2024年03月15日
615. 内窓設置の準備作業完了!
今のわが家は、3年前に購入した築39年の中古住宅です。
水回りと内装、屋根や外壁はリフォームしましたが、サッシは古いままなので、開口部の断熱や防音が悪く、特に冬は結露が酷い状態でした。
このため雨戸に「デッドニングシート」を貼ってみたり、「隙間テープ」でサッシの隙間を塞いでみましたが、根本解決には至りませんでした。
そこで、「先進的窓リノベ2024事業」の補助金を利用して、安価に「内窓」を施工することにしました。
昨年も同様の制度はありましたが、僕が迷っているうちに予算枠が無くなり終了してしまいました(泣)。このため今回は2月に業者さんに発注。開口部12カ所(ガラスは24枚)の工事を依頼しました。さらに勢いで「子育てエコホーム支援事業」も使って、玄関ドアも交換です!(爆)
しかし、内窓を設置する窓枠は結露や日射で劣化してボロボロ状態です(泣)。2F出窓の棚板なんてこんな状態なんです。(泣)
そこで、劣化した部位に「ダイノックシート」を貼って化粧直しすることにしました。
「ダイノックシート」は幅1220mmなので、4m長を注文。届いたらけっこう大きくでビビりました。(汗)
こちらは2F出窓です。コーナーが全て出窓になっているため眺めは良いのですが、
棚板はこんな状態です。(汗)
そこでまず研磨です。サッシと壁紙をマスキングテープで養生して、一生懸命磨きました。
次にダイノックシートをカットします。出窓の全長は2m近くあるのでなかなか大変そうです(汗)。コーナーの柱を避けて貼るのは難易度が高そうだったので、手前と奥側の2分割にしました。2枚の継ぎ目の上に内窓を設置する予定なので、継ぎ目はラフで大丈夫!(笑)
シート裏面には接着剤が付いていますが、凹凸のある木部に確実に貼付するため、「ベルビアン」の「プライマーZ」というプライマーを塗布しました。ダイノックシート用プライマーが3Mから発売されていますが、「ベルビアン」はゴム系ボンドを溶剤で溶かしたような製品で、粘度が高くて木部に必要以上に浸透しないので都合が良いんです。
これをハケで塗布します。ハケは使い捨てになるので3本組の安物を2セット購入しました。
プライマーの缶から直接ハケに塗れないので、必要量だけヨーグルトの空き容器に移し替えます。
この容器を段ボール箱にガムテープで貼り付けました。液だれの受け皿だけでなく、容器をうっかり倒す恐れもありません。
シート貼付用の道具です。四角い白のヘラは今回新たに購入した専用品です。先細ピンセットは、カットしたシートやマスキングテープの切れ端を綺麗に取り除くのに重宝しました。(嬉)
プライマーが乾くのを待って、少しずつ裏紙を剥がしながら端からシートを貼っていきました。プライマーは強力なので基本的に貼り直しはできません。長くて大きなシートは扱いが大変なので、家内に手伝ってもらいながら慎重に作業しました。
シートが長いので途中で歪んでしまうこともありましたが、ヘアドライヤーで温めながら軌道修正しました。(笑)
コーナー部分は、裏紙を剥がさずに重ね合わせて、一度に2枚をカッターで切って貼り合わせました。
棚板の裏側までシートを巻きこんで、現場合わせでカットしました。我ながら仕上がりは上出来です!(爆)
こちらは1Fの出窓です。
シミだけでなく結露で板が腐りかかってます。。。(大汗)
こちらも入念に研磨して下地作り。
天板は175cm×60cmと大きく形も複雑なので、今度は実物大の型紙を作りました。
型紙に従ってカット。
仮乗せして細部を調整していきます。
プライマーを塗布して乾かしたら
今度は裏紙を何枚かに分割して真ん中から貼ってみました。我ながら妙案だと思ったのですが、途中から上手く裏紙を剥がせなくなってきました(汗)。やはりシートは端から貼っていくのが鉄則のようです。
複雑な形ですが、なんとか貼れました。(嬉)
側面から下側への巻きこみも上手くいきました。
2Fの腰窓もこんな酷い状態だったので
これも研磨して
シートを貼り付けました。
シートが剥がれにくいよう、コーキングで押さえます。
コーキングなんて簡単だと考えてましたが、とんでもありません!
均等な間隔でマスキングテープを貼るのが難しいし、同じリズムで均一な分量を絞り出すことができません(泣)。ヘラでならして仕上げようとしても、すぐに固まってゴテゴテになって見苦しい出来になってしまいました。(大汗)
苦労してシートの端を全部処理しました。
翌朝、窓はいつものように盛大に結露してますが
サッシの隙間をコーキングしたので、結露水は木部に浸み込んでいません。(嬉)
これで内窓設置の準備は完了しました。いよいよ来週は内窓工事です!
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