2022年12月19日

546.Clavinovaに買い換えました

うちの家内はピアノを弾くので、我が家にはグランドピアノがありました。


家内が音楽学校を目指すために両親が購入したものなので、かれこれ50年近く家内が愛着を持っていたピアノです。


ただ、グランドピアノは総重量が300kg以上あるため、普通の家では設置が困難です。 このため、平成元年に岐阜市に戸建を建てた際は、設置部分の床下をコンクリートで補強してもらいました。
しかし防音まで手が回らなかったことがずっと苦になっていて、平成13年に専用の部屋を増築しました。
床の補強は勿論こと、壁や天井や窓も防音対策を施したので、大きな音でピアノを弾いても屋外にはほとんど音が漏れません。おまけに応接室としても僕のテレワーク室としても使えて、大満足でした。


その後令和3年に兵庫県川西市へ中古住宅を購入して移住しましたが、床下の補強や防音まで手を入れらなかったので、このピアノは持ってこれませんでした。
でも岐阜市の家は売却したかったので、このピアノは一時的に両親の実家(今は空き家)に移すことにました。このために、僕が床下に潜ってDIYで床を補強しました。(笑)

ピアノの搬出は、数人がかりでクレーンを使う大がかりなものでした。




しかし頻繁に実家に戻る訳ではないので、ピアノはほとんど置き去り状態でした(汗)。そんな不合理を我慢するよりも、川西市でいつでもピアノを弾ける方が良いだろうと家内も考えを改めて、永年連れ添ってきたこのグランドピアノを売却することにしました。

今年12月11日に実家へ戻った際に、業者にピアノを引き取ってもらいました。




グランドピアノは足を取り外して立てて運びます。


実家の敷地は平坦なので、今度はクレーンは使わず全て人力作業でした。


このトラックは専用の運搬車なので、300kgのピアノを荷台に持ち上げるパワーリフトは勿論、アームクレーンや油圧アウトリガーまで装備した本格的なトラックでした。凄いですね!




グランドピアノの売却資金で、今度はヤマハのClavinovaを購入することにしました。
Clavinovaならピアノに近いタッチで弾けるうえに、床の補強は必要ないし音量も自由です。ヘッドホンで演奏することもできるので、僕が隣でテレビを見ていても差し障りありません(笑)。

そして12月19日。川西の家にClavinovaが届きました。
Clavinovaも重量は60kgで横幅もありますが、側板や足板が分解されて梱包されているので、普通の作業員2人で軽々と玄関から搬入出来ました。
組立作業も30分ほどで終了。晴れて我が家のリビングに鎮座することができました。


ちょうど5歳の孫の幼稚園が休園だったため、さっそく孫が弾いてみましたが、とても気に入ってくれました。


後生大事にされても誰も弾かないグランドピアノより、こちらの方が実用的で良かったのではないかと、僕は思います。(家内は複雑な心境のようですが。。。)

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