2012年09月29日
53. HIDバルブとバッテリーを交換しました
うちの407は、新車登録から8年目となり、走行距離も5万キロ以上となりました。
休日に日帰りで遠乗りすることが多いので、必然的に帰路は夜間になります。
ヘッドライトを点灯させて走行することが多いためか、最近、純正のHIDが暗くなってきた気がします。
HIDバルブにも「寿命」があって、次第に暗くなってくるそうです。
それに、もともと色温度が低くて、最近のHIDに比べるとかなり黄色いのが気になってました。
そこで、HIDバルブを交換することにしました。
バルブの選択はかなり迷いましたが、フォグライトに仕込んだHID(LOUD製の色温度4500K)の色がとても真っ白で気に入ってたので、これに近いバルブが欲しかったのです。
そこで選んだのがこれ。
FET社製のCATZ「スプリーム ホワイト」(色温度5700K) 型式は「D2S」です。
社外品のHIDバルブは星の数ほどあり、価格もピンキリです。特に色温度が6000K超のバルブは「どうせ車検非対応だから・・・」ということか、品質なんか度外視の激安品が氾濫しています。
しかも、6000Kを超えると悪天候時の視界が極端に悪くなります。(プントで経験済み。。。笑)
FETには色温度4500Kの「ライジング ホワイト」という、悪天候でも見やすいバルブがありますが、純正は4300K程度なので、4500Kではあまり変わり映えしないと思われます。ネットの評価を色々と調べてみても、「純正とちっとも変わらない」「変り映えしないのでがっかりした」という評判が大半でした。
そこで、5700Kという、ちょっと中途半端な色温度(笑)が気に入って、この製品を購入しました。
FETなら品質の心配はないと思いますし、ネットの評判でも「悪天候時に見えにくい」という苦情はほとんどありません。
ただし、「ちょっと赤紫っぽい色」という評価が多いのが気にはなりますが。。。
ネットで探していたら、「FET オフィシャル オンラインショップ」で、「訳あり」との注釈つきで、「9,800円」で販売されてました。「この価格なら良いよね」と購入。
届いた商品にはどこにも「訳」が見あたらず。要は、単なる在庫処分だったということでしょうね。(笑)
407のヘッドライトバルブを交換するのは初めてなのですが、運転席側はライトの後側にスペースがあるので、交換作業はそれほど難しくありません。
ゴムキャップを外すと、このように赤い「イグナイター」が見えます。
この「イグナイター」を左に回すと、「カチッ」と言う音がして、イグナイターだけが外れます。
「あれれ? 配線も外れたけど、これで良いの??」
「イグナイター」は、ちょっと大きめのマッチ箱サイズです。
高電圧に注意のマークが、なんだか格好良いですね!
配線が勝手に外れた理由は、このコネクターの形状で分かりました。
これがコネクター部分ですが、「イグナイター」を左に回すと、コネクター奥の「爪」が出てきて、コネクターを外す仕組みになってます。
配線には高電圧が流れるので、取り外した「イグナイター」を配線と共にブラブラさせると、配線に余計なストレスがかかって断線などのトラブルが発生する可能性があります。恐らく、これを回避する目的なのでしょうね。
「イグナイター」を外すと、このようにバーナのお尻の部分が見えてきます。
写真右側で、下から上に延びている配線が、「勝手に外れた」(笑)配線のコネクターです。
バルブ(バーナ)を留めてある黒いプラスチックの輪を左に回すと、このように輪と一緒にバルブも外れます。
右側が購入したFETのバルブ。左側が純正のバルブです。
純正バルブは、PHLIPS(Made in Germany)と印字されてました。流石に純正品です!
でも、FETのバルブも純正品並みに作りがしっかりしていて、安心感があります。
FETの方は、セラミック棒の色が白く、発光部分の真ん中が、何やら赤っぽくなっています。
もしかすると、これが「赤紫っぽい色」と言われる原因なのかな?
