2005年07月17日

28.産業技術記念館とノリタケの森

今日は三連休の中日です。中部地区の話題は「愛地球博」一色ですが、こんな連休に行ったら大変なことになるので、ちょっと趣向を変えて名古屋駅の直ぐ側にある「産業技術記念館」と「ノリタケの森」に、ベクトラを運転して行ってきました。


「産業技術記念館」はトヨタが紡績工場の跡地を利用して作った記念館なので、お役所が「地域活性化!」なんて掛け声だけで無理矢理作った施設とは違います。
立派なエントランスですが、入場料は1人500円と、とてもリーズナブル。「愛地球博」のチケットを見せれば、2割引なんです。おまけに、係員や案内の方々もとても親切で気持ちの良い応対でした。


中に入ると、紡績工場の建物をそのまま利用しただけあって、広いこと広いこと! 建物は、ず~っと先までこんな感じで続いています。


中には色んな紡績機械があって、初代の豊田佐吉が発明した紡織機などについて、係員のおじさんが親切丁寧に、実演を交えて解説してくれます。


たまたまお昼の時間だったので、私の付近に居る見学者は3家族程度だったのですが、それでもちゃんとしっかり説明してもらえました。


これは最新型の紡織機です。コンピュータで絵柄を作ると、自動的にこのように織ってくれます。
これはプリントではなくて、10色の糸を使った織り柄なんです。感心してしまいました。


こんなロボットもさりげなく展示してありました。
これは正しく「愛地球博」のトヨタ館で、一日並ばないと見ることのできないトランペット奏者のロボットではありませんか! 実際に演奏するイベントは無いようですが、録画されたイベント光景の映像と実物を目にして、結構感激してしまいました。


こちらは、自動車館です。ここでは、自動車を作る行程や歴史などを実物を展示しながら説明してくれる場所です。


上の写真のような木型から板金作業して、このように綺麗なボディを作る行程が説明されてました。 よくもまあ、昔はこんな面倒なことして自動車を作っていたものです。


こちらには、歴代のトヨタのエンジンがずらりと並んでました。 最新型のエンジンは、どれもとてもコンパクトですね。 改めて実感しました。


展示場にはこの通り、クラシカルなクルマがピカピカで展示してあったり、自動車製作の各作業工程などを展示してあって、機械好きの私にはとても見応えがありました。


中にはこんな衝突安全性試験をやったクルマも展示してあり、この時の映像なども見ることもできます。


こんなのを見ると、自動車の安全性についての重要性を、改めて実感しちゃいます。


自動溶接ロボットなども、全て実際に動かしてくれます。プレス機なんかが本当に動いていて、この展示場の電力消費量は、きっともの凄いんだろうなぁ。と変なところに感心してました。


展示場の隅の方に、こんなものも展示されているではありませんか!
これまた「愛地球博」で長蛇の列となっている未来型ビークルの本物です。アイススケートの安藤美姫がコマーシャルで楽しそうに乗ってましたね。実物もなかなか綺麗で、思いっきり未来を感じさせてくれます。


展示場はこのとおりとっても広いんですよね。おまけに連休中だと言うのに空いていて、とっても快適でした。 きっとみんな、「愛地球博」の方に行ってるからでしょうね。これはけっこう穴場でした。


乗っていたベクトラを「産業技術記念館」の駐車場(駐車は無料なんですよ!!)に置いたまま、今度は徒歩で「ノリタケの森」に行ってきました。
地図だと「産業技術記念館」と「ノリタケの森」はすぐ近所だと思ったのですが、入り口の場所の関係で、10分ほど歩きました。名古屋駅のツインタワーが直ぐ近くに見えてます。都心のど真ん中にこんな広い敷地の公園があるなんて、信じられない光景です。


広い庭園を通り過ぎると、こにような建物が現れます。


建物はいくつかありますが、特定のミュージアムやギャラリー以外は、ほとんど無料なんです。 建物の中はこんな感じで、ノリタケの食器類の即売所を兼ねてます。でも、単なる即売所と違い、とても品が良くて見ているだけでも楽しい感じです。


こんな展示もあります。展示の仕方も良いですね。


めったに目にすることのない高級品も展示されてました。
こんな高級品はとても手がでませんが、せっかく来たので、お値打ち価格のお皿を数枚買いました。 安物を買ったつもりでしたが、家に帰って開けてみると、とても品があって良い感じです。 やはり流石に世界の「ノリタケ」ですね。値段以上に高級感がありました。



前の日記に戻る
次の日記に進む