2013年04月29日

54.エアコンホースの補修と毎度のオイル交換

昨日は良いお天気で、車内がとても暑くなってきたので、久しぶりにエアコンをON。しかし、ちっとも涼しくなりません。MFDを何度も操作してみましたが、ルーバーからは生暖かい風しか出てきません???
「これはひょっとして、エアコンの故障か?!」
ゴールデンウィーク後半に遠出を予定しているので、高速道路を窓全開走行なんてしたくありません。
これはいかん! と、自宅近所のいつもお世話になっているブルーライオンさんに直行!
直ぐにリフトアップして診断してもらったところ、エアコンのCPUや温度センサー類、コンプレッサーには異常なし。ただし、ガスが極端に減っていました。とのこと。
原因は、コンプレッサーからコンデンサーに向かうホースの、カシメ部分からガス漏れでした。さらに、コンプレッサーにも汚れがあるので、「もしかすとる、こちらからも漏れているかも?」との診断。(悲)
当然ながらこんな部品は在庫していないので、部品が届くゴールデンウィーク明けに修理することになり、取りあえずガスだけ補充してもらいました。
これで、エアコンからは正常に涼しい風が出てくるようになりました。

とはいえ、実際に抜けていた訳ですから、補充したガスはいつまで保つか分かりません。
遠出している最中に抜けてきたら、我慢の旅行になりかねません。
そこで、修理まで保てばよいので、自分でホースを補修することにしました。


クルマの下に潜るので、安全のために前輪をブロックの上に乗せてから、左右のサイドシルにジャッキを掛けて、ジャッキアップします。
さらに、ボディ中央にあるメンバーにもウマもあてがいます。

ジャッキ2台 → ウマ → 万一のブロック

と、三重の安全策を施してから、潜ります。





アンダーカバーを外してエアコン部分を見てみると、写真の赤丸で囲った部分が、ガス漏れでベトベトになっています。
さらに、青丸で囲ったコンプレッサーの部分にも汚れた跡があります。

う~ん。
ブルーライオンの工場長さんも言ってましたが、コンプレッサーからの漏れの有無は、微妙な感じがします。。。。。。


気を取り直して、補修する部分の汚れを「パーツクリーナー」で綺麗に落としました。

パーツクリーナーを使ったら、綺麗さっぱりしました。



ところで、このパーツクリーナーは、昨年、車検整備に出した際に、ブルーライオンさんからプレゼントで頂いたものです。

さすが、ブルーライオンさん。こんなことを見越してプレゼントしてくれたのですね。(笑)



そして、ホースの補修は、この自己融着テープを使います。
このテープは「ビニールテープ」に似てますが、全く異なるものです。

ギューと引き延ばして巻き付けると、テープが変質してきて、ゴムの塊になるのです。



ホースのカシメ部分に、この自己融着テープをグルグル巻きにします。
ビニールテープは厚く巻いてもあまり効果がありませんが。自己融着テープはゴムの塊になるので、ぶ厚く巻けば、それなりの効果があります。

ビニールテープと違って、かなり耐久性があると思うのですが、エアコンホースは温度変化が激しいので、果たしてどこまで保つでしょうか???

まっ、部品が来るまでの間だけ保てばよいので、何とかなるでしょう。(笑)



さて、せっかくジャッキアップしたので、ついでにオイルも交換することにしました。

407はこれまで「Mobile 1」を使ってましたが、今回使用するのは「BP super V Puls 5W-40」です。

このオイルは、1Lあたり送料を含めて600円程度ですが、れっきとした100%化学合成油です。
別名は「EURO Plus」という商品ですが、ちゃんと、ベンツ、BMW、VW、ポルシェなどの欧州車向け規格に適合しています。
コストパフォーマンスは抜群?! ではないかと思ってます。



今回のオイル交換で、もう一つの紹介ネタはこれです。

バインダーの表紙に使われているポリエステル板を切って曲げただけのものです。
さて、これは一体何でしょう??


正解はこうやって使います。

407をオイル交換すると、ドレンボルトの下にあるクロスバーに、抜いたオイルが掛かってしまい、それがクロスバーを伝って、あちらこちらがオイルでベトベトになってしまいます。

そこで、この自作グッズのお出ましです。
クロスバーに引っ掛けて、ドレンボルトを囲うように、装着します。



すると、このようにドバーッ!と抜け落ちるオイルがこのグッズを伝って、オイル処理パックに入ります。

クロスバーにオイルが掛からないので、これでガレージの床を汚すこともありません。

簡単な道具ですが、効果は抜群です!(笑)



今回は、オイルフィルターも交換します。

407は、このようにオイル処理パックの位置を上手に置くと、1つのオイル処理パックで、オイル交換とオイルフィルターの交換を同時にすることができます。

前回オイル交換してから約4千キロ走行しましたが、オイルの汚れはそれほどでもありません。
「Mobile 1」はロングドレンなので、本当は1万キロくらい無交換でも大丈夫なのですが、前回の交換からちょうど半年経ちましたので、そろそろ気分的に交換したかったのです。

これでオイル周りはすっきりです。(嬉)
 
<その後、修理完了!(2013.05.26)>


その後、407は修理のためドック入り。
その間、お借りしていた代車が、この307SWです。

見た目は塗装も綺麗だし、傷や凹みはほとんどありません。
乗った感じも、ボディのヤレやキシミはなく、乗り心地も良好。直進性も問題なし。
代車にしては「なかなか良いじゃん!」という印象。

視界も良いし、407と違って、とても運転しやすいサイズですね。
なんだか気に入っちゃいました。(笑)


でも、オドメーターを見てビックリ
なんと11万キロを軽くオーバーしてます!

でも、そんな多走行にしては、エンジンは快調ですし、ATも気になる変速ショックはありません。
以前に親戚の初期型の307を運転した時は、このAL4の変速ショックと、街中ではちっともシフトアップしないシフトスケジュールに閉口しましたが、このクルマはそんな不満はほとんど感じません。

これはけっこう名車では? と。。。


しかし、一つだけ問題が。。。。それはシート。

代車なのに、調子に乗って150km以上もドライブしたのですが、助手席の家内は1時間もしないうち、「腰が痛いよ~っ」と、乗っている間中、お尻をゴソゴソ動かし始めました。
運転していた僕は特に感じなかったのですが、帰宅して暫くしてから、次第に腰が痛くなってきました。
サイドサポートがしっかりしていて比較的固めなシートなのに、何でこんなに腰に来るのかなぁ。。。

それに引き替え、407のシートは柔らかくて大味な感じなのに、一日中運転しても腰が痛くなったことは一度もありません。長距離旅行では、連日8時間くらい何日も運転しましたが、全然大丈夫でした。

やっぱり、407は良いクルマです!!