助手席側は、バッテリーが直ぐ後にあるので、整備性はあまり良くありません。
手探りでバーナを外すことはできても、取り付けはかなり難しそうです。
とりわけ、「勝手に外れる」コネクターを元通りに取り付けるには、「指が吊りそう」になって、至難の業と思われます。(爆)
バーナは高圧電気を放電させるガラス管なので、絶対に傷つけてはいけません。
とても繊細な製品なので、無理な作業は禁物です。
そこで安全のため、バッテリーを外して作業することにしました。
バッテリーを外せば、ほらこの通り、作業は楽勝です!
ただしバッテリーを外すと、ラジオや時計、マルチインフォメーションディスプレイなどの設定が初期化されてしまうので、あと作業がちょっと面倒です。
そこで僕はいつも、予備のバッテリーをブースターケーブルで端子に繋いでから、バッテリーを外します。これなら、バッテリーを外している間も電力が供給されるので、設定が初期化されません。
でも、予備のバッテリーから電力が供給されているので、作業中にうっかりショートさせたら大変なことになります。プラスの端子部分に軍手を被せて、ショートさせないように慎重に作業します、
バッテリーを外したついでに、バッテリーも新品に交換しました!!?
実は、あらかじめバッテリーも交換するつもりで購入してありました。
僕は通常、4年毎にバッテリーを交換しています。
4年ではまだ使えることも多いのですが、これまでの経験から「突然死」の危険性が高まるので、「転ばぬ先の杖」で、必ず交換するようにしています。
前回バッテリーを交換したのは3年2ヶ月前なので、まだ僕の中では交換時期ではありませんでした。
でも、先日車検整備に出したDラーさんから、「バッテリーの容量が60%位に減ってますので、交換しませんか?」と診断されてました。
自分で補充電して回復を図ってきましたが、数日乗らないと「ライフウィンク」の目盛が一つ減ってしまうので、やはり交換時です。
写真の左側が新しく購入したバッテリー。右側が古いバッテリーです。
購入したバッテリーは、前回と同じくボッシュの「シルバー バッテリー」です。
ただし今回は、「シルバー X」という製品にグレードアップしました。
「シルバー」の型番は「SL-7C」でしたが、「シルバー X」の型番は「SLX-7C」となります
「シルバー」は「2年または4万キロの製品保証」ですが、「シルバー X」は「3年または4万キロの製品保証」となって、より長寿命となっています。
でも、価格は高くなっておらず、こちらのネット通販で送料込み「16,400円」で購入しました。
さて、こちらは交換後に自宅ガレージの壁にライトを照射したところです。
上側のライト帯が、今回交換したヘッドライト。
下側のライト帯は、HIDフォグライトのものです。
フォグがどちらかというと「緑白」といった感じになのに比べて、ヘッドライトは「赤紫」っぽいのが分かりますね。
「う~ん。期待してた純白とは、ちょっと違うかも??」
という感じです。
こちらが純正を点灯させた際の写真です。
この写真ではあまり良くわかりませんが、フォグやLEDポジション、LEDデイライトに比べると、ヘッドライトがかなり黄色いのが気になります。
こちらが、交換後の写真です。
ネットの評判通り、少し赤紫っぽいのが気になりますが、明るさは悪くありません。
こちらは純正の写真です。
同じく、写真では色の違いが伝わりませんが、ヘッドライトだけがハロゲンのような黄色っぽい色合いです。
こちらは交換後の写真です。
交換後に雨が降ってしまったので、残念ながら路面の色合いは比較できません。
実際に走行したところ、確かに路面が「赤紫っぽい」感はありますが、純正に比べると圧倒的に白さが際立っています。
そして何よりも、「老化した純正バルブ」より、確実に明るいのが嬉しいですね!!
ナイトランがかなり楽になりました。
少し危惧された「悪天候時の視認性」も、ほぼ問題ないレベルでした。純正よりも明るい分だけ、素直に「見やすいと」と感じられるものです。
「見た目」的には「もう少し青っぽい方が格好が良いのだけど・・・」という感じはしますが、この視認性は大正解ですね。