2013年12月28日

4.スタッドレスに交換しました

先週納車されたばかりのイプシロンですが、天気予報は「もうすぐ雪が降る」とのこと。
早くもスタッドレスタイヤに交換する必要に迫られました。

でも、イプシロン用のスタッドレスはまだ購入していません。

実は、プント用のスタッドレスがそのまま使えそうなのです。

うちのイプシロンは、プラチナというグレードなので、「195/45-16」サイズですが、ゴールドというグレードだと、1インチダウンして、「185/55-15」サイズになります。
しかし、プント用のスタッドレスは、さらに1インチダウンの「175/65-14」です。

このため、タイヤ幅はかなり違いますが、直径は殆ど同じになります。
右側が純正タイヤ。左側がスタッドレスタイヤで、このとおり直径はピッタリです。

問題は、2インチもダウンして大丈夫か? ということですが、整備マニュアルを読むと、本国仕様には、14インチのラインナップもあるようです。

外した純正ホイールの裏には、この通り「LANCIA」の刻印がありました。

このクルマはクライスラーブランドですが、間違いなく「LANCIA」なんですよね。

ホイールサイズは、「6.5J-16」

オフセットは、FFとは思えない「30mm!」となっています。
国産車のFFでは、40mm~50mmあたりが多いのに、これはちょっとビックルです。


プントのホイールは、イタ車特有サイズ「PCD98mm」「ハブ径58.1mm」です。
それをこの特注スペーサーで「PCD100mm」に変換して、国産車用のホイールを履かせてました。

イプシロンはフィアット500のホイールベースを延長したシャーシなので、このスペーサーがまた利用できそうです。
そこで、プントを下取りに出す前に、特注スペーサーとボルトは取り外してました。
(右端にある3mm厚のスペーサーは、今回は使用しません)


スペーサーはプントの純正ボルトで装着してたので、プント用の中古ボルトをオークションでもう1セット購入して、そちらを装着してプントを下取りに出しました。

ただし、特注スペーサーを取り付けるのには、プントの純正ボルトが少し長すぎたので、左側のようにグラインダーで削って短くしました。以前、プントはこの加工を怠ったので、リアのドラムブレーキの内部を壊してしまいました。

今度は同じミスをしないよう、イプシロンのホイール内側へのボルトの飛び出し量を測定しました。
飛び出し量は18~19mmでしたので、プント用のボルトを5mmほど削りました。
これで今度は大丈夫でしょう。


こちらがイプシロンのリアブレーキです。

見た感じでは、プント用と全く同じに見えます。

ハブの部分が少し錆びていたので、ワイヤーブラシで磨いておきました。


そして、特注スペーサーを装着。

同じフィアット系列のパーツなので、ハブのサイズもピッタリです!
ちょっと力を入れないと外れないほど、スペーサーはガッチリ組み付けられました。


フロントもこの通り、ピッタリです。

このスペーサーの厚みは20mmあります。
これだけ外側にホイールが出ることになりますが、オフセットは大丈夫でしょうか?。


これはフロントですが、ジャッキアップしてタイヤを外したら、こんな部品を発見しました。

サスペンションのロアアームから、複雑なリンクを介してセンサーらしき黒い箱が繋がってます。
これは、車体の傾きを検知するためのものでしようね。

イプシロンには、「EBD」というコーナリングや走行状態に応じてブレーキをコントロールする装置が付いています。この箱は、車体のロールを計測するセンサーだと思います。


そして、スタッドレスタイヤを取り付けました。

このホイールのオフセットは38mmです。
20mmのスペーサーで、トータルのオフセットは「38-20=18mm」ですが、車体からはみ出ることはありませんでした。
この通り、まだあと10mmくらい外に出しても大丈夫そうです。

正面から見ると、タイヤのトレッドは、1/3くらい見えてますが、この程度なら、下品な感じは全くありません。


リアはこんな感じです。

リアはまだまだ余裕があります。


ただ、タイヤ幅が細くなってしまったので、全然迫力が無くなってしまいました。

まあ、仕方がありませんね。
スタツドレスは実用性重視ということで。。。。


2インチダウンした14インチは、こんな感じです。

こちらもはっきりいって、迫力不足です。(汗)

でも、「これが純正ですよ!」と言われれば、「そうですか」と思ってしまいます。
イタリアロケのテレビ番組なんかには、こんな感じのイプシロンが沢山走ってたような気がします。(笑)


足元が細くなると、ボディが余計に肥満気味に見えます。(笑)

でも、可愛いクルマなので、許してあげましょう。