目指して歩きました。


昨日も寄り道した「清渓川」(チョンゲチョン)ですが、今日はもう少し下流の方を歩いてみました。


景福宮への道は、広い車道とこのように広大な歩道が続いてます。


ここら辺の道路は凄いですね。 片側8車線の交差点をクルマが一斉に曲がっていきます。


次第に山が近づいてきました。ゴツゴツした岩山の光景はテレビなどでよく見る風景ですね。今頃になって「そうなんだ。韓国に来たんだ」と実感しました。(笑)


20分ほど歩いて、やっと景福宮に到着しました。


広い敷地なので、遠くから見えていてもなかなかたどり着けません。いかにも、韓国の故宮ですよね。感激です!


暫くすると、この宮廷を護衛する兵士達の交代の儀式が始まりました。


民族音楽に合わせて、こんな装束の兵士達が行進してきます。


うわ~っ、これは楽しい! 見応えありましたね。 ちなみに、この儀式は門の外で行われているので、お金を払わなくても見ることができます。




↓この時の動画です。






30分近い儀式が終わると、兵士達は定位置につきます。定位置についたら、もう全く身動きしません。


全く身動きしないので、観光客の写真撮影の餌食になってました。


門の前にもこんな兵士達が構えてます。


うちの家族も記念写真を・・・(笑)


お仕事とはいえ、なかなか大変でしょうね~


宮殿の中には、更にこんな門がいくつもあります。


広大な敷地で、まるで王朝時代にタイムスリップした感じです。


でも、後ろを振り返ると、このように都会のビル街がすぐ側にあるんです。 この景色は、スケールが全然違いますが、浅草の浅草寺に似てますね。


極彩色の寺院がとても綺麗でした。


あまりに広大なので、端まで全て見学することはできませんでした。




それにしてもこの景色は、いかにも朝鮮国ですよね。


次は昼食を摂るために、また「仁寺洞」(インサドン)に歩いて向かいました。


今度はまたまた「るるぶ」に紹介されていた「ケンマウル・ミルバッチプ」という「うどん屋さん」?です。 お店の看板がハングル文字で読めないので、これまた地図と建物の外観だけで探し当てました。 お客はやっぱり地元の人ばかりで、観光客は僕達だけでした。


僕が注文したのは、「カルクッス」というアサリの出汁がきいた、とても美味しい韓国風の「うどん」です。 見た目はスパゲッティーのボンゴレと日本のうどんを足して2で割ったような感じですが、味はあっさりしていて美味しかったです。


家内が注文したのは、「マンドゥ」という、見ての通り「まんじゅう」風の餃子です。 日本の餃子と同じように、醤油とお酢を混ぜたタレにつけて食べます。 餃子に比べると大きくて、皮が厚くて具もたっぷりで、とても美味しいんです。 (本当は一人前で6個あったのですが、あまりに美味しそうだったので、写真を撮るのを忘れて食べてしまいました。笑)


娘が注文したのは、名前を忘れてしまいましたが「スープ餃子」のような料理です。 あっさり豚骨風のスープの中に、大きな餃子とトッポッキ、それに細長く切ったお肉も入ってました。これまた美味しかったですよ~。
ここでもキムチは食べ放題なのですが、日本人向けの観光レストランと違って、地元の人が入る食堂のキムチはやっぱり別格の美味しさなんです。 もう一度韓国に行くことがあったら、食事は是非とも地元の人気店に行きたいですね。


「仁寺洞」(インサドン)でお土産を買ってから、ぶらぶらと街を歩いてホテルに戻りました。 道中はこのようにビルの1階に色んな商店が並んでいて、地元の人も大勢歩いてます。


こうやって街を歩いているだけでも、観光気分が盛り上がってきますね。


添乗員さんとの待ち合わせまで少し時間があったので、「タリーズ」・・・、もとい「ホリーズ」(笑)でコーヒー休憩しました。


14:40にホテルのロビーで添乗員さんと待ち合わせの約束でしたが、時間になっても添乗員さんはなかなか現れません。


暫く待っていると、フロントの人が「サンデー・パパさん。お電話です!」と呼んでます。 電話に出ると添乗員さんからで、「道路が混んでいるので、バスの到着が遅れます」とのこと。帰りの添乗員さんは一度もお目にかかっていない人なので、少し不安になります。
結局1時間近く遅れて到着しました。「遅くなってごめんなさいね!」と謝ることしきりです。大急ぎでマイクロバスに乗り込んで、空港を目指します。 マイクロバスの運ちゃんは、やっぱりビュンビュン飛ばします。


飛ばしてくれたおかげで、出発の1時間半前に空港に到着しました。(笑)


空港内で免税品を受け取って、余ったウォンを日本円に両替しました。 広い空港なので、早めに搭乗口に行って待ちます。


帰りの飛行機も大韓航空で、18:50発の「KE751便」です。 今度はボーイング747(通称ジャンボジェット)です。


座席は一列が「3人掛け+4人掛け+3人掛け」の10人掛けです。 さすがにこれくらい大きいと、騒音も少なくて快適ですね。


機内では、簡単な夕食が出されました。 これは「ちらし寿司」ですね。 日本に到着するのは夜遅くなるので、助かりますね。


いや~っ、今回の旅行も楽しかったですね。 韓国は国内旅行と変わらない料金で旅行できるので、とてもお値打ちです。 機会があったら、今度は全日程フリープランで行ってみても良いですね!

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