2008年09月14日

3.ETCを取り付けました

今日は407にETCを取り付けました。
ETC車載器は、ベクトラから移植したものなので、近所のオートバックスに行って車載器の登録を407用に再セットアップしてもらいました。再セットアップ料金は、2,625円でした。


この車載器はアンテナ分離型のタイプです。
車載器の本体はコンソールボックスの中に取り付ける予定なのですが、電源ケーブルやアンテナ配線の取り回しは助手席側の方が楽なので、アンテナケーブルは助手席側のピラーを這わせて、アンテナ部分はフロントガラスの中心から少し助手席寄りに取り付けました。


アンテナケーブルはウィンドの縁の内張りの中を通して、ピラー部分は内張りを少しだけ浮かして、このようにドア側に横断させます。
ドア部分はウェザーストリップを外して、内張りの中を通します。


電源は、グローブボックス内にあるヒューズボックスから取ることにしました。
整備マニュアルを参照しながら適当なヒューズを探します。
407の電源は、規定外の電流が流れるとエラー表示されることがあるそうなので、一番無難なのは「シガーソケット用」です。ところがテスターで測定してみると、イグニッションOFFでも電源が切れません! これでは使えません。
そこで目に止まったのは、このヒューズです。
整備マニュアルによると、このヒューズは「F22 (22) 30A 未使用」とあります。テスターで測定してみると、イグニッションオンのみ12V電源が流れていました。


このヒューズなら他の電装品に与える影響も無いのではないかと考えて、ヒューズからの電源取り出しパーツを使ってプラス電源を取り出しました。(これもベクトラからの移植品です)
ケーブルはヒューズボックスの右側の隙間を通して、ダッシュボードの裏側に引き込みます。


助手席のダッシュボードの下には、アンダーカバーがありますが、赤丸で囲った部分のナイロン製「つまみ」を左に回すと簡単に外れます。


アンダーカバーを外すと、こんなパイプがありました。
407は左ハンドルが標準なので、右ハンドル車でもブレーキのマスターシリンダーは左側に付いています。このため、運転席のブレーキペダルから助手席側まで、このような太いスチール製のパイプが横断していて、ブレーキペダルを踏むと、このパイプが回って助手席側のスターシリンダーを押す仕組みなんです。今どきちょっとインチキですよね。
ちなみに、フィアット・プントもオペル・ベクトラも、マスターシリンダーはちゃんと右側に設置されていました。


407のインチキ右ハンドル化は、こんなところにもありました。
これはブレーキランプのスイッチなのですが、こんなものまで助手席側に付いてました。
407のグローブボックスは、左ハンドルの名残でヒューズボックスも入っているため、とても狭いのです。特に左右の幅が少なくて、「もっと横幅を広げれば良いのに・・・」と感じていました。
ところが、このブレーキランプのスイッチ部分を避けるためにグローブボックスの横幅が狭められていたんです。下から覗いて見ると、助手席側のダッシュボード下は、使われてないいデッドスペースが結構たくさんありました。(>_<)


さて、「プラス」電源は確保しましたが、ダッシュボード下を探しても、「マイナスアース」を簡単に取れる部分が見あたりません。
仕方なく助手席側のサイドシルのカバーを取り外してみました。(サイドシルのカバーは、少し強く持ち上げると、取り外すことができます)
余談ですが、ウェザーストリップを通してきたアンテナケーブルをダッシュボー下に取り回す際も、このサイドシルカバーを外すと簡単に作業できました。


サイドシルカバーを外してドア前方の内張を少しめくってみると、なんとそこには、このようにボディアースが3カ所もありました。
これはラッキーですね。「アース取り放題です!」。。。。って喜ぶほどのことではないですけどね (^_^;)


ETC車載器は、コンソールボックス内に設置しました。
この場所を選んだ理由は、車外からETCカードが見えないことと、コンソールボックス底面に最初から「携帯電話用コネクター」の取り出し穴が開いていたことです。
この穴に針金を差し入れて、コンソールからアンテナケーケーブルと電源ケーブルを引き込みました。
このETC車載器は比較的小型なのですが、コンソールボックス内に垂直に取り付けると、カード挿入部分がフタに当たってしまうため、本体を斜めに取り付けました。取り付けは両面テープです。


アンテナケーケーブルと電源ケーブルは、コンソール左側の中を通って、ダッシュボード下に引き回すのですが、コンソールの側面パネルは、ネジ1本を外すだけで、このように簡単に取り外すことができます。おかげで、配線の処理がしっかりできました。
これで、ETCはバッチリ使用可能になりました!!


せっかく良質の電源を取り出したので、ついでにレーダー探知機も取り付けておきました。
このレーダー探知機もベクトラからの使い回しです
こちらの電源も運転席側のウェザーストリップの中を通して、ダッシュボード下に持ってきます。
助手席側から取り出した電源ケーブルを分岐して運転席側まで引き込んでおきましたので、ここに接続しました。
運転席と助手席の両方からアクセサリー電源が取り出せるようにしましたので、今後電装品を追加した際に便利です。