10.オイル交換しました |
ベクトラは、中古車で購入時にオイル交換してもらっていますが、それから4000kmほど走行しましたので、そろそろオイル交換することにしました。
ベクトラのオイルを交換するのは初めてなので、どんなオイルを入れるか少し迷いました。
以前の愛車「マツダ クロノス」は、寒冷時にシリンダヘッドのバルブリフターから、とんでもない異音を発するほとんど故障状態だったのですが、カストロールの「0W-40」という超低粘度の100%化学合成オイルを入れてからは、なんとかごまかしながら走行することができました。
「さすがに化学合成オイルの威力!」と、感心して、先日プントにも同じラインナップの「5W-40」のオイルを使用してみました。
ところがプントに低粘度の100%化学合成オイルを入れると、やたらとエンジン音(メカニカルノイズ)が大きくなり、おまけにシリンダーとシリンダーヘッドの継ぎ目から、オイルがにじみはじめてしまいました。 |
 |
エンジンの設計が古い欧州車に、このようなオイルは相応しくなことを痛感しました(^_^;;
そこでベクトラには、「普通粘度の部分合成油で、品質の良いオイル」を入れることにしました。ホームセンターを徘徊した結果、BP社の「Vervis
Plus+」の「10W-40」を購入しました。
ホームセンターなどでよく特価で安売りしているカストロール製品と違い、BPのオイルはあまり安売りしている光景を見かけません。そんな点も、BPを選択した理由の一つです。
ただし、特価販売していない分、2缶も購入すると8千円以上の出費です!
2缶も購入した理由は、ベクトラのオイル交換量が5Lだからです。
余った3Lはプントのオイル交換量にピッタリなので、今回はプントと同時に交換しました。
|
 |
オイルフィルターは、「自動後退」店に行って、BOSCH製を購入しました。
もう一台の愛車プントは、純正品しか国内で販売していないので、ディーラーで購入すると1700円もします。
ところが、このBOSCH製品のベクトラ用は、なんと930円ほどで販売しています。
下手な国産車用より安価なので、オペルはこんな点でとても経済的なんですね。
|
 |
しかも箱の中には、ドレンボルトの交換用の銅パッキンまで同梱されていました。
ドレンボルトのパッキンは消耗部品なので、とても親切ですよね。
ベクトラをジャッキアップして、21mmのソケットレンチでドレンボルトを外しました。
5Lもあると、エンジンオイルが全部抜け出るのに結構時間がかかりますね。
|
 |
今度はオイルフィルターですが、下から見上げて、ちょっと嫌になってしまいました。
と言うのは、フィルターの取付部分の真下に、何かの配線ケーブルが敷設されているからです。どう考えても、フィルターを外した時に漏れるオイルが配線にかかってしまいます。
しかし、わざわざ配線を取り外して移設するのも面倒なので、今回はそのままフィルターを交換しました。オイルフィルターを取り外しても、ほとんどオイルが漏れない機構のエンジンもありますから・・・・。
結果はご覧の通り、フィルターを緩めた途端、オイルがドバドバ漏れてきました。
漏れたオイルはまともに配線にかかり、おまけに、エンジンブロックからオイルパンを伝って、ボトボト落ちてきました。最悪です(^_^;;
|
 |
気を取り直して古いフィルターを取り外し、購入したフィルターと並べてみました。
「ゲケッ! サイズが違う・・・」
右が取り外したフィルター。左がBOSCHのフィルターで、高さが1cmほど違います。
実は、このフィルターを購入する際に、少し気になっていたことがありました。
このフィルターの外箱に書かれている適合車種に、ベクトラのワゴンCDXは掲載されているのに、うちのセダンCDXが掲載されていなかったのです。ワゴンもセダンも基本的には同じエンジンのはずなので、多分問題ないだろうと勝手に判断して購入したんです。
|
 |
一番問題になるフィルターの取付部分を比べてみると、パッキンの径やセンターのボルト穴ピッチなどは同じようです。これなら、取り付けには問題無さそうです。
ただし、オイルの通り道となる穴の数と形が違います。純正は6穴に対して、BOSCHは4穴しかありません。でも、BOSCHの方が穴のサイズが大きいので、トータルでのオイル流量は大差ない感じがします。
念のために、BOSCHのホームページを参照すると、ワゴンもセダンも同じ適合番号になってましたので、多分問題無いんでしょうね。
|
さて、交換しての印象は、心なしかエンジン音が静かになった程度です。
今回同時にオイル交換したプントが、エンジン音が劇的に静かになって大感激したのに比べると、割に平凡な結果でした。
まあ、交換前のエンジン音もそれほどやかましくなかったので、こんなもんだろうなぁと思ってます。
高級なオイルは、それなりに安心感がありますからね。それで良しとしましょう。
|