2010年12月06日

38.スタッドレスタイヤを購入しました

407は、車幅が1.84mで車重は1.6tを超えています。おまけに最低地上高は、ローダウン用ジャッキしか使えないほどの低さです。とても雪道を走行する気が起きないので、これまでスタッドレスタイヤは持っていませんでした。「雪が降ったら外出しない!」「どうしても用事がある時は、(スタッドレスを履いている)家内のプントで出掛ける」というポリシーでした。
しかし、最近は仕事でちょくちょく407を使用することがあるので、天候の急変に備えて、やはりスタッドレスがあると安心です。そんなこともあって、今年初めて407用のスタッドレスタイヤを購入しました。

407の標準タイヤは 215/55-17。このサイズのスタッドレスはかなり高価で、例えばBSのブリザックだと10万円を超えてしまいます。ホイールをインチダウンすれば安価に済みますが、407はブレーキキャリパーが大径なので、16インチにダウンすることもできません。
そこで、色々と研究した結果、PIRELLIの「ウィンター・アイスコントロール」が、性能の割にかなり安価に購入できることが分かりました。(ブリザックの半値以下です)

オークションで一番安そうなショップに注文したら、3日後に届きました。





このタイヤが安い一番の理由は、中国で製造しているからです!(笑)
しかし、メーカーの広告によると、「日本市場向けに開発」「独自のコンパウンド技術やブロック配置」「常に広い接地面積を確保する断面形状を採用」とか。そして、「氷雪性能だけでなく、高速走行時におけるドライ性能」と「耐摩耗性、低ノイズを実現した」とあります。
そうなんです。僕には、この「ドライ性能」も重要なんです。
スタッドレスを履いたからといって、わざわざ降雪時に出掛けるつもりはありません。あくまで、「万一のため」なので、実際の走行は99%ドライ路面になると思うからなんです。
以前のベクトラにはブリザックを履いていたのですが、凍結路は絶大な安心感がある反面、発砲ゴムが軟らかいため、ドライでのハンドリングは心許ないものでした。

ピレリのスタッドレスは初めての購入ですが、夏用タイヤは「ドラゴン」「P7」「P ZERO NERO」と履いてきて、どれもドライグリップやハンドリングの確かさは気に入ってました。
このスタッドレスにも、そんな期待を込めてます。

取付は、自宅から10分ほどの場所に、「持ち込みタイヤOK」というショップがあり、料金も比較的リーズナブルなので、そちらへ持ち込むことにしました。

しかし、407のトランクルームに載せられるタイヤ&ホイールは、2本だけ。


残りのタイヤ&ホイール2本とタイヤ4本の計6本!は、後席の足元と座席の上に何とか載せることができました。407は車幅がある分だけ、タイヤ2本を真横に積むことができるので、助かります。



<2010.12.12> 追加です。


今日、ドライ路面を60kmほど走行しました。
トレッドのゴムが軟らかく路面の小さな凹凸を感じないため、乗り心地は良好です。ロードノイズも小さくて、居住性はとても快適です。ただし、少し大きな段差や道路の継ぎ目を乗り越えると、「ドタン!」と、ちょっと大きめな音と振動があるのが少し気になります。
ハンドリングはとても軽くなりました。というか、手応えが減りました。(笑)
扁平率45%のNEROと比べてのことなので、当たり前ですが、普通に交差点を曲がる際でも、今までより少しより余分にステアリングを回さないと回頭しない感じです。また、素早くステアリングを切ると、挙動がワンテンポ遅れる感触です。浅いコーナーが連続するワインディングをハイペースで走行してみましたが、荒っぽいステアリング操作をすると、腰砕けになって挙動が乱れる感じです。
フロントタイヤに1t近い重量がかかる407に、トレッドの軟らかいスタッドレスで無理なコーナリングをするのですから、これは当然ですよねぇ。
しかし、試しに407のサスペンションをスポーツモードにしてみたところ、挙動の乱れはかなり押さえることができました。これはなかなか良い感じです。郊外路をハイペースで走行する際は、スポーツモードがお勧めです。
そして、評判通り直進性は良い感じです。
アスファルトが荒れて轍があったりすると、少し振られることがありますが、舗装状態が良ければ、直進性は以前履いていたミシュランの夏タイヤの「Pilot Precrda」と、さほど変わりありません。

総合的には、法外な速度で無理な運転をしない限り、ドライで不安を感じることはないタイヤです。慣れてくると、スタッドレスであることを忘れてしまいそうです。これで、この冬は407で安心して遠出できます!
あっ、そうそう、肝心の雪道性能は、まだ試す機会がありません。。。(爆)