2003年09月27日

18a.パソコンのマザーボード交換

サンデー・パパの3台の自作パソコンのうち、一番メインのマシン(Athlonの1GHz)が、突然死んでしまいました。
このパソコンは先日、電源ユニットを交換したばかりなのですが、今度はBIOSが全く表示されなくなりました。BIOSが立ち上がらないということは、マザーボードの故障でしょう。
しかしここではたと悩ました。セカンドマシンやサードマシンはスペックが低いので、この際CPUごとレベルアップして、パソコンの順位を入れ替えれば良いのですが、今回の故障は、我が家で一番のハイエンド(笑)マシンです。
セカンドマシンのCPUは「ソケット370」の「Celelon」ですし、サードマシンは「ソケット7」の「Pentium→改AMD K6-2」なので、せっかくの「Athlonの1GHz」(ソケットA)を活かすことが出来ません。(この判断が後で大間違いに・・・)
それと、このパソコンはWindows98SEとXPとのデュアルブートで使用しています。XPはマザーボードなどを入れ替えると、別のパソコンにOSをインストールしたとみなされ、ライセンス違反で使用できなくなるそうです。再インストール作業を行った上に、Microsoftに再認証を依頼するという面倒な作業を強いられます。
そこで思いついたのは、「全く同じマザーボードを購入して入れ替える」というもの。XPは、恐らくマザーボードのチップセットの種類で同一パソコンか別パソコンかを区別しているので、同じチップセットのマザーなら、騙せるのではないかと考えました。

早速、ヤフーオークションを物色したところ、全く同じマザーボードを発見!
入札者は私一人だったので、ずっと開始価格の1,000円でしたが、オークション終了間際になって、もう一名入札者が現れ、執拗に値をつり上げて来ました。おかげで、3回も延長させられ、やっとの思いで3,200円で落札しました。
このマザーボードは、ASUSTEKの「A7pro」という2~3年前のもので、チップセットはKT133が乗ってます。使えるCPUはAthlonとDulonですが、FSBが200MHzまでしか対応していません。
似たようなボードで、FSBが266MH対応品も沢山出品されていたので、この際、もう少しパワーアップするか?とも思いましたが、それよりも何とかXPを騙すことが先決なので、無理して同じボードを落札しました。

PCから取り外したマザーボードと並べてみると、当たり前ですが、何から何まで見た目は全く変わりません。箱の製品番号を見ると、下一桁の記号が異なってましたので、厳密には少し違う規格だと思われます。


マザーボードの交換は、HDやCD-ROMなど全て取り外さないといけないので、面倒です。各種の設定ピンがありますので、注意深く観察して、全く同じ設定にしておきました。


苦労の末、CPUを載せ替えて、いよいよ電源ON!
・・・・が、しかし、ありゃりゃ!やっぱりBIOSが起動しないよ!!
そんな馬鹿な! まさかCPUが死んでたの?
試しにセカンドマシンのCPUを取り外してみたら、やっぱりBIOSが起動しませんでした。
知らなかった・・・CPUが死ぬと、BIOSまで起動しないなんて・・・!!

こうなったら仕方がありません。今度はCPU探しです。
どこかに売れ残りがないかと、近所のパソコンショップ10軒近く回りましたが、こんな古いCPUはどこにも売ってません。
仕方なく、またまたオークションを物色し、同じサンダーバードコアのAthlonの1GHzを落札しました。
何人か入札者が居ましたが、終了2時間前に入札し、そのまま延長することもなく、3,200円で落札しました。


今度はCPUだけ差し替えて、電源ON。
今度はどうだ!!
と気合いを入れるまもなく、あっさりとBIOSが起動しました。(^_^)v

しかしここからが問題です。
マザーボードを元に戻すのが面倒だったので、今は新しいマザーボードになっているからです。果たして、XP君は新しいマザーボードにうまく騙されてくれるでしょうか?
BIOS画面が消えると、見慣れたデュアルブートの画面が現れました!。
よしよし、いいゾ!!
ここで「XP」の方を選択して、Enter!!
画面が暗くなって、ハードデスクがガリガリやってますが、なかなかいつものWindows画面が現れません。
ううっ!やっぱり駄目か!と思ったところ、見慣れない英語の画面が現れました。
「セカンダリーのハードディスクがFAT32でフォーマットされおり、システム構成が変わっている」「このままではWindowsを正常に起動できないのでスキャンディスクを行う」そんな感じのメッセージです。
だめもとで、「OK」を押すとスキャンディスクが開始されました。
スキャンディスクが終了すると、画面はまたまた真っ暗に・・・・
やっぱりこれまでか? と諦めかけたところ、見慣れたXPの開始画面が現れました。
次はXP君に何の文句を言われるか、ドキドキしながら待っていると、何事もなく正常に起動。
あれれっ?どうなってるの? と、試しに色々なソフトを起動してみましたが、全然問題なく使用できます。

やった!大成功です!

XP君は、まんまと騙されて、新しいマザーボードを同一PCと認めてくれました。
さきほどのメッセージは、どうやら以前のマザーボード使用者の設定が残っていたのが原因のようです。
最初に、BIOSの設定画面でシステム構成を認識させておけば、恐らく何のメッセージも出なかったのだと思います。
さて、結果的には、マザーボードが1枚余ってしまいましたが、ここで悪い癖が出てきました。
Athlonをもう一個買えば、もう一台PCができてしまうことに気づきました。

で、またまたオークションで、今度はAthlonの1.1GHzをゲット!
次第に相場価格が分かってきましたので、自分の思いの最高入札額3,800円ぴったりで落札。

FSBが200MHzのCPUは、266MHzのものに比べると割高になりますが、仕方がありません。こちらのCPUも問題なく稼働し、結果的には1割パワーアップとなりました。

さて、この次はどうしましょう。
セカンドマシンのCelelon800MHzと交換してもあまり変わり映えしませんし、サードマシンはAT規格のケースなので、使えません。今度は、安物のケースを物色しますか・・・・(笑)>
さてここで思ったのですが、このまま今度はハードディスクをまるまるコピーして、このマザーボードに接続すればどうなるんでしょう?。
何となく、もう一台XPのマシンの複製ができあがるような気がします。(それもライセンス認証なしで・・・・)

この辺りについては、また後日実験する機会があれば、お知らせします。

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