2006年10月08日

37.徳山ダムに行ってきました

今日は3連休の真ん中です。先日から試験湛水(たんすい)が開始された徳山ダムへ行ってきました。
徳山ダムの本格運用開始は2008年です。事業が計画されたのは1957年なので、なんと51年という気の遠くなるような歳月のプロジェクトです。
このダムは、黒部ダムなどに代表される「コンクリートダム」と違い、岩と粘度を積み上げて作る「ロックフィルダム」という構造です。下の写真は、国道から眺望した下流から見たダムの姿ですが、なんだか「大きなゲレンデ」のようで、比較物がないとその大きさが分かりませんよね。


こちらは、これから水没していく徳山村の光景です。


福井県側に向かって、細長い渓谷がず~っと続いています。


ここが貯水されていくんですね。満水になると、総貯水量は浜名湖とほぼ同じという、「日本一」のダムなんです。


もうすぐ湖の下に沈む、これは学校の跡のようです。


こちらは、川上から見たダムの光景です。
試験湛水(たんすい)が始まったので、少しずつ貯水が始まっているのがわかります。


これからなんと1年半かけて満水にしていくのだそうです。何もかも気の遠くなるような話です。


このダムは揖斐川に作られるのですが、ここへは福井県に抜ける国道417号線が沿っています。この417号線も水没するため、う~んと山の上の方に国道が付け替えられました。
この国道がまた凄くて、とんでもなく長~いトンネルや高い橋の連続です。なかでも圧巻なのが、この橋です。


まだ交通量は少ないので、橋の途中にクルマを停めて写真を撮ってみました。左端の谷間に徳山ダムが小さく写ってますが、この画像ではあまりよく見えませんね。


橋の上から、これから湖になる川上方向の眺めです。


岐阜方面から橋の手前を左折して脇道に行くと、この橋を展望できるスポットがあります。これまた、この写真では大きさが伝わりませんね。


ということで、同じ位置から、う~んとズームアップして写真を撮ったのがこちらです。
橋の上の黄色い丸の中に小さく写っている白い物体が自動車です。これで少しは大きさが分かりましたでしょうか?


上流の対岸を撮ってみました。対岸の右の方に白いガードレールが見えますが、左に行くに従って、次第にガードレールが見えなくなっていきます。
つまり、ダムで水位が上がってきたので、徐々に道路が水没していってるんですね。何だか感慨深いものがあります。


徳山ダムは岐阜市内から約70km程度の距離なので、片道1時間半程度のドライブになります。 途中の藤橋村に「ほしのふる里 ふじはし」という道の駅があります。この辺りにはコンビニもないのでトイレ休憩にはとても助かりますが、結構な利用客がいます。
ここで簡単に昼食を済まそうと「藤橋庵」というそば屋に入りましたが、そばが出てくるまで、なんと1時間近く待たされました。事前に食券を購入しているので、途中で他の店に行くこともできません。アルバイト店員ばかりなのか、調理の手際も客さばきも下手で、ちょっとうんざりでした。

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