2013年08月18日

58.ポータブルナビの電源を小細工

先日、購入した「ユピテル」の「YPB508si」というポータブルナビは、安価なのに性能が良いので、とても気に入っています。
唯一の難点は、室内などでAC電源を使うには、専用ACアダプター(OP-E368)(3,150円)を購入しなければならない点です。また、複数のクルマで使用するには、シガープラグコード(67099-00N)(3,675円)を追加購入すると便利なのですが、これらは結構なお値段です。
類似品や他社製のアダプタを流用すれば安価に上がるのですが、このナビの電源コネクタは「ミニUSB」(Bタイプ)になっていて、しかも、パソコンのUSB端子などに繋いでも、充電はできても起動しない仕組みになっています。

パソコンのUSB端子の定格出力は「500mA(ミリアンペア)」までとなっていますが、このナビを起動させるには、「1A(アンペア)」程度の電力が必要なようです、
このため、十分な出力を持つ専用のACアダプターやシガープラグ以外では、ナビを起動させない仕組みになっているのです。

これが専用のコネクタです。
規格は「ミニUSB」(Bタイプ)なのですが、情報によると、内部で4番ピンと5番ピンが短絡させてあり、これをナビ側が感知して、専用品か否かを判別しているのだそうです。
何とかしたいと考えていたら、うちのHPをご覧になられた方から、
「YPB508siの本体を開けて、本体側のミニUSBの4番5番をハンダでショートさせたところ、汎用品のUSB電源とUSBケーブルでYPB508siを起動できるようになりました。」というメールを頂きました。

な~るほど、これは賢いですね!
しかし、ナビ側の基板部分は精密な構造になっているので、「虫眼鏡とピンセットを使って、かなり苦労してハンダ付けしました」とのこと。最近は老眼が進んできたので、これはハードルが高そうです。(笑)
そこで思い付いたのは、「付属の純正シガープラグのコードを途中で切断して、汎用のDC電源に使われている「EIAJ#2」規格のコネクタに付け替える」ことです。
シガープラグの本体を分解したところ、コードの内部は「赤のプラス電源」と「黑のマイナス電源」の2本だけでした。これならいけそうです!

さっそくネットの通販の「マルツパーツ館」で、「EIAJ#2の中継ジャック」と同じく「EIAJ#2のDCプラグ」を注文しました。

ジャックとプラグは一対あれば足りるのですが、別の工作を思いつくかも知れないので、念のために3セット購入しておきました。
価格は、ジャック側が1個105円。プラグ側が1個73円です。(安い! 笑)


ジャックの方は、ネジ式のケースを外して、切断したコードのプラス線とマイナス線を、内部の端子にハンダ付けします。
この程度の作業なら、僕でも楽勝です!(爆)


プラグ側も同じように、切断したプラス線とマイナス線を端子にハンダ付けします。


たったこれだけで、「自家製の変換ケーブル」が完成です。
ケーブルの長さは、使い勝手を考えて、20cm程度にしておきました。


さて、完成した「自家製の変換ケーブル」を汎用のDC電源(電圧5V)に接続してみました。

見事にナビは起動しました。成功です!

この他にもミニゴリラ用のシガープラグも試してみましたが、問題なしです。
これで、プントへの乗せ換えも楽勝です!

これで、家中に転がってるACアダプタとシガープラグが、全て使えるようになりました。
自宅に転がっていたものを全て集めたら、ACアダプタは5個、シガープラグは3個ありました。
(この他に、プントの車内にはミニゴリラで使っているシガープラグがもう一つあるので、全部で9個ですね。(笑))

いったいなんでこんなにあるのか考えた見たのですが、今は故障して廃棄した「携帯型テレビ」や「デジカメの充電器」「レーダー探知機」や「ミニゴリラ用に購入した汎用品」などなどでした。
これらは全て電圧が5Vで、コネクタは「EIAJ#2」規格で統一されているので、1A以上の出力さえあれば、問題なく使えます。ユピテルさんも、こういう汎用品が使えるようにしてくれると、助かるのですけどね